広島県尾道市は20日、市内の保育施設に新規採用された保育士と保育教諭に一時金を給付する「尾道保育士さんいらっしゃい奨励金」交付事業を始めたと発表した。年度途中の入園などにより保育士が不足する事態に対応する。島根県大田市や山口県光市などで同様の制度が実施されているが、県内では初めて。 奨励金は20万円。市外からの転入を伴う場合は、さらに20万円を上限に転居費用を補助する。 給付は、保育士資格を持ち、来年3月31日までに市内の保育園や認定こども園などに常勤採用されるのが条件(公立施設の正規職員を除く)。採用前にも市内で保育士や保育教諭として勤務していた場合は、退職から2年以上経過している必要がある。
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