日刊紙30紙を発行する米新聞グループ大手マクラッチーが21日発表した2009年4〜6月期決算の純利益は、4221万ドルと前年同期の2・1倍となった。売上高は25%減の3億6533万ドルと大幅減収だったが、大規模な人員削減などのコストカットが利益を押し上げた。 売上高の柱の広告収入は30%も減ったが、米メディアによると昨年同社は約3分の1に当たる人員を削減していた。広告収入について同社は、4月から6月にかけて減少幅が圧縮されていることなどから、環境が「改善されつつある」と先行きに期待感を示した。(共同)