コクヨファニチャー事業本部「WORKSIGHT LAB.」主幹研究員 齋藤敦子氏 2012年に「WORKSIGHT LAB.」を立ち上げ、「コクヨ式」を提唱。働き方の研究およびソリューションの開発などを行う コクヨ式は単なる片づけ術ではない。「片づけのプロではなく、ビジネスパーソンの知的生産をいかに高めるかが主題」とワークサイトラボ主幹研究員の齋藤敦子氏は話す。 片づけは「机の上がきれいになればいい」という目的になりがち。そうではなく、必要なものにすぐにアクセスできて、スムーズに仕事が行える環境が理想。そのために机や引き出しを「整える」という考えを持つべきなのだ。 理想は「すし屋のカウンター」 齋藤氏が語る仕事場の理想は「すし屋のカウンター」。寿司ネタや道具などが整然と置かれ、職人の所作にムダがない。これがコクヨ式の目指す“究極形”となる。 整理の基本となるのは、引き出し(キャビネット)の