「買う人」と「飲む人」は必ずしも一致しない─。常識ではあるものの、うまく対応した成功事例が少ないこの課題にコカ・コーラグループが取り組んで着々と成功を収めている。4000人規模で買う瞬間の動機を調査したデータベースを武器に戦略を練っている。 2008年、コカ・コーラグループは1年がかりで大型キャンペーンに挑んでいる。 毎月異なる企業と組んで炭酸飲料「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」「ノーカロリー コカ・コーラ」の家庭内消費を促す「Coke&Meals」(C&M)という試みだ。協賛する食品メーカーの商品などが1.5リットル(ℓ)のペットボトルのネック(首の部分)に付けられている。豪華なおまけはスーパーマーケットの来店客の目を引く。各月ごとに季節感のある料理を決めて、相性の良さを訴えて食卓でのコカ・コーラの存在感を高める。 一般に、飲料と食品といった関連性があるものをまとめて陳列する販売促
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