全国市議会議長会、全国町村議会議長会が5日、傍聴者の服装や持ち物、禁止行為を定める標準議会傍聴規則を改訂した。議会運営のデジタル化を踏まえ、会議中の携帯電話端末の利用について初めて規定。全国都道府県議会議長会も昨年10月までに同様の改訂をすでに行った。各議長会によると、傍聴者の入場に関する条項は1960〜70年代に定められた規定が多く、大幅な見直しはおよそ半世紀ぶりとなる。生活ニュースコモンズが昨年12月に全国20政令市を対象に行ったアンケートでは、傍聴者が議事録を事前に確認したり、会議中に閲覧したりする環境には制約が多い実態が浮かんだ。傍聴席は地方自治の現場を知る玄関口。各地方議会は傍聴のあり方を改めて見直し、「開かれた議会」を住民の目線に立って議論していく必要がある。 スマホ利用を初めて規定 傍聴席で議会資料の閲覧可能に 標準傍聴規則ではこれまで、傍聴席における携帯電話を含む電子機器の
