ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (310)

  • アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)とは

    <昨今のいわゆるウォーキズム(日の文脈に合わせると意識高い系とでも訳すべきか)へのカウンターとして「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)という概念が話題だ。ようやく米国の右派が、左派と勝負できるだけのナラティヴを手に入れつつある......> 米国で「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)という概念が話題になっている。元は2019年ごろににちょっと話題になったらしいのだが、私は見逃していた。それが提唱者のロブ・ヘンダーソンが最近自伝「Troubled」を出したこともあって見直され、昨今のいわゆるウォーキズム(日の文脈に合わせると意識高い系とでも訳すべきか)へのカウンターとして持ち出されているようだ。 ヘンダーソンの顔を見ると分かると思うが、ヘンダーソンという欧米系の姓の印象に反して、彼はアジア系米国人である。彼の母親は韓国からカリフォルニアに渡り、大学を中

    アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)とは
  • CIA元諜報員が「生成AIはスパイ組織の夢のツール」と明言する理由

    <生成AIを駆使すれば、敵国の世論にひそかに影響を与え社会を揺さぶる宣伝工作が、驚くほど簡単で効果的にできる> 世界がますます混乱した、危険な場所になろうとしている。なにしろ真実を証明することが一層難しくなり、嘘がこれまで以上に多くの人を魅了しようとしているのだから。 政府が転覆し、社会が崩壊する可能性もある。なぜか。各国の情報機関も悪意あるアクターも、対話型AI人工知能)「チャットGPT」のような大規模言語モデル(LLM)を利用したAIシステムを積極的に利用すると考えられるからだ。 新しい通信技術やソーシャルメディアを駆使した秘密工作は、既にこの10年間にウクライナやイギリス、スウェーデン、フランス、インド、香港、アメリカなどの世論を動かし、世界情勢に影響を与えてきた。 だが生成AIは、これまでになく細かな部分まで高度に調整された文章を作り出すことにより、特定の個人や集団の意見に影響を

    CIA元諜報員が「生成AIはスパイ組織の夢のツール」と明言する理由
  • イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

    スターリンクが戦争の勝敗を決する可能性も(スペースX社のロケット「ファルコン9」、2020年)Orlando Sentinel/Getty Images <衛星通信サービス「スターリンク」は世界の命運を左右するポテンシャルを持つ画期的なもの。だけど、それが「特殊な一般人」イーロン・マスクの手に握られていていいの?> すみません、誰か10兆円貸してくれない? 買いたいものがあって、クレジットカードを切ってもいいんだけど、限度額を9兆9999億9950万円ほど超えてしまうんだ。 買いたいのは今話題の「スターリンク」。これは、小さなパラボラアンテナを設置し、ルーターにつなげるだけでインターネットへアクセスできる画期的な衛星通信システムだ。僕が買いたいのはアンテナとルーターのセットではない。それは(今半額セール中で!)3万6500円しかしない。自慢じゃないけど、限度額内の数字だ! そもそも、スター

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)
    sc3wp06ga
    sc3wp06ga 2023/09/10
    spacexが、今後人類史を塗り替える可能性あるんじゃない?自社サービスを自社の方針で遮断する程度なら、将来の芽を摘む方が人類の損失な気する。将来、地球規模の悲劇が起きた時、宇宙進出で命を繋ぐことになるかも
  • 米海軍の潜水艦で女性乗組員の「レイプリスト」、艦長は解任

    U.S. Sailors Made ‘Rape List’ on Submarine With Female Crew <逃げ場のない潜水艦のなかで身の危険さえ感じていた女性たちの不安を、上官は理解しなかった> 米海軍の潜水艦の乗組員らが、同じ艦の女性乗組員を対象に性的魅力ランキングのリストを作成し、わいせつなコメントをつけて共有していたことが捜査により明らかになった。 問題が起きたのは原子力潜水艦フロリダで、女性の乗務が認められた米軍で2番目の潜水艦だ。男性乗組員は、女性乗組員のいわゆる「レイプリスト」を作って回覧していた。しかし海軍幹部は十分な対応を取らなかった。 ミリタリー・ドットコムによれば、リストに関する捜査は情報自由法に基づく請求によって行われた。74ページに及ぶ捜査報告書によれば、艦内では性差別的で不適切な振る舞いや発言が「許容され、上官と部下の間の信頼は存在しなかった」とい

    米海軍の潜水艦で女性乗組員の「レイプリスト」、艦長は解任
  • 潜水艇タイタン悲劇の責任は誰が取る──オーシャンゲートを相手に訴訟を起こすのは困難、遺族は誰を責めればいい?

    炭素繊維とチタンでできたミニバンサイズのタイタン。安全性を疑問視する声は何度も上がっていたが、事故をい止めるには至らなかった OCEANGATE EXPEDITIONSーREUTERS <「たとえ死んでも責任は問わない」そんな免責同意書に乗員乗客全員の署名を求めたオーシャンゲート社を遺族が訴えて勝てるのか> 今回のように極めてハイリスクな探検ツアーで事故が発生した場合、最終的に責任を負うのは誰なのか。また、遺族は運営会社に対して訴訟を起こすことができるのか――。 【動画】オーシャンゲートCEOが紹介...小型潜水艇タイタンの内部 小型潜水艇タイタンの捜索が続いていたとき、法律や保険の専門家たちがこうした疑問について見解を述べた。 6月18日、アメリカの深海探検専門ツアー会社オーシャンゲートが所有するタイタンは、沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を見学するため5人を乗せて出港し、消息を

    潜水艇タイタン悲劇の責任は誰が取る──オーシャンゲートを相手に訴訟を起こすのは困難、遺族は誰を責めればいい?
  • ロシア、カナダと「断交寸前」 輸送機押収巡り猛抗議

    ロシア外務省は15日、カナダがトロント空港に駐機しているロシア籍の輸送機An-124を押収したことを巡り、在モスクワのカナダ大使館副代表であるブライアン・エベル氏を呼び抗議した。カナダとの関係が「断絶寸前」にあると警告したという。(2023年 ロイター/Brian Snyder) [オタワ 15日 ロイター] - ロシア外務省は15日、カナダがトロント空港に駐機しているロシア籍の輸送機An-124を押収したことを巡り、在モスクワのカナダ大使館副代表であるブライアン・エベル氏を呼び抗議した。カナダとの関係が「断絶寸前」にあると警告したという。 ロシアはエベル氏に対し、同機の押収を「皮肉な窃盗」と見なすと伝えた。 カナダのトルドー首相は10日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、同国に新たに5億ドルの軍事支援を行うと表明した。その際に合わせて同機の押収も発表。カナダによるロシアの資産

    ロシア、カナダと「断交寸前」 輸送機押収巡り猛抗議
  • 中国、米の輸出規制批判 もはや「ヒステリー」状態

    6月13日、中国外務省は、米国が度を越して国家安全保障の概念を拡張し、国際貿易の法規制をないがしろにしていると主張、米国はもはや「ヒステリー」状態に陥っていると述べた。2022年8月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo) [北京 13日 ロイター] - 中国外務省は13日、米国が度を越して国家安全保障の概念を拡張し、国際貿易の法規制をないがしろにしていると主張、米国はもはや「ヒステリー」状態に陥っていると述べた。 米政府は12日、中国軍パイロットの訓練など、米国の国家安全保障を脅かす活動に関与したとして43の団体・企業を輸出規制の対象に加えた。 中国軍パイロットを訓練したとされる警備・航空会社フロンティア・サービス・グループや、中国軍のパイロットを訓練するため元英国軍のパイロットを雇ったとして英当局が調査を進めている南アフリカの航空学校などが輸出規制の対象となった。

    中国、米の輸出規制批判 もはや「ヒステリー」状態
  • <動画>退却しようとする味方に発砲するロシア軍──銃で戦闘続行を強いる「督戦隊」か(ウクライナ・メディア)

    Video shows Russian military shooting own retreating troops: Ukraine media <英国防省の諜報部門が昨年11月にその存在を報告したロシア軍の「退却阻止」部隊の蛮行とみられる動画がウクライナで話題に> メッセージアプリ「テレグラム」上にあるウクライナのチャンネルに6月12日、ドローンで撮影したとされる動画が投稿された。ロシア軍の兵士3人が、退却する仲間の兵士少なくとも7人に向けて発砲する様子、ということだ。 【動画】逃げる味方を撃つロシア部隊 問題の動画は、ウクライナ内務省の支援を受けて創設されたプロジェクト「自国民を探せ」が投稿したものだ。同プロジェクトは、ウクライナでの戦闘中に捕虜になったり死亡したロシア兵の親族が彼らを探せるように、写真や記録を共有する活動を行っている。 ウクライナの英字紙「キーウ・ポスト」は、この

    <動画>退却しようとする味方に発砲するロシア軍──銃で戦闘続行を強いる「督戦隊」か(ウクライナ・メディア)
  • <動画>ロシアの防空システム「TOR(トール)」が自分に向けてミサイル発射!?

    ロシアが誇る短距離防空システムTOR(トール)(2015年5月の先勝記念パレードで、モスクワ) Sergei Karpukhin-REUTERS <発射されたミサイルは、ヒュルヒュルと弧を描いて自分に戻ってきて着弾した> ロシア軍の短距離防空ミサイルシステム「TOR(トール)」がウクライナ軍を攻撃しようとして自爆してしまったように見える動画が拡散している。 【動画】空中でUターンして自爆するロシアの地対空ミサイル「TOR(トール)」 トールはミサイルを発射したものの、ミサイルはすぐにUターンして発射地点近くの地上に着弾したようだ。テレグラムやツイッターなどのソーシャルメディアで盛んにシェアされている。 ニューズウィークは、独自にこの映像の信憑性を確認することはできなかったが、 この動画は、紛争地帯のトピックを専門に伝える「@NOELreports」をはじめ、多くのアカウントでツイートされた

    <動画>ロシアの防空システム「TOR(トール)」が自分に向けてミサイル発射!?
  • 「高い」「時代遅れ」 あれだけ騒がれた「メタバース」、早くもこんなに残念な状態に

    <三次元の仮想空間の中に入り込んだような感覚が味わえ、様々な活動が行えるメタバースに大きな可能性を見出した人や企業は多かったが......> 仮想空間で活動ができるメタバース。2021年にはフェイスブックが社名をメタに変えて大きな話題になったが、ここにきて失速している。 昨年11月から今年3月までの間に、メタ社は業績悪化で2万人以上をレイオフ(一時解雇)すると発表し、メタバース事業の現実を露呈した。メタバースに使うゴーグルのように仰々しいヘッドセットも売り上げが減少し、メタ社が提供するメタバース用アプリもユーザー数が伸びない。 さらにメタバース上で売買される土地の価格も90%ほど下落しているという。 米起業家らは、「アバターが時代遅れ」「ヘッドセットが高くて普及しない」と口をそろえ、メタバースを使う理由やビジネス化の道筋を見いだせないなどと語る。そもそもメタバースは独立した空間が点在してい

    「高い」「時代遅れ」 あれだけ騒がれた「メタバース」、早くもこんなに残念な状態に
  • 「離島観光はそもそもサステナブルじゃない」石垣島の人々の危機感が生んだ日本初の試み

    <新しい航空燃料を使い、ツアー参加者が航空機での移動時に排出する二酸化炭素を削減する「サステナ島旅ISHIGAKIJIMA」が実施された。環境負荷低減、地産地消......。このツアーは何のために企画されたのか> 3月16日、バイオマスや廃油、排ガスなどを原料とする新たな航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)を使用し、ツアー参加者が航空機での移動時に排出する二酸化炭素を削減する国内初となる試みが、羽田空港―新石垣空港間で実現した。 SAFは二酸化炭素排出量を従来のジェット燃料と比べて約8割も低減する新燃料だ。 ANA Green Jetの機体の一部には、空気抵抗を減らし燃費を改善させるサメ肌加工フィルムを貼付したほか、ヴィーガンレザーを使用したヘッドレストカバーを客席に採用するなど、SDGsを意識したマイナーチェンジが施されている。 これは、沖縄県石垣市が主

    「離島観光はそもそもサステナブルじゃない」石垣島の人々の危機感が生んだ日本初の試み
  • 謎の爆発で民間人が死亡、黒海艦隊にドローン攻撃も──クリミアで相次ぐ謎の攻撃は反転攻勢の前触れか

    Mysterious Crimea Explosion as Russia Prepares for Ukraine Assault <ウクライナの反転攻勢に備えてロシアがクリミア半島の防御を固めるなか、謎の爆発事件が多発して緊張が高まっている> 黒海につきだしたクリミア半島の南東部で謎の爆発が発生し、住民の死亡が確認された。地元メディアが報じた。 国内の治安に関する情報を定期的に配信しているロシアのテレグラム・チャンネル「バザ」は24日、クリミアの都市アルシュタで45歳の住民が、海岸近くで爆発物によって吹き飛ばされ、死亡したことを伝えた。 ウクライナによる反攻に備えるため、ロシア軍は2014年にウラジーミル・プーチン大統領が一方的にロシアに併合したクリミア半島の防衛を強化している。 【動画】海からロシアの艦船に迫るウクライナのドローン クリミアの海岸は、ロシア軍が塹壕を掘って新たな防御態

    謎の爆発で民間人が死亡、黒海艦隊にドローン攻撃も──クリミアで相次ぐ謎の攻撃は反転攻勢の前触れか
  • ロシア軍とワグネルが銃撃戦、死者も──ウクライナ軍発表

    しばしばロシア軍との軋轢が伝えられるプーチンの側近でワグネルの創設者プリゴジン(写真中央。4月8日、モスクワ)Yulia Morozova-REUTERS <ついに対立が頂点に。撃ち合いで双方から死者も出たという> ロシア軍兵士と民間軍事会社ワグネルの傭兵の間で撃ち合いが起きたとみられると、ウクライナ軍当局が23日に明らかにした。原因は、ウクライナ侵攻でロシアが戦果を上げられない責任がどちらにあるかをめぐる対立だったという。 【レア動画4選】ウクライナロシア戦車の一騎討ち<他> ウクライナ東部では今も激しい戦闘が続いている。一方で、奪われた領土の奪還を目指すウクライナ側の反転攻勢も近いとみられる。 ウクライナ軍参謀部の23日の発表によれば、ウクライナ侵攻でともに戦っているはずのロシア軍とワグネルの間の緊張が、ここへきて頂点に達している。 発表によれば「大した戦果を上げることができなかっ

    ロシア軍とワグネルが銃撃戦、死者も──ウクライナ軍発表
  • 欧州最大の陸軍大国を目指すポーランド

    アメリカが動かないならポーランドが動く?(2022年12月、ワルシャワを訪問したバイデン米大統領とポーランドのドゥダ大統領) Andrew Kelly-REUTERS <ウクライナが負けそうになってもNATOが動かない場合を想定し、ポーランドは軍備増強を進めている。だがいざというときポーランド軍は当にロシアと戦えるのか?> ロシアウクライナでさらに攻勢を強める場合、NATOの盾になるのはポーランドかもしれない──軍事アナリストのハンス・ペッター・ミットゥンがそんな説を主張している。 ミットゥンは22日、ウクライナの英字紙キーウ・ポストに論説を発表。ウクライナにおけるロシアの「特別軍事作戦」は13カ月目を迎えるが、現状では、NATO内の意見の相違、ポーランドの武器備蓄の増加、東欧をよく知ることなどから、ポーランドが重要な存在になる、と論じた。 「肝心なのは、ポーランドはNATOの最近の戦

    欧州最大の陸軍大国を目指すポーランド
  • 「他人のテスラを解錠できた」気付かず運転した男性と本来の持ち主、円満解決もお互い動揺

    鍵を掛ける習慣がなかったり、ある程度共通のものが使われていた大昔ならまだしも…(写真はイメージです) jetcityimage-iStock <取り違えてしまった別のモデル3を解錠し、運転までできたとの事例が報じられている> 自動運転の不具合が相次ぐテスラだが、新たな問題が報告されている。リモートで車両の機能にアクセスする「Tesla アプリ」について、他人のテスラ車を解錠できてしまう不具合が北米で報じられている。 この深刻な不具合を経験したのは、カナダ西岸バンクーバーに住む2人のテスラオーナーだ。互いが所有する似た車両同士が偶然並んで駐車する形になっていたところ、取り違えが発生した。 通常ならば自らが所有する車両しか解錠できないため、ドアを開けることなく間違いに気付くはずだ。しかし、アプリを使って間違った車両のドアの施錠が解除されたほか、誤りに気付かないまま運転して走り去ることができてし

    「他人のテスラを解錠できた」気付かず運転した男性と本来の持ち主、円満解決もお互い動揺
  • 中国軍の台湾「封鎖」演習を監視していた米海軍第11空母打撃群

    U.S. Navy strike group keeps close eye on China's carrier near Taiwan <南シナ海で航行の自由作戦を実施してアメリカ台湾の接近に神経を尖らせる中国軍をけん制> 米海軍は4月10日、南シナ海で「航行の自由作戦」を実施した。台湾周辺で同日まで3日間にわたって軍事演習を行っていた中国軍をけん制する目的があったものとみられている。 中国海軍が運用する3隻の空母のうち2隻目にあたる「山東」は、4月5日に初めて太平洋上を航行しているのが確認された。台湾の蔡英文総統が、訪問先のアメリカでケビン・マッカーシー米下院議長と会談を行う数時間前のことだ。中国軍は、この会談への対抗措置の一環として、山東をはじめとする艦船や軍用機が台湾「包囲」軍事演習に参加したと明らかにした。 中国台湾を自国の領土と主張しており、必要とあれば武力によって統一す

    中国軍の台湾「封鎖」演習を監視していた米海軍第11空母打撃群
  • プーチンは体の病気ではなく心の病気?──元警護官が明かす奇行の数々

    Putin's Secrets Revealed by Former Kremlin Guard in Interview <いまだにコロナが怖く、身辺警護要員は2週間の完全隔離をしないと随行を許されないなど、想像を超える猜疑心の強さ> 最近までクレムリンで警護を担当し、ウラジーミル・プーチン大統領と直接接していた人物が、4月4日に公開されたインタビューでプーチンに関する秘密を明かした。 この人物の名は、ゲレブ・カラクーロフ。2009年にロシア連邦警護庁(FSO)に入り、プーチンの警護官の1人として勤務。大尉にまで昇格したが、ウクライナ侵攻に反対して2022年にトルコのイスタンブールに逃れた。 カラクーロフは、ロンドンに拠点を置き調査報道を手がける「ドシエセンター」に対し、自身の任務はプーチンが直接行う通信を暗号化することだったと述べた。カラクーロフは、13年間にわたったFSO勤務中、国内

    プーチンは体の病気ではなく心の病気?──元警護官が明かす奇行の数々
  • 撃たれても倒れないロシアの「ゾンビ兵」、ウクライナ側でも深刻化する薬物問題

    ロシアが兵士に覚醒剤を投与している疑惑は以前からあるが、ウクライナの民間人の薬物問題も戦争を機に深刻化している> ・ロシア軍事企業「ワグネル」兵士が銃で撃たれても倒れないなど、覚醒剤投与の疑惑が浮上している。 ・ワグネルは疑惑を否定しているが、戦場に送り出される兵士への麻薬支給はこれまでにもあった。 ・その一方で、ウクライナ国内の薬物問題も戦争で深刻化している。 「撃たれても倒れない」「味方の犠牲をまるで気にしていない」などの証言から、ロシアが覚醒剤を兵士に投与している疑惑が濃くなっている。 「ゾンビ映画みたいだ」 ウクライナ東部のドネツク州バフムトで4月3日、ロシア軍事企業「ワグネル」の部隊が市庁舎にロシア国旗を掲げ、制圧を宣言した。しかし、その後もバフムト西部ではウクライナ軍の抵抗が続いていると英BBCは報じている。 ロシアウクライナ東部の制圧を重視し、バフムトはその主戦場になって

    撃たれても倒れないロシアの「ゾンビ兵」、ウクライナ側でも深刻化する薬物問題
  • 人類に残される労働は3つだけ Chat GPTが教える「残る仕事・消える仕事」

    Chat GPTなどAIの進化で人類の仕事は奪われるのか? lemono - shutterstock AI技術が進むことで人間の仕事はどう変わるのか。業務改善のコンサルティングを行う岡田充弘さんは「私はこれまで講演先などで『人間がする仕事は、改善、創造、交渉、しかなくなる』と言い続けてきたのですが、まさにその状態が急速に現実化しようとしています」という――。 2022年12月に米のオープンAI社が公開した対話型AIを活用したインターネット検索サービス「Chat GPT(チャットGPT)」が、大きな話題を呼んでいます。なんとなくイメージが思い浮かばない人は、チャットボットの進化版だと思って下さい。 凄いのは話題性だけでなく、利用者が2カ月で1億人を突破するなどその拡散力です。あまりに急速に広まったため、同サービスの実態が正しく理解されておらず、良し悪し様々な噂がたっています。現状だとむしろ

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  • ウクライナ、東部要衝バフムト死守 天候回復なら反転攻勢も

    ウクライナのイェルマク大統領府長官は6日、東部の都市バフムト(写真)で引き続き市街戦が行われていることを明らかにした。提供写真(2023年 ロイター/@combat.art.ukraine via Instagram/via REUTERS) ウクライナのイェルマク大統領府長官は6日、東部の都市バフムトで引き続き市街戦が行われていることを明らかにした。また、前線のウクライナ軍兵士は、天候が回復し次第、反攻を開始する準備ができたと述べた。 イェルマク長官は「市街戦が続いており、敵の包囲攻撃は失敗している」とした。 同地での戦闘を担うロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、エフゲニー・プリゴジン氏も、市の西部で戦闘は続いていると明らかにした。 バフムトはすでに廃墟と化しているものの、東部ドネツク州でロシア軍の手に落ちていない要衝の一つ。ウクライナは、バフムト防衛はロシア軍を消耗させるためと位

    ウクライナ、東部要衝バフムト死守 天候回復なら反転攻勢も