ネット進歩、変わる意識 若い世代、送受信多いほど他人信頼2010年7月4日 暮らしに欠かせない存在になったインターネットや携帯電話、デジタル化といった技術の進歩が、人の意識や行動、政治への関心にどのような影響を与えているのか――こんな視点からの様々な研究が国内外で続けられている。ある研究からは「ネットが身近にある中で育ち、メールや交流サービスなどに親しんできた世代は、その上の世代よりも、人を信頼し、異なる立場の人や意見に寛容になっている」といった可能性が浮かび上がる。情報通信の進歩が、人々に与える影響が少しずつ明らかになってきている。(坂田達郎、小宮山亮磨) ●若い世代 送受信多いほど他人信頼 東大大学院情報学環の橋元良明教授は1990年代から、ネットを通したコミュニケーションなどの新たな姿を明らかにしようと、研究を続けている。 07年には、電通と共同で若者の変化を探ろうと調査を始めた。0