カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた元衆院議員秋元司被告(52)の控訴審判決で東京高裁は22日、懲役4年、追徴金約758万円とした一審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。被告の弁護人は判決を不服とし、即日上告した。被告は再び勾留されたが、弁護側の請求が認められ、同日夜に保釈された。被告によると、保釈保証金は2千万円。 秋元被告は捜査段階から一貫して否認。弁護側は控訴審で、議員会館で現金の授受があったとされる日時に被告はその場にいなかったとし、一審が根拠にした贈賄側の供述は信用できないとして改めて無罪を主張した。