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ブックマーク / blog.a-utada.com (25)

  • 映像コンテンツ企業の考え方を変えたユーチューブ: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ユーチューブは、コンテンツについての メディア企業の考え方を変えた。 これは、大きな変化のきっかけになるかもしれない ●名よりも実をとり始めたテレビグーグルは10月9日、人気動画配信サイト『ユーチューブ』の買収を発表した。ユーチューブは買収後も独立のブランドで事業を続け、著作物の使用 を検知するシステムを年内をめどに導入するとのことだった。音楽企業は、その仕組みを使ってかたわらに広告を出すことで、楽曲の使用を認めた・・・・とい う話を前回書いたが、ユーチューブはまた、大手テレビ局のCBSとも同様の興味深い提携を発表している。 CBSは、ニュース、スポーツ、エンターテイメントの短いビデオ・クリップをユーチューブで流し、さらにCBSのコンテンツをアップしたユーザーの動画について、 「削除を求める場合もあるし、CBSの裁量によって、そのままにすることもある。CBSがそのままにすることを認める

    sarutoru
    sarutoru 2006/11/06
    アメリカの場合は、裁判所からして、新しい技術を推進する方向で判断できるものならしたいというムードが、裁判の判決文などにも漂っていることがある
  • 「みんなの意見は案外正しい」というのはほんとうか?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ネットで起こることは、ポピュリズムなのか、 賢明な大衆社会の出現なのか。 アメリカのベストセラーが、 それについての指針を示している。 ●釣りバカ社員は雇うべき? ネットの役割が大きくなればなるほど、みんなの意見が正しいかどうかが重要になってくる。 ショッピング・サイトなどでは、利用者の感想を見て購入することが多くなってきたし、政治や経済の話もブログの意見を参考にしたりする。あるいは「教えてgoo」やカカクコム、メーカー・サイトのフォーラムなどでは、利用者どうしが教えあう。 金融関係のコラムニストのスロウィッキーが書いた『「みんなの意見」は案外正しい』の邦訳の帯には、梅田望夫さんの話題の『ウェブ進化論』の一節が引用されている。 「『次の一〇年』は『群衆の叡知』というスロウィッキー仮説を巡ってネット上での試行錯誤が活発に行なわれる時代と言ってもいい」。 たしかにネットは、「みんなの意見は案

    sarutoru
    sarutoru 2006/10/31
    賢明であるためには多様性や独立性、分散性が必要だとスロウィッキーは言うが、おそらく程度の問題はあるだろう。どの程度、多様であったり分散的であったりする必要があるかも重要だ
  • 今後の社会の雇用制度はどうなっていくだろうか。: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    社員のクビを切れるようにすべきということが、 もっともらしく主張され、支持も集め始めている。 どういう雇用制度が待っているかを考えてみると‥‥ ●雇用をめぐる論理、正しいのはどれ? パオロ・マッツァリーノなるイタリア生まれの30代が書いたとされる『反社会学講座』は、単行化もされて話題を呼んだが、もともとはネットで公開されている。その第6回「日人は勤勉ではない」はこう書き始めている。 昼間から寝ているホームレスを見て、「みんなが頑張っているのに」と腹を立てるのは間違い。みんなが頑張ると共倒れし、不況は深刻化する。 タクシー業界がいい例で、売り上げが減少したからと台数を増やして頑張るので、一台あたりの売り上げがいよいよ落ちこんだ。 ホームレスになってくれている人がいるおかげで、残った人はいつなげるわけで、勝ち組は負け組に感謝すべきだ。「それなのに、なんですか。いうにこと欠いて、ホームレス

  • 長時間労働しなければならない理由: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ここ100年短縮化に向かっていた労働時間が ふたたび長くなりだしたという。 豊かな社会になっても 長時間働かなければならないのはなぜなのか。 ●より若い層に回り出した仕事の負担 7月末に社会経済生産性部のメンタルヘルス研究所が公表した「心の病」についての調査結果は、ショッキングなものだった。 回答した上場企業の62パーセントで「心の病」は増えており、とくに30代の増加が著しいという。02年の調査に比べて20パーセント近く増えている。 成果主義はいまの30代前半が20代のときに導入され、先輩社員は後輩の面倒を見る余裕がなくなった。いまの30代は十分な教育を受けられず、責任の重い仕事に就くようになってストレスが高まっているのではないかと、同研究所の研究員の分析が新聞では紹介されていた。 実際、管理職の若返りは進んでいるようで、技術職の30代がある日突然中間管理職になり、上司と部下の間に挟まれ

    sarutoru
    sarutoru 2006/09/12
    1975年から20年間の日本の統計をもとに、生産性上昇の4分の3は消費の増加に使われ、余暇時間の増大に貢献したのは4分の1にとどまっているという
  • 正社員も非正社員も不幸になっている現状でいいのだろうか: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    いくら働いても貧乏から抜け出せない人が増える一方で、 正社員は、ますます長時間の労働を強いられている。 救いのない現実に解決策はないのか? ●規制改革と格差の拡大 いくら働いても貧乏から抜け出せない人たちの生活を追ったNHK特集「ワーキングプア~働いても働いても豊かになれない~」はショッキングなレポートで、ネットでも話題になっていた。 「大学や高校を卒業してもなかなか定職に就けず、日雇いの仕事で命をつないでいる。正社員は狭き門で、今や3人に1人が非正規雇用で働いている。子供を抱える低所得世帯では、べていくのが精一杯で、子どもの教育や将来に暗い影を落としている」 とNHKのサイトでは紹介されているが、子どもを大学に行かせようとアルバイトまでして働いても年収200万にしかならない父親や、努力しても仕事を見つけられない青年の話などが放映された。 04年の「全国消費実態調査」によると、年収200