東京電力が政府の小委員会に報告した福島第1原発の汚染水を浄化した後に含まれる放射性物質の測定結果の資料に誤りが見つかった問題で、東電は18日、当初約260カ所としていた訂正箇所数を精査した結果、実際には1276カ所だったと明らかにした。 今月1日の政府小委への報告資料に掲載した、多核種除去設備で浄化した水の測定結果のグラフに誤りがあったと17日に公表していた。 17日の説明では、13年から18年までのセシウム134の値を示すグラフにセシウム137の値を用いていた誤りを1カ所と数えるなど放射性物質の種類や入力内容の取り違えによる訂正は計5カ所としていた。