以前このブログで、選択肢はある程度あった方がいいが、選択肢を無制限に増やすことは、逆に顧客にストレスを与えてしまうという分析結果について書いた。この「選択肢のパラドックス」の回避方法のひとつがキュレーションである。 このキュレーションを上手く使い売上を伸ばしているのが、約一年前にスタートしたワイン専門の定期購入型ECサイト「Club W」だ。 同サイトは、膨大な種類のワインの中から、ワイン専門のキュレーターが顧客の好みに合わせて、商品を絞り込み、簡単に定期購入できるサービスを提供している。2012年3月のサービス開始から既に10万本を出荷し、8カ月間で200万ドル(1ドル=93円換算で約1億8千万円)を売上げた。今年の2月には、ベンチャーキャピタルから310万ドル(1ドル=93円換算で約2億9千万円)の資金調達にも成功している。 従来のワイン販売に、キュレーション+定期購入型のビジネスモデ