「望まない妊娠」を防ぐための緊急避妊薬が、日本で初めて承認される。世界の大半の国で使われており、日本でも承認が待たれていた。関係者は「避妊の失敗やレイプ被害などに、より安全に対応できる。中絶数も減るだろう」と期待している。 (野村由美子) この薬は、製薬会社「そーせい」(東京都千代田区)が二〇〇九年に承認申請していたレボノルゲストレル(商品名ノルレボ錠)。黄体ホルモンが成分の薬で、性交から七十二時間以内に二錠の錠剤を飲むことで、妊娠を約80%阻止できる。医師の処方が必要で保険は適用されない。昨年末、厚生労働省の薬事分科会が承認を了承し、間もなく正式承認される予定だ。 「長かったという思いがあります」と振り返るのは、日本家族計画協会家族計画研究センター所長の北村邦夫医師。同医師によると、国連加盟の百九十二カ国の中で、このタイプの緊急避妊薬を承認していないのは、日本やイラン、アフガニスタン、ペ
眠くなりにくい花粉症の薬の選び方…眠気と薬の関係【アレルギー専門医が解説】花粉症などのアレルギー症状に効く薬の中でも、特に痒みや鼻水、くしゃみを抑える作用のある「抗ヒスタミン薬」は、副作用として眠くなりやすいものです。ひどい眠気を避けたい方のために、眠気の少ない抗ヒスタミン薬の選び方を解説します。 花粉症の治療法のひとつに内服薬の服用があります。内服薬の中でも、抗ヒスタミン薬は花粉症の鼻水・くしゃみを抑えてくれます。しかし、一方で眠気というやっかいな副作用に悩まされることも多いものです。 花粉症の人にとって、ずっと眠気と戦い続けて花粉のシーズンを乗り切れというのはあまりにも酷ですよね。今回は抗ヒスタミン薬の効用と、眠くならない薬について、詳しくご説明しましょう。 <目次> 抗ヒスタミン薬とは……鼻水・くしゃみの抑制に効果 抗ヒスタミン薬による副作用……眠気・食欲増進など 眠気の副作用を抑え
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