ブックマーク / sorae.info (37)

  • 新型宇宙船「スターライナー」5月20日の打ち上げに向け準備完了審査クリア

    【▲ ULAの「アトラスV」ロケットに搭載されるボーイングの新型宇宙船「スターライナー」。2022年5月4日撮影(Credit: NASA/Frank Michaux)】ボーイングが開発中の新型宇宙船「CST-100 Starliner(スターライナー)」2回目の打ち上げが近付いています。ボーイングとユナイテッドローンチアライアンス(ULA)は5月17日付で、スターライナーを搭載したULAのロケット「アトラスV」の打ち上げ準備完了審査(LRR:Launch Readiness Review)が完了したことを発表しました。 今回アトラスVで打ち上げられるスターライナーは、2回目の無人軌道飛行試験「OFT-2(Orbital Flight Test 2)」ミッションで飛行する機体です。OFT-2の打ち上げは米国東部夏時間2022年5月19日18時54分(日時間5月20日7時54分)が予定され

    新型宇宙船「スターライナー」5月20日の打ち上げに向け準備完了審査クリア
  • スペースX、スターリンク衛星の打ち上げに成功。総数は4161機に

    【▲ ファルコン9ロケット(Credit: SpaceX Twitter)】スペースXは2023年3月25日(日時間)に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた「スターリンク衛星」は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。スペースXのロケットの打ち上げは2023年に入って20回目となります。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■打ち上げ情報:ファルコン9(Starlink Group 5-5)ロケット:ファルコン9 ブロック5 打ち上げ日時:日時間 2023年3月25日0時43分【成功】 発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ) ペイロード:スターリンク衛星(Starlink v1.5 ?)56機 スターリンク衛星は、スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク(Starlink)」で用いられる通信衛星で

    スペースX、スターリンク衛星の打ち上げに成功。総数は4161機に
  • 航空自衛隊の「宇宙作戦群」が募る人材とは。宇宙を目指す新たな選択肢

    【▲「宇宙作戦群」のシンボルマーク(Credit: 航空自衛隊, 防衛省)】2022年、航空自衛隊は東京都府中市の府中基地で新たに「宇宙作戦群」を編成しました。この部隊は2020年に発足した「宇宙作戦隊」の上級部隊として、宇宙領域の作戦における指揮系統を担います。 宇宙作戦群が担う役割は、衛星放送や測位などで利用される人工衛星の安全を確保するための「宇宙状況把握(SSA Space Situational Awareness)」です。同群はJAXAや海外機関とも連携して、急増するスペースデブリ(宇宙ゴミ)などの接近といった衛星に危険を及ぼしかねない状況の情報収集・処理・共有を行います。 世界の衛星を活用した観測市場は年々増加しており、それに比例して今後は宇宙状況把握のミッションも増加すると予想されます。そこで、宇宙作戦群では人材面での補強にも力を入れており、2023年現在、宇宙人材の募集を

    航空自衛隊の「宇宙作戦群」が募る人材とは。宇宙を目指す新たな選択肢
  • スペースX、スターリンク衛星の打ち上げに成功 総数は4053機に

    【▲ ファルコン9ロケット(Credit: SpaceX)】スペースXは2023年3月4日(日時間)に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた「スターリンク衛星」は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■打ち上げ情報:ファルコン9(Starlink Group 2-7)ロケット:ファルコン9 ブロック5 打ち上げ日時:日時間 2023年3月4日3時38分【成功】 発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ) ペイロード:スターリンク衛星(Starlink v1.5)51機 スターリンク衛星は、スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク(Starlink)」で用いられる通信衛星です。同社は、高度や傾斜角が異なる「シェル1」〜「シェル8」に分類された軌道へ、最大4万2000

    スペースX、スターリンク衛星の打ち上げに成功 総数は4053機に
  • JAXA、新型ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げを3月7日に再設定

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2023年3月7日、先進光学衛星「だいち3号」を搭載した新型ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げを実施しましたが、第1段の分離後に第2段のエンジンを点火できず、打ち上げは失敗しました。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■打ち上げ情報:H3-22... 【2023年3月4日15時49分】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月4日、先進光学衛星「だいち3号」を搭載した国産の次期主力ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げ日時を2023年3月7日に変更すると発表しました。 H3ロケットは従来の主力ロケット「H-IIA」の後継機として、JAXAと三菱重工業が開発中の新型ロケットです。H3ロケット試験機1号機で打ち上げられる「だいち3号」は、2011年5月に運用を終えた陸域観測技術衛星「だいち」の光学観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星として開発

    JAXA、新型ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げを3月7日に再設定
  • スペースX、「スターリンク」21機の打ち上げに成功 改良された衛星「V2 Mini」を軌道投入

    スペースXは現地時間2023年2月27日、第2世代スターリンク衛星「Starlink V2 Mini」21機の打ち上げに成功しました。V2 Miniは従来の第1世代スターリンク衛星よりも機体が大きく、通信の処理能力も高いということです。今回の打ち上げ成功により、これまでに打ち上げられたスターリンク衛星の総数は4002機(プロトタイプを含む)となりました。 【▲ ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられる「ファルコン9」ロケット(Credit: SpaceX)】21機のスターリンク衛星を搭載した「ファルコン9」ロケットは、米国東部標準時2023年2月27日18時13分、米国フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地第40発射施設から打ち上げられました。スペースXによると、太陽活動にともなう宇宙天気の懸念(space weather concern)のため、打ち上げは当初の予定から約5時間延期さ

    スペースX、「スターリンク」21機の打ち上げに成功 改良された衛星「V2 Mini」を軌道投入
  • 「H3」ロケット続報 打ち上げ中止の原因は機体や地上設備の電気的な挙動による影響か

    【▲ 2023年2月17日、LE-9エンジンに点火したH3ロケット試験機1号機(Credit: JAXA)】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2023年2月22日、オンラインで開催された「宇宙開発利用に係る調査・安全有識者会合」にて、「H3」ロケット試験機1号機打ち上げ中止の原因調査について最新の情報を報告しました。 既報の通り、先進光学衛星「だいち3号」を搭載したH3ロケット試験機1号機(H3-22S)は種子島宇宙センターから2023年2月17日10時37分(日時間)に打ち上げられる予定でしたが、第1段の「LE-9」エンジン2基の点火とそれに続く固体ロケットブースター「SRB-3」2基の点火の間(リフトオフの6.3秒前~0.4秒前)にロケットの制御機器が何らかの異常を検知し、SRB-3を点火するための信号(着火信号)が送信されなかったため、同日の打ち上げが中止されていました。 関連:【

    「H3」ロケット続報 打ち上げ中止の原因は機体や地上設備の電気的な挙動による影響か
  • JAXA、新型ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げ日時を2月13日から数日延期

    【▲ 飛翔するH3ロケット試験機1号機のCGイメージ(Credit: JAXA)】【2023年2月6日15時30分】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月6日、先進光学衛星「だいち3号」を搭載した国産の次期主力ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げを数日延期すると発表しました。 H3ロケットは従来の主力ロケット「H-IIA」の後継機として、JAXAと三菱重工業が開発中の新型ロケットです。H3ロケット試験機1号機で打ち上げられる「だいち3号」は、2011年5月に運用を終えた陸域観測技術衛星「だいち」の光学観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星として開発されました。 H3ロケット試験機1号機の打ち上げは直近では2023年2月13日に予定されていましたが、JAXAによると、当日の風の状況を踏まえて飛行計画を更新するシステムに関して確認を要する事項が認められたということです。この対応のために、H3ロ

    JAXA、新型ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げ日時を2月13日から数日延期
  • 【速報】アリアンスペースが「ヴェガC」ロケットの打ち上げに失敗

    【▲ 第1段に点火したVV22ミッションの「ヴェガC」ロケット。アリアンスペースのライブ配信から(Credit: Arianespace)】アリアンスペースは2022年12月21日10時47分(日時間)に、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターから「ヴェガC」ロケットによる「VV22」ミッションの打ち上げを実施しました。同社によると、発射後にヴェガCの第2段で異常が発生し、打ち上げは失敗した模様です。 ヴェガCはアリアンスペースが開発した新型ロケットです。初打ち上げに成功した2022年7月13日の「VV21」ミッションに続き、今回のVV22が2回目の打ち上げで、エアバスが開発した地球観測衛星「Pleiades Neo」の同型機2機が搭載されていました。同社は打ち上げ失敗の原因を特定するためのデータ分析を進めています。 ヴェガC(VV22)については新しい情報が入り次第お伝えします。 Sou

    【速報】アリアンスペースが「ヴェガC」ロケットの打ち上げに失敗
  • NASA新型宇宙船オリオンが月周回軌道を離脱 アルテミス1ミッション続報

    【▲ ミッション16日目(2022年12月1日)に撮影されたオリオン宇宙船のセルフィー。右下に月が写っている(Credit: NASA)】アメリカ航空宇宙局(NASA)は12月2日(日時間・以下同様)、無人飛行試験中の新型宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」が予定通り月周回軌道を離れたと発表しました。 【特集】「アルテミス1」有人月面探査計画の最初のミッション オリオン宇宙船は月面探査計画「アルテミス」や、将来の火星探査も想定してNASAが開発した有人宇宙船です。NASAは「アルテミス1」ミッションで無人飛行試験を行うために、2022年11月16日に新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」初号機でオリオンを打ち上げました。 オリオン宇宙船は11月21日に月の裏側で月面に約81マイル(約130km)まで接近して軌道を変更した後、11月26日にはDRO(Distant Re

    NASA新型宇宙船オリオンが月周回軌道を離脱 アルテミス1ミッション続報
  • 中国、リモートセンシング衛星「遥感34号03」打ち上げ成功 長征シリーズの打ち上げは450回目

    中国2022年11月15日、リモートセンシング衛星「遥感34号03」の打ち上げを実施しました。中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げに成功したということです。 【▲ 酒泉衛星発射センターから打ち上げられる長征4Cロケット(Credit: CASC)】衛星を搭載した「長征4C」ロケットは、中国標準時2022年11月15日9時38分、酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。 CASCによると、遥感34号03は、上海航天技術研究院(SAST)が開発を行いました。衛星は国土調査・都市計画・道路設計・作物収穫量の推定・防災や減災などに用いられるということです。また、中国が中心となって進めている欧州と中国を結ぶ経済圏構想「一帯一路」の建設にも情報を提供するということです。 中国は、遙感シリーズの打ち上げを2006年から実施しています。衛星の名称である「

    中国、リモートセンシング衛星「遥感34号03」打ち上げ成功 長征シリーズの打ち上げは450回目
  • 【特集】「アルテミス1」有人月面探査計画の最初のミッション

    2022年11月16日に打ち上げが実施された「アルテミス1(Artemis1)」は、新型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」と新型宇宙船「オリオン」の無人飛行試験を目的とした、有人月面探査計画「アルテミス」最初のミッションです。 無人のオリオン宇宙船は月周辺を飛行した後、12月12日に地球へ帰還する予定となっています。 【2023年1月13日 更新】 帰還後はケネディ宇宙センターで検査中(NASA)

    【特集】「アルテミス1」有人月面探査計画の最初のミッション
  • ロケットラボ、NASA超小型衛星の打ち上げに成功。ゲートウェイ建設予定の軌道で運用テスト実施へ

    【▲ 月長楕円極軌道(NRHO)を周回するCAPSTONEの想像図(Credit: Rocket Lab)】ロケットラボは日時間2022年6月28日、「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたのはアメリカ航空宇宙局(NASA)の超小型人工衛星「CAPSTONE」で、予定通りの軌道へ投入されたことが同社のホームページにて報告されています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■エレクトロン(Mission To The Moon) 打ち上げ日時:日時間2022年6月28日18時55分【成功】 発射場:オネヌイ射場(ニュージーランド) ペイロード:CAPSTONE(Cislunar Autonomous Positioning System Technology Operations and Navigation Experiment) CAPSTONE(キャップ

    ロケットラボ、NASA超小型衛星の打ち上げに成功。ゲートウェイ建設予定の軌道で運用テスト実施へ
  • ロケットラボ、エレクトロンで日本の小型衛星打ち上げに成功

    【▲ SAR衛星「StriX-1」を搭載して打ち上げられた「エレクトロン」ロケット(Credit: Rocket LAb)】ロケットラボは日時間2022年9月16日、「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたのは日の国内企業が開発した人工衛星で、予定通りの軌道へ投入されたことが同社のTwitterアカウントにて報告されています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■エレクトロン(The Owl Spreads Its Wings) 打ち上げ日時:日時間2022年9月16日5時38分【成功】 発射場:オネヌイ射場(ニュージーランド) ペイロード:StriX-1(ストリクス・ワン) 【▲ミッションパッチ「THE OWL SPREADS ITS WINGS(梟が翼を広げる)」(Credit: Rocket Lab, Synspective)】StriX-1は、日

    ロケットラボ、エレクトロンで日本の小型衛星打ち上げに成功
  • 中国が開発を進める深宇宙探査機 電気推進の電源に原子力の利用を想定

    【▲ 中国が計画中の海王星探査機で使用される原子力を利用した電源システムの構造を示した図(Credit: SciEngine/Yu, Goubin et al. (2022))】アメリカ航空宇宙局(NASA)は、いわゆる「深宇宙」でも天王星や海王星など遠くの惑星へと向かう探査計画として、天王星を探査する「ウラヌス・オービター・プローブ」ミッションを検討しています。そのいっぽう、中国では海王星の衛星「トリトン」に探査機を送るミッションが計画されています。 中国国家航天局(CNSA)、中国科学院(CAS)、中国国家原子能機構(CAEA)、中国空間技術研究院(CAST)から構成される研究グループは、Scientia Sinica Technologica誌にてトリトンの探査計画を公表しました。同論文によると、探査機の電源として原子力エネルギーが活用される予定だといいます。 天王星や海王星のような

    中国が開発を進める深宇宙探査機 電気推進の電源に原子力の利用を想定
  • スペースX、スターリンク衛星打ち上げ成功 累計773基に

    Credit: SpaceX米スペースX社は、日時間10月7日、スターリンク衛星13回目の打ち上げを行いました。スターリンク衛星60基はファルコン9ロケットに搭載され、ケネディー宇宙センター39A発射台から打ち上げられました。約9分後、ファルコン9ロケット一段目は、大西洋上に待機していたドローン船「Of Corse I still Love You」に着陸。そして、打ち上げから約1時間後スターリンク衛星の分離を確認し、無事成功しました。 今回のファルコン9ロケットの打ち上げは通算94回目です。また、一段目の再回収は61回目となります。この打ち上げで使用された機体は、今回が3回目の飛行となりました。1回目の使用は、5月にNASAの飛行士を乗せた「Crew Dragon(クルー・ドラゴン) 試験2号機」の打ち上げです。2回目は、8月に韓国の軍事衛星の打ち上げに使われました。なお、スペースX社

    スペースX、スターリンク衛星打ち上げ成功 累計773基に
  • スペースX、打ち上げ直後のスターリンク衛星約40機を失う。原因は地磁気嵐

    【▲ 米東部標準時2022年2月3日に打ち上げられたファルコン9ロケット。搭載していたスターリンク衛星の多くが失われたとみられる(Credit: SpaceX)】スペースXは現地時間2月8日、その5日前に打ち上げられた同社のスターリンク衛星49機のうち、最大40機が大気圏に再突入して失われる見込みであることを明らかにしました。一部は発表の時点ですでに大気圏へ再突入したとみられています。同社によると、原因は太陽活動によって引き起こされた地磁気嵐とされています。 ■地磁気嵐にともなう大気膨張により約40機のスターリンク衛星を喪失このスターリンク衛星は、アメリカ東部標準時2022年2月3日13時13分にフロリダ州のケネディ宇宙センターから「ファルコン9」ロケットを使って打ち上げられたものです。打ち上げそのものは順調に進み、49機の衛星群は高度約210kmの地球低軌道に投入されました。スターリンク

    スペースX、打ち上げ直後のスターリンク衛星約40機を失う。原因は地磁気嵐
  • 中国が約1兆ドルかけて製造・運用する「人工太陽」 太陽の5倍高温なプラズマの維持に成功!

    いわば「人工太陽」とも呼ぶべき核融合炉が完成すれば、人類は無限のクリーンエネルギーを手にすることができるかもしれません。 中国科学院等離子体物理研究所は、同研究所が開発・運用する全超伝導トカマク型核融合実験装置(EAST)が、摂氏約7千億度という高温のプラズマを1,056秒間持続することに成功したと発表しました。この持続時間は、トカマク型による高温プラズマの持続時間としては世界最長となります。EASTは2006年に運用が始まった実験装置で、2022年6月の運用終了までに1兆ドル以上の費用がかかると予想されています。 人工太陽とは、太陽など主系列星の内部で発生する核融合を人工的に再現する装置や施設のこと。核融合とは、水素など軽い原子の原子核同士が結合し、ヘリウムのような重い原子核を生成する反応を指します。 【▲太陽の内部における水素の核融合反応を示した概念図(Credit: EUROfusi

    中国が約1兆ドルかけて製造・運用する「人工太陽」 太陽の5倍高温なプラズマの維持に成功!
  • 天の川銀河中心部からの謎の電波を検知 奇妙な点滅・増減を繰り返している

    【▲ 私達の天の川銀河の中心部から奇妙な点滅・増減を繰り返す謎の電波を放射する天体のイメージ図(Credit: the University of Sydney./Sebastian Zentilomo.)】オーストラリアのシドニー大学は10月12日、シドニー大学物理学部博士課程の学生であるZIteng Wangさん率いる研究チームが、ASKAP(Australian Square Kilometre Array Pathfinder)電波望遠鏡の観測データを使って、私達の天の川銀河の中心部から奇妙な点滅・増減を繰り返す謎の電波がやってきていることを検知したと発表しました。この電波の特徴は既知の変光する電波源とは一致せず、この電波を放射している天体については全く正体不明だといいます。 研究チームが今回検知した電波には奇妙な特徴がいくつかあります。 まず、不規則に点滅を繰り返し、その強さも弱

    天の川銀河中心部からの謎の電波を検知 奇妙な点滅・増減を繰り返している
  • 民間人搭乗の宇宙船「ソユーズMS-18」が無事帰還 ISSでは一時問題発生も

    【▲ カザフスタンに着陸した有人宇宙船「ソユーズMS-18」のカプセル(帰還モジュール)(Credit: CPK/Roscosmos)】日時間2021年10月17日10時14分、3名を乗せたロシアの有人宇宙船「ソユーズMS-18 “ユーリ・ガガーリン”」が、国際宇宙ステーション(ISS)ロシア区画の多目的実験モジュール「ナウカ」を離れました。ソユーズMS-18にはロスコスモスのオレッグ・ノヴィツキー(Oleg Novitskiy)宇宙飛行士と、民間人で女優のユリア・ペレシルド(Yulia Peresild)さん、および監督のクリム・シペンコ(Klim Shipenko)さんが搭乗。大気圏に再突入した同船のカプセル(帰還モジュール)は、同日13時25分にカザフスタン共和国のジェスカスガン南東へ無事着陸しました。 ノヴィツキー飛行士は2021年4月9日にロスコスモスのピョートル・ドゥブロフ(

    民間人搭乗の宇宙船「ソユーズMS-18」が無事帰還 ISSでは一時問題発生も