旧優生保護法(1948~1996年)にもとづき、不妊にする優生手術を強制的に受けさせられたのは憲法違反だとして、宮城県の知的障害のある女性が1月30日、国を相手に仙台地裁に提訴した。 厚生労働省によると、旧優生保護法下で本人の同意なしで行われた優生手術は約1万6千件に上る。しかし手術を受けた当事者が名乗り出るケースはきわめて少なく、提訴まで至ったのは初めてとなる。 改正から20年以上たつなか、行政の資料は失われ、当事者たちの高齢化も進んでいる。一方、優生手術が行われなくなった今も、別のかたちで「優生思想」は存在している。出生前診断は広がりつつあり、障害を理由とした中絶が実質的には行われているからだ。本稿では、旧優生保護法下での強制的な優生手術を入り口に、私たちに潜む「優生思想」を考えたい。 今回の訴訟の原告、由美さん(60代、仮名)の自宅は、広々とした田園の中にある。近くの駅から車で15分
皆さんにお願いがあります。以下の情報を拡散いただきたいのです。 21世紀になっても、未だに様々な事情で医療受診できない方、情報がなくて困っている方がたくさんいます。 実は、お金がなくても保険証がなくても病院受診はできます。 身近に無料低額診療事業の届け出がされている病院は、ソーシャルワーカーも配置されていて、秘密も守りながら受診や支援をしてくれます。 様々な事情がある方こそ、無料低額診療事業を活用してほしいのです。 無料低額診療事業の届け出がされている病院は、各都道府県のホームページでも検索できます。 もちろん、今すぐにスマホでも調べられます。 悲しい事件やこれ以上苦しむ人が出ないように、情報を周囲に伝えていってください。 何卒よろしくお願いいたします。
産んで間もない乳児の遺体を自宅内に遺棄したとして、大阪府警は31日、同府箕面市の自称飲食店アルバイトの少女(19)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、少女は「私が産んでバスタオルにくるんで押し入れに入れた」と容疑を認めているという。 箕面署によると、少女は1月29日未明、自宅のトイレで産んだ女児の遺体を自分の部屋の押し入れに遺棄した疑いがある。少女は「産んだ時、産声はなくて死んでいたと思う」と供述。少女は祖父母と母親と暮らしていたが、妊娠を知らせていなかったという。 トイレに大量の血液があったため、母親が少女を病院に連れて行って検査したところ、妊娠していたことが発覚。少女が出産を告白し、30日に母親が署に通報したという。
電車で隣に座っていた女性が産気づき、破水した――。19日、千葉県内を走るJR常磐線で、乗り合わせた最上都寿美(つづみ)さん(40)はとっさに対応し、車内で生まれた女の赤ちゃんを取り上げた。自らも5人の出産経験がある最上さんは「無我夢中で、勝手に体が動いていた」と振り返る。 女性が産気づいたのは、19日午後1時30分ごろ。電車が松戸駅を発車してすぐだった。日暮里駅で多くの乗客が降り、車内はさほど混雑していなかった。 最上さんは、都内の病院から外泊許可がでた四男(4)を連れ、茨城県取手市の自宅に帰る途中。優先席に座り、ひざの上で四男を寝かせていた。 ふと、隣の女性が気になり、目を向けると、顔を赤くして手すりにつかまっていた。 「大丈夫ですか?」 声をかけると、女性から思わぬ返事が来た。 「陣痛が来ちゃいました」 松戸駅から、次の停車駅の柏駅までは約8分。女性のおなかを触らせてもらうと、まだ張っ
幼い頃に2度、性暴力の被害を受けた心理カウンセラーの女性が、親子向けの性教育セミナーを始めた。「私のように苦しむ子どもを無くしたい」。性の問題をタブー視せず、正しい性知識で身を守って欲しいと願う。 「プライベートパーツと呼ばれる口、胸、性器、肛門(こうもん)は、命をつなぐ大切な場所。勝手に触ろうとする人には『やめて』『嫌だ』と言って、逃げて良いです」 昨年12月、大阪市西区であったセミナーで、大阪府吹田市の柳谷和美さん(49)が呼びかけた。参加者は、未就学児や小学生とその母親ら計26人だった。 柳谷さんは、自らの出産シーンの動画を映し、男女の体の違いや子どもが生まれるまでの流れなどを説明。望まぬ妊娠や出産を防ぐため、「人を好きになることはとてもすてきなこと。でもセックスだけが愛情表現ではない」と訴えた。 親子を対象にするのは、性の…
がん患者の若い女性が抗がん剤などの治療によって不妊になるのを防ぐため、卵子や受精卵を凍結して保存するケースがどのくらいあるのか東京大学の研究チームが調査したところ、おととしまでの5年間に全国の少なくとも120余りの医療機関で、合わせて1200件以上行われていたことがわかりました。 東京大学の研究チームが、生殖補助医療を行う全国の600余りの医療機関を対象にアンケート調査を行い、およそ8割の施設から回答を得ました。 その結果、おととしまでの5年間に少なくとも全国の126の医療機関で行われ、未婚の女性が行う卵子の凍結保存は580件、既婚の女性が行う受精卵の凍結保存は631件で、合わせて1211件行われていることが初めてわかりました。この中では、100人を超えるがん患者の卵子や受精卵を凍結保存している医療機関もありましたが、多くは2人から4人の卵子や受精卵を凍結保存していて、分散して保管している
小さないのち みんなで守る 女子中高生が、妊娠を機に教育の現場から「排除」されるケースが後を絶たない。専門家は、望まぬ妊娠をしないための性教育の重要性や、妊娠したときに子どもが独りで問題を抱え込まないための仕組みづくりを訴える。 厚生労働省の統計では、2015年に10代で出産した女性は1万1929人いた。うち14歳以下は39人だった。10代での人工中絶は1万6113人(15年度)いて、うち270人が14歳以下だった。 文部科学省は「妊娠や出産で停学・退学となる校則がある高校はほとんどないと思う」(児童生徒課)と話す。生徒が妊娠したときの対応については「母体の安全を最優先に、勉強を続けたい、休学後、復学したいなどの生徒の意向を聞き、保護者も交えて相談していくことになる」と説明する。校長の判断で、リポートや補習で授業の欠席分を補うこともできるという。 だが現実には、妊娠を機に高校を退学になった
日本マイクロソフトはこのほど、働き方改革の新たな取り組みとして、「ファミリーフレンドリー休業制度」の導入を開始した。 今回導入する「ファミリーフレンドリー休業制度」は、出産予定の女性社員のための出産休業(Maternity Leave)、配偶者/パートナーが出産した際の育児休業(Paternity Leave)、養子縁組を行った際の育児休業(Adaptive Parents Leave)、深刻な病気や介護が必要な家族をサポートするための看護・介護休業(Family Caregiver Leave)を、一定期間「有給(100%給与支給)」で認めるというもの。 具体的には、出産する女性社員はこれまで、法定の産前産後休暇14週、法定の育児休業ともに無給だったが、新制度の導入により、有給の出産休業20週に加えて、法定の育児休業を利用することができるという。 新たに親になる社員の場合では、これまで有
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