台風24号の影響で、ANA(全日空)は30日、函館発着の大阪、名古屋、東京のそれぞれ1往復を欠航する。JAL(日本航空)は函館発の東京、大阪行き計2便を欠航、エアドゥは函館発名古屋行き1便の欠航を決めた。(いずれも午前10時現在)
6日に発生した北海道胆振東部地震以降、食材の確保が難しいことから午前中のみの授業となっていた函館市内の小・中学校67校と戸井幼稚園で12日、給食が6日ぶりに再開された。通常授業に戻り、子どもたちは友達と会話を楽しみながら、笑顔で食べ進めていた。 函館桔梗小学校(佐々木正幸校長、児童720人)では、給食のチャイムが鳴ると早速、当番が配膳準備を開始。この日のメニューのナスとトマトのスパゲティー、ジャガイモのナッツ炒め、ゼリーと牛乳が手際よく盛り付けられた。席に着くと「おいしい」などと話しながら久しぶりの給食を味わった。 6年2組の鍋谷大貴君と酒井きらりさんは地震の怖さを振り返りながら、「落ち着いて友達とご飯が食べられるようになってうれしい」と笑顔。半田悠陽君も「スパゲティーがおいしかった」と話していた。(小杉貴洋)
JR貨物によると、6日の北海道胆振東部地震以降、道内や本道と本州を結ぶ貨物輸送を停止していたが、9日未明から道東の一部地域を除いて運転を再開する。 運転を再開するのは、津軽線、海峡線、道南いさりび鉄道線、函館線、室蘭線、千歳線、宗谷線、石北線など。8日午後4時以降に時速25キロ程度の「安全確認列車」を走らせて安全を最終確認した後、現在停車中の列車(下り17本・コンテナ約1500個、上り7本・コンテナ約600個)から順次運転を再開する。 ただ、再開後も一部区間では徐行運転のため、遅延が発生する見込み。 石勝線(南千歳ー新得間)、根室線(滝川ー富良野間、新得ー釧路貨物間)は引き続き運転を見合わせる。
函館地方気象台によると、渡島西部と桧山地方は、17日昼すぎから18日にかけて暴風雪、海上は大しけとなる見込み。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒を呼び掛けている。 16日夜に日本海に発生する低気圧が急速に発達しながら、17~18日に北海道付近を通過する影響のため。 17日に予想される最大瞬間風速は、西または北西の風で、渡島西部の海上35メートル、陸上30メートル。桧山の陸上、海上で35メートル。18日も引き続き非常に強い風となる見込み。波の高さは渡島西部、桧山で6メートル。18日も引き続き大しけとなる。 また、渡島・桧山で16日正午から24時間の予想降雪量は25センチで、その後、18日にかけてさらに多くなる見込み。 最新の防災気象情報に注意を呼び掛けている。
函館地方気象台によると、日本海で発生した低気圧が急速に発達しながら17日から18日にかけて北海道付近を通過する影響で、渡島西部と桧山地方では、17日昼すぎから18日にかけて暴風雪となり、海は大しけになる恐れがある。猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒を呼び掛けている。 17日に予想される最大瞬間風速は、西または北西の風で、渡島西部の海上35メートル、陸上30メートル。桧山地方の海上、陸上で35メートル。引き続き18日も非常に強い風が吹く見込み。波の高さは、渡島西部と桧山南部、奥尻島で7メートル、桧山北部で6メートル。18日も引き続き海は大しけとなる。 渡島・桧山地方で予想される降雪量は、16日午後6時からの24時間で30センチ。その後、18日にかけてさらに多くなる見込み。これまでの大雪で積雪の多いところでは、交通障害やなだれ、落雷、突風、電線着雪に注意が必要としている。
函館地方気象台は24日、横津岳(1167メートル)で初冠雪を観測したと発表した。平年より1日、昨年より5日早かった。函館市内からは山頂付近が白くなった様子が見られたほか、駒ケ岳(1131メートル)も雪化粧となり、北斗市のきじひき高原パノラマ展望台(560メートル)からは紅葉の大沼の上にそびえる雄姿が現われた。 同気象台よると、北海道付近は台風21号から変わった温帯低気圧の影響で、上空1500メートル付近に11月上旬並みの寒気が入ったことで冷え込んだ。 渡島・桧山では11月上旬から同下旬の冷え込みとなる地点が多く、気象庁の速報値によると各地の最低気温は、厚沢部町鶉氷点下1・2度、今金同0・1度、長万部0・9度で、函館の1・8度と北斗の0・6度が今季最低だった。(山崎純一)
【江差】370年余りの伝統を誇り、道内最古の祭りとされる姥神大神宮渡御祭が9日、江差町内で始まった。小雨の中、13台の山車(やま)が大神宮で魂入れに臨んだ。 本祭の10日午後0時15分から、大神宮前で子どもたちの祭り囃子コンクールを開催。終了後に大神宮のみこしに山車が付き従う「下町巡行(したまちじゅんこう)」でいにしえ街道を巡り、同8時ごろに愛宕町商店街に山車が並ぶ。同10時ごろからは大神宮で、巡行を終えたみこしを拝殿に納める「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」。 本祭最終日の11日午前11時20分ごろから「上町巡行(うえまちじゅんこう)」。海岸沿いから市街地に入り、午後9時ごろには山車が新地町の繁華街に集まる。 問い合わせは江差町役場追分観光課観光係(0139・52・6716)へ。
4日午前11時半ごろ、函館市中野町74の市道高松新湊線脇の斜面で、手りゅう弾のようなものを見つけたと、草刈り作業をしていた男性が函館中央署に110番通報した。警察などの依頼を受けた陸上自衛隊が午後8時すぎに回収した。米軍や陸自が使用していたMK2手りゅう弾とみられる。現場付近では、住民が一時避難したほか、市道が約9時間にわたって通行止めとなった。 同署によると、見つかったのは全長10センチ、直径5センチの手りゅう弾。市道の草刈りを受託している会社の作業員が、草刈り後にのり面の草むらの中に、泥がついた状態で転がっているのを発見した。 同署と市消防本部などは、発見場所に土のうと防爆マットを設置し、陸上自衛隊第11旅団(札幌市真駒内)に処理を要請。午後7時10分に到着した処理班は、MK2手りゅう弾と判断し、現場から回収した。「真駒内に持ち帰り、詳しく調べる」としている。回収が終了するまで、現場近
函館西高校(小松信夫校長、生徒437人)で15日、学校祭開催中に熱中症の疑いを中心に体調不良を訴える生徒が相次ぎ、計13人が救急搬送された。いずれも意識は鮮明で重症ではないが、同校は16日に予定していた学校祭最終日の一般公開中止を決めた。 同校によると、1、2年の女子各5人、3年の男子1人と女子2人が体調不良を訴え、午後3時すぎには11人が熱中症の疑いで市内の病院に搬送された。水分補給や扇風機など熱中症対策を図る中、体育館での書道パフォーマンス披露後から体調不良を訴える生徒が増えたため、大事を取って有志発表ステージを途中で切り上げた。 15日は学校祭2日目で午前11時から正午ごろまでパレード、午後からは体育館で生徒たちの発表が行われていた。16日も暑さが予想されるため、生徒と住民らの安全を優先して一般公開中止を決めた。 小松校長は「準備など子どもたちの頑張る姿を見てきただけに学校祭中止の決
7日午前9時ごろ、函館市大町の函館港西埠頭沖合に人が沈んでいると通報があり、函館市消防本部水難救助隊が2人を引き揚げた。現場は緑の島近く。 近くにいた住民によると男性と女性各1人で衣服を着た状態だったという。複数の住民によると現場近くの岸壁には10日ほど放置された函館ナンバーの乗用車があり、函館西署などが関連を調べている。
函館市は29日、昨年度に初めて実施した市内西部地区と中央部地区の空き家実態調査の詳細を公表した。対象2万4806棟のうち、誰も住んでいない戸建てやアパートは866棟(3・5%)で、このうち放置していれば倒壊の恐れがあるなど危険な状態の「特定空き家」は250棟(28・9%)だった。市は空き家の有効活用策を推進するとともに、西部地区を区画整理的な手法を用いて再整備する検討を進めている。 調査は「市空家等対策計画」(計画期間16~20年度)で重点対象地区に指定されている両地域の実態を把握しようと実施。昨年6月から今年3月に掛けて、市都市建設部の職員が対象51町を回り、電気メーターや郵便受けの状態、雑草の繁茂具合などから状況を調べた。 地域別の内訳は、西部地区(20町)が総数7833棟で、空き家は462棟(5・9%)、うち特定空き家は117棟(25・3%)。中央部地区(31町)が総数1万6973棟
【北斗】陸上自衛隊北部方面航空隊のLR2連絡偵察機(プロペラ機)の墜落事故を受け、陸自は17日午前11時から、道警とともに北斗市袴腰山(標高616メートル)付近の墜落現場(標高300メートル以上)で実況見分を行い、午後3時に同日の現場作業を終えた。陸自によると、この日は機体の飛散範囲の把握で「(調査初日において)一定の成果を果たすことができた」と説明した。18日以降も墜落現場を調べる。 陸自は16日、50人規模の事故調査委員会(委員長=湯浅悟郎陸上幕僚副長)を組織した。 墜落現場での本格的な調査には、陸自が50人、道警が60人を動員。乗員4人の関連品などの捜索をした。墜落現場までは、落ち葉と泥のぬかるんだ悪路で急な登りのため、現場での調査開始時刻の午前11時に間に合わせるため、早朝から早めに頂上を目指す調査メンバーもいた。 陸自北部方面総監部広報室の岡欣司報道班長は現場につながる登山口で「
【北斗】陸上自衛隊北部方面航空隊のLR2連絡偵察機が15日、飛行中に消息を絶った事故で、自衛隊や道警などは16日午前10時40分ごろ、北斗市の袴腰山東側の山中で偵察機が墜落しているのを発見し、午後1時50分ごろまでに搭乗していた自衛官の男性4人を現地で発見、収容した。陸路で陸上自衛隊函館駐屯地に移送したが、同日夕までに4人全員の死亡が確認された。 死亡が確認されたのは、機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉(53)、副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、整備士の岡谷隆正2等陸曹(42)、玉木宏伸3等陸曹(28)の4人。 自衛隊は16日午前5時ごろ、北斗市茂辺地の道道29号から袴腰山(標高616メートル)方面の約9キロ地点に拠点を置いて捜索に当たった。計約1700人、車両260台、航空機14機態勢で、空自北部航空方面隊(青森県三沢)が上空から、陸自北部方面総監部(札幌)が地上を捜索。道警
【松前】町は23日、松前城前にある基準木のソメイヨシノが午後2時ごろ開花したと発表した。桜前線の到達を示すソメイヨシノの開花は道内では初。29日開幕する町内最大の観光イベント「第70回松前さくらまつり」を前に、本格的な桜観光シーズンに突入した。 平年より7日早く、昨年より1日遅い開花で、1982年に観測を始めてから8番目に早い開花日となった。町は、ソメイヨシノの見ごろは26日から5月2日ごろまでと予測している。 本格的な観光シーズンを迎えた松前は、国内外からのツアー客などでにぎわっている。町観光協会によると、藩政時代の城下町を再現したテーマパーク「松前藩屋敷」の来館者は昨年同時期を5割ほど上回っているといい「今シーズンのさくらまつりは、昨年の13万人を上回る客入りを期待している」と話している。(神部 造)
函館中央署は16日、強姦致傷の疑いで15日に逮捕され、同日午後6時20分ごろから逃走していた少年(17)の身柄を確保したと発表した。 同署によると、16日午前0時5分に少年の知人と名乗る女性から「今、少年といる。これから連れていく」と110番通報があった。同1時16分に、知人を伴って少年が同署に出頭し、署員が本人と確認した。 少年は8日午後11時半ごろ、同市内の公園で10代の女性に性的暴行を加えようとした強姦致傷の疑いで15日午前に函館中央署が逮捕。その後体調不良を訴えて市医師会病院(富岡町2)に搬送されたが、処置室の入り口から逃走していた。 少年の服装は逃走時とほぼ変わりなく、金髪、灰色スウェット上下、はだしで、目立った外傷はなく、手錠はしていなかった。
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