メンバーの大半が育休明け――。リクルートには、そんな「ワーキングマザーだらけの営業グループ」がある。しかも、2011年4月のチーム発足以来、全期で目標を達成。最初の期末ではMVPを獲得した。 こうも堂々たる業績を見せつけられると、このチームが、日本企業にありがちな、見せかけばかりの「女性活用推進プロジェクトチーム」ではないことがよくわかる。はたして、育休取得後の女性が、いきなりフル加速で実力を発揮できるチームとは? そのリーダーこそが、リクルートキャリア新卒事業本部営業統括部営業1部5Gマネジャーの堂薗稚子(どうぞの・わかこ)さん。この人の歩みを聞くと、なぜ「ドリームチーム」が実現できたのか、なるほど合点してしまう。 堂薗さん自身、8歳の女児と2歳の男児を育てる母親だ。一方で、仕事の鬼でもある。92年入社以来、リクルートの基幹事業である人材畑一筋。営業や企画の担当として、つねに第一線をひた
![リクルート”最強の母”の、脱・出世戦略](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/892d7699aafe1a246c208f6ca6d4af750cde80d4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F3%2F1200w%2Fimg_73560889ebd0ca224428c4f69f3a363e14605.jpg)