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2015年9月22日のブックマーク (2件)

  • 爆風の衝撃 見えない傷と闘う兵士

    戦地から帰還した数十万人の米軍兵士が、爆風の衝撃で脳に損傷を受けている。見えない傷を抱え、認知能力や心の障害に苦しむ兵士を救う方法はあるか。 文=キャロライン・アレキサンダー/写真=リン・ジョンソン 2001年から2014年までの間に、軽度の外傷性脳損傷(TBI)と診断された米軍の兵士と退役軍人はおよそ23万人にのぼる。その大半は爆発現場に居合わせた兵士で、頭痛、運動障害、睡眠障害、めまい、視覚障害、耳鳴り、情緒不安定、認知・記憶・言語の機能障害など、さまざまな症状に悩まされている。 こうした症状は心的外傷後ストレス障害(PTSD)とよく似ている。しかもアフガニスタンとイラクでの米軍による軍事行動では、当初の数年間、兵士が爆発の場に居合わせたことは記録されなかった。こうした事情により、TBIに苦しむ帰還兵の正確な数はわかっていない。 脳に「見えない傷」を負った兵士たち 多くの帰還兵がこうし

    爆風の衝撃 見えない傷と闘う兵士
  • P.クルーグマン 金余りが世界経済を撹乱する

    8月24日付の米ニューヨーク・タイムズ紙で、著名な経済学者である米プリンストン大学のポール・クルーグマン教授が、世界経済の攪乱の原因は世界的な金余りである、と論じています。 すなわち、8月21日金曜日のニューヨーク株価の暴落の原因は何だろうか。 米経済の現状は悪くないが、世界経済は過去7年、住宅バブルの崩壊とそれに続く銀行危機、欧州の負債危機と不況、中国や他の新興市場の問題と、次々と危機に見舞われた。 これらは関係のない一連の出来事ではなく、投資機会があまりにも少ないために金が余っている時に起こる現象である。 かつてバーナンキ元FRB議長は、米国の住宅ブームは外国経済が弱いから起きたと言ったが、それは今でも正しい。 同様に、ドイツや北欧諸国からスペイン、ポルトガル、ギリシャに大量の金が流れ、バブルを生み、やがてバブルが崩壊し、ユーロ危機をもたらした。 欧米の魅力が衰えると、余った世界の金は

    P.クルーグマン 金余りが世界経済を撹乱する