埼玉高速鉄道は、3月17日から通学定期券を最大22・2%値下げすると発表した。子育て世代を新たに呼び込み、沿線地域の開発を促進させる狙いがある。通学定期券1カ月(中学生以上)の割引率は、現行の48・6〜50・5%から一律60・0%となる。 例えば、浦和美園駅(さいたま市緑区)から赤羽岩淵駅(東京都北区)間の通学定期券6カ月(中学生以上)の金額は、現行の7万6630円が1万5710円値下げされ、6万920円となる。 同社によると、今回の値下げによる減収額は今後3年間で7千万円程度を見込んでいるが、他社線からの切り替え需要や駅構内の店舗誘致などで補完するとしている。