冤罪をほどく 〝供述弱者〟とは誰か 著者: 中日新聞編集局 秦融 本体価格: \1,800(税別) サイズ: 四六判並製 312頁 ISBN: 4-8331-1144-7 発行年月: 2021年12月刊 数量 ■内容説明 「私は殺ろしていません―」。獄中で無実を訴え、12年間書き続けた350余通の手紙…。冤罪の罠にとらわれる〈供述弱者〉の存在を明るみに出し再審無罪へと導いた画期的な調査報道は、いかにして可能となったか。 ■目次 Ⅰ「私は殺ろしていません」─無実を叫ぶ三五〇通余の手紙─ 冤罪の調査報道の始まり 「検事さんへの手紙」は何を意味する? 「障害」の可能性 供述調書は迫真性のある〝作文〟でしかない フェイク情報に踊らされる 県警の「前時代的な捜査」 〝たたき割り〟捜査の犠牲者は二人 埋もれていた〝もう一つの〟冤罪事件 警察署長は会見でしらを切った 獄中からの手紙は「真実の声