「ノーブレス・オブリージ」はいずこ飛行機のファーストクラスや空港の貴賓室、ホテルのスイートを使い、温泉地の別荘まで公用車で行き来しなければ都政はできないとしたら、そんな人物は都知事に相応しくありません。英国でも2009年に国会議員による未曾有の経費スキャンダルが起きましたが、バスや自転車を使ったり、スーパーで買い物をしたりする政治家も多いだけに、血税に対する舛添要一都知事の感覚には呆れるばかりです。 「ノーブレス・オブリージ」という言葉があります。社会的な地位のある人は社会的な責任を果たさなければならないという意味です。都知事の給料・報酬は月145万5千円。6月と12月の期末手当てが計465万6千円。合計すると年間2211万6千円です。これだけでは足りないのでしょうか。舛添知事の公金支出をめぐる問題を共産党都議団や「週刊文春」のホームページを参考に振り返っておきましょう。 (1)贅沢すぎる