ユーチューブは、コンテンツについての メディア企業の考え方を変えた。 これは、大きな変化のきっかけになるかもしれない ●名よりも実をとり始めたテレビ局 グーグルは10月9日、人気動画配信サイト『ユーチューブ』の買収を発表した。ユーチューブは買収後も独立のブランドで事業を続け、著作物の使用 を検知するシステムを年内をめどに導入するとのことだった。音楽企業は、その仕組みを使ってかたわらに広告を出すことで、楽曲の使用を認めた・・・・とい う話を前回書いたが、ユーチューブはまた、大手テレビ局のCBSとも同様の興味深い提携を発表している。 CBSは、ニュース、スポーツ、エンターテイメントの短いビデオ・クリップをユーチューブで流し、さらにCBSのコンテンツをアップしたユーザーの動画について、 「削除を求める場合もあるし、CBSの裁量によって、そのままにすることもある。CBSがそのままにすることを認める