本堂の新築、往時の姿再現 函館 (05/24 16:00) 西本願寺函館別院の新しい本堂の完成予想図 【函館】函館市東川町の浄土真宗本願寺派(西本願寺)函館別院は、老朽化した本堂の新築工事に着手した。新しい本堂は、1934年(昭和9年)の函館大火で焼失したれんが造りの建物外観をできる限り再現し、金森倉庫などとの街並みの連続性にも配慮した。 新しい本堂は、鉄筋コンクリート造2階建て。一番高い部分で約22メートルの高さがあり、総床面積約2545平方メートル。総事業費は約7億3400万円で、2013年3月の完成予定。 道内最初の西本願寺の別院である函館別院は、1857年(安政4年)の願乗寺休泊所が起源。本堂は66年の箱館戦争のほか、1907年や34年など4度の大火で焼失と再建を繰り返した。防火建築を目指した同別院の本堂にはれんがなどが使われ、他の別院とは異なるモダンな建築様式が特徴という。大火な