保険適用外の費用、患者に「寄付」求める 福島県立医大(1/2ページ)2008年10月22日20時34分印刷ソーシャルブックマーク 福島県立医科大学(福島市)の付属病院で、公的保険が適用されない材料を使って手術した際、その費用に充てるため患者に寄付を求めていたことがわかった。治療の対価として寄付を求めたとすると、厚生労働省が禁じる「混合診療」にあたる可能性がある。同大側は否定するが、同省は「寄付金が実質的に治療費なら、支払った保険料の返還を求めたい」としている。 問題の材料は「ステントグラフト」と呼ばれる人工血管と金属を組み合わせたもの。同大では96年ごろから、大動脈瘤(りゅう)などの治療に利用しているという。 22日に記者会見した同大の丹羽真一副理事長らによると、04〜07年度だけで、この材料を使って手術を受けた患者28人の8割にあたる21人から、1人あたり17万〜57万円、計765万円の