映画「そこのみにて光輝く」、函館ロケ終了 来年4月に公開 (07/20 16:00) 撮影を終え、スタッフらにあいさつする呉監督(右)。左から2人目はヒロインの池脇さん 【函館】函館出身の作家、故佐藤泰志の同名小説が原作の映画「そこのみにて光輝く」の撮影が19日に終了した。「海炭市叙景」に次ぐ佐藤作品の映画化第2弾。撮影は全編、函館とその近郊で約1カ月にわたって行われ、市民エキストラ約500人が出演した。公開は来年4月の予定。 最後のカットは、函館山裏側の穴澗海岸で撮影した。綾野剛さん演じる主人公の恋人役の池脇千鶴さんが、夕暮れ時の函館湾を眺めるシーン。転機となる重要な場面のため、何度か撮り直した後、呉美保(オミポ)監督が「はいカット」と声を掛け撮影が終了した。呉監督と池脇さんには、スタッフから花束が贈られた。 物語は函館がモデルの港町を舞台に、夏の海で出会った男女のラブストーリー。函館山