4月29日から5月3日まで米国を訪問し、TPP交渉や安全保障について、米国議会関係者などと、直接、情報交換・意見交換を行ってきた。 毎年この時期に訪問し定点観測をしているが、本年は、安倍総理の訪米の時期と重なったこともあり、日本に対する関心が例年より高いと感じられた。 また、米国議会におけるTPP交渉に関する関心もこれまで以上に高まっていることも実感できた。特に、オバマ大統領に一括交渉権限を与えるための、いわゆる「TPA法案」の審議が大詰めを迎えていることもあり、米国メディアも、連日、TPP交渉について取り上げていた。 そんな中で、私にとって訪米の最大の目的は、TPP交渉のテキスト(文書)が連邦議会議員に対して公開されているのかどうかを直接確認することであった。 USTR(米国通商代表部)のホームページを見ると、アメリカでは連邦議会議員にテキストが公開されているようであり、日本も同様の対応