パレスチナ自治区ガザ市でたこを揚げる少年(2016年5月25日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/MOHAMMED ABED 【6月3日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に住むファトマさん(30)一家の生活は、11歳の長男が性的暴行を受けて以来、悪夢と化した。事件により家族全員が深い傷を負い、転居も余儀なくされたという。 7児の母であるファトマさんは、長男の身元が特定されないよう仮名でAFPの取材に応じ、「ある晩、息子が遅く帰ってきた。明らかに様子がおかしかった」と当時について語った。 帰宅した長男は、遠戚の男と近くに住む男の2人組に人里離れた家に連れて行かれ、服を脱がされた上に、パソコンでポルノ動画を見せられたと話し、そして逃げようとしたが捕まったと打ち明けた。これを聞いたファトマさんは、直ちに警察に通報し、20代の男2人が逮捕された。 保守的なガザ地区