2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件を起こして服役後、昨年11月に仮釈放された河井克行元法相(60)は5日、中国新聞の取材に答え、当時の安倍政権幹部4人から計6700万円の裏金を受け取ったとうかがわせる手書きメモについて「書いた記憶はない」と否定した。 <関連記事>深まる裏金疑念 「総理2800 すがっち500・・・」 <関連記事>「メモ書いた記憶ない」「捜査内容を話す必要ない」【一問一答詳報】 メモはA4判で、安倍晋三首相=22年7月に死去=が2800万円、菅義偉官房長官が500万円、二階俊博自民党幹事長が3300万円、甘利明党選挙対策委員長(いずれも肩書は当時)が100万円を現金で提供したと疑わせる内容が記されていた。検察当局が20年1月に元法相方から押収。公判には提出されなかったが、