元本保証型なのにマイナス金利?! 確定拠出年金の場合は、運用商品のラインナップに必ず一つは元本保証型のものを揃えておく必要があり、定期預金が用意されています(ただし2017年の改正で必ずしも元本保証型を入れなくてもいいようになる予定)。厚生労働省の調査によると、企業型加入者の約6割が100%元本保証型を選んでいるというデータがあります。 ただ、昨今のようにマイナス金利が騒がれるような超低金利下では、定期預金の利率は極めて低く、年0.001%程度に過ぎません。個人型ではこのような金利水準でも確定拠出年金の口座を維持するための手数料が差し引かれるわけですから、元本保証型に入れておくのはまさにマイナス金利と同じ。元本割れを恐れるあまり、運用資産の大半をほとんど金利のつかない預金の積立にしてしまうと、いくら長期で積み立てても、運用による効果が得られないのです。たとえれば、1年定期を自動継続していき