国土交通省は、2月4日からスマートフォンによる屋内でのナビを可能にする、「位置情報サービス」の実証実験を日本最大の地下空間のある東京駅周辺で実施すると発表した。 国交省では、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を機に、訪日外国人や高齢者、障がいを持つ人など、誰でもが目的地へ円滑に移動できるためのバリアフリー・ユニバーサルデザインの推進に取り組んでいる。今回の実証実験は、ICTを活用した情報案内による「情報のバリアフリー」を具現化する取り組みとなる。 サービスでは、地下の各所に設置した「ビーコン」と呼ばれる無線機器と既設のWi-Fiなどからの信号、新たに整備した「屋内電子地図」によって提供されるナビサービスとなる。関係各者の協力を得て、各社バラバラに作成されていた地図を統合した上で、一定のルールの下、ビーコンを設置した。 実証実験では、歩行者が行きたい目的地まで最適な道順をスマ
障がい者視点を生かすマーケティング・リサーチ事業でミライロとドゥ・ハウスが業務提携少子高齢化や障害者差別解消法施行を見据えた商品・サービスづくりに貢献 企業向けにマーケティングサービスを提供する株式会社ドゥ・ハウス(本社:東京都港区 代表取締役社長:高栖祐介、以下ドゥ・ハウス)と、ユニバーサルデザインの総合コンサルティングを手がける株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:垣内俊哉、以下ミライロ)は、障がい者視点を生かしたマーケティング・リサーチ「ミライロ・リサーチ」の事業分野において、業務提携契約を締結しました。 業務提携の背景と目的 現在、日本で暮らす障がい者は約800万人(平成27年内閣府「障害者白書」より)、高齢者は約4,000万人、ベビーカー利用者は約300万人(どちらも平成27年総務省統計局「人口推計」)います。これらを合わせると、日本の全人口の約3分の1が外出に何
国土交通省は、2014年度年末(2015年3月)時点の公共交通機関についてバリアフリー化状況をまとめた。 それによると、1日あたりの平均的な利用者数3000人以上の全旅客施設について、段差解消率は2013年度末から1.5ポイントアップの84.8%、視覚障がい者誘導用ブロックが0.1ポイントアップして93.2%、障がい者用トイレが1.8ポイントアップの81.9%だった。 移動の円滑化基準に適合している車両数は、鉄軌道車両が3万2389両で、車両全体に占める割合が2.5ポイントアップの62.0%だった。ノンステップバスは2万1074台で、比率が3.1ポイントアップの47.0%、リフト付バスなどが856台で比率が1.8ポイントアップの5.7%だった。 旅客船は217隻で、比率が3.6ポイントアップの32.2%、航空機が543機で、比率が1.8ポイントアップの94.6%となった。 福祉タクシーの車
J2東京Vは、障害のあるサポーターでもスタジアムで安全に、楽しく試合が観戦できるよう、Jリーグ初の取り組みを、今後も継続していくことを決めた。 東京Vは4日の福岡戦以降、ホームゲーム全試合で「リレーションセンターTASKAL」という施設を会場内に設置する。 これは、障害があったり、一時的に体の機能が低下しているファンにも試合観戦を楽しんでもらうための施設。「サービス介助士」の資格を有するスタッフが常駐し、対象となるサポーターへの情報提供や案内誘導等の対応を行っていくという。 この施設は東京Vと「誰もが暮らしやすい共生社会の創造」を目指す公益財団法人日本ケアフィット共育機構が協力して設置されたもの。すでに6月21日に駒沢陸上競技場で開催したホーム熊本戦で、Jクラブとして初めて導入しており、それを継続していく。 東京Vは、今後も2020年の東京五輪およびパラリンピックに向け、誰もが安心安全にス
生活を取り囲む様々な分野での支援が必要 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(以下、GLOCOM)と認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(以下、DFJI)は、「認知症の人にやさしいまちづくりガイド」を作成したと発表。 GLOCOMは、高齢者や認知症に関する総務省の推進事業や厚生労働省の研究事業を受託し活動にあたる。認知症支援については、生活を取り囲む社会や都市構造全体での取り組みが必要だという。 アンケート調査でみえてきた支援・配慮のヒント 認知症患者を対象とした全国規模のアンケート調査でみえてきたのは、公共交通機関の利用が難しい事情により、外出を控え交流機会を減らしている、などの認知症患者の現状だ。 公共交通機関利用における支援・配慮が必要であると同様なのが、銀行ATMなど金融分野や宅配便など流通分野だ。アンケートにより、認知症患者の支援・配慮のヒントがまとめられたという
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