<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム> 新井体制2年目の現時点で、もっとも成長した選手かもしれない。2年前まで1軍に定着していなかった矢野雅哉内野手(25)が今季、広島の遊撃手のレギュラーとして欠かせない選手となりつつある。 【動画】広島矢野雅哉が好プレー 猛ダッシュで追いかけフェンスに激突も落とさず 入団時から守備力、強肩はチームでもトップクラスと評価されていた。だが「打撃が課題」「足は速い方でも特別速いわけではない」という評価も付け加えられていた。 昨季序盤から遊撃の守備固め、代走として1軍に定着した。出場数、打席数はほぼ前年の2倍。遊撃手として出場した試合は前年の12試合から83試合に増え、代走での出場も前年の9試合から26試合に増えた。実戦での経験によって、荒々しかったプレーに落ち着きと柔らかさが出てきたように映る。矢野自身、昨季の経験が今季の落ち着きにつながっていると感