アニメーション目まぐるしく話が進み、こりゃどうしたもんか。事前情報の通り、平松禎史コンテ・作画監督回の6話は出色の話数でしたが、それ以上に物語の進展から目が離せず、前半の完結と呼ぶに相応しい決着。暗躍を続け、一躍独裁者となった直井文人が目下の“敵”として描かれ、「神を選ぶ世界」を主張する直井視点の導入、神となったからには神に逆らう愚鈍な行為は安らぎという名の催眠術、制裁によって成仏させる――。たとえ、一方的な暴力だったとしても。一見、直井は何を言ってるんだと考えてしまう行動・思想なのですが、SSSが天使を一方的に攻撃していたことを踏まえると、立場が裏返り、理不尽を受ける側の視点になっただけなんですよね。血みどろとなって陰惨な描き方がされていても、肉体的損傷は回復し、死なない以上、大差がない。直井は嬲るのがお好きなようで、そこはゆりと決定的に違うのだけれど。ここで考えたいのは、キーパーソンの