国民負担500億円増=原発賠償支援、回収に18年超−東電調査で再度試算・検査院 福島第1原発事故の賠償資金などに充てるための国から東京電力への財政支援が上限の9兆円に達した場合、弁済期間は最短でも18年、税金で負担する利息は最大1264億円に上ることが23日、会計検査院の調査で分かった。国民負担は2013年10月の調査報告より約500億円増加。東電の経営状態次第でさらに増える可能性があり、検査院は「東電はさらに経営健全化や企業価値向上に努める必要がある」と指摘した。 東電に関する調査報告は2回目。13年12月に支援の上限が5兆円から9兆円に引き上げられるなどしており、14年末の状況で再度試算した。(2015/03/23-17:14)2015/03/23-17:14 次の記事へ