千原ジュニアが「自分がいちばん薄い」と言った出演者たち 6月にNHK Eテレで放送された「B面談義」がひそかに話題になっていた。「ハートネットTV」という福祉番組の枠で単発で放送されたのだが、普段の福祉番組とずいぶん趣が異なる。 ざっと説明すると、千原ジュニアをMCに、数名のコメンテイターが集まり、ちまたで話題になっていることについてコメントしあう番組だ。それだけ聞くと、民放でもよくあるありふれた番組に思える。 6月放送分の出演者一同 だが集まったコメンテイターが"普通"とはちがっていた。全盲の弁護士・大胡田誠氏、同性愛を公言する弁護士・南和行氏、脳性まひで車いすの医師であり東大准教授・熊谷晋一郎氏、同性婚が話題になりそれが破局してさらに話題になったタレント・一ノ瀬文香氏。さらに発達障害で元看護師・元風俗嬢の漫画家・沖田×華氏に至っては、千原ジュニアが「NHK出ていいんか」と思わず叫んだ。
障害者に性的サービスを提供するセックスワーカーを追ったオーストラリアのドキュメンタリー映画「スカーレットロード」(2011年公開)の日本語字幕版ができた。大阪や東京などで活動するセックスワーカーの支援団体「SWASH(スウォッシュ)」が完成させた。 16日に大阪市中央区のドーンセンターである関西クィア映画祭と、10月21日に東京・渋谷のロフト9で上映される。 映画はオーストラリアで公開され、アメリカやカナダ、ニュージーランド、オーストリアなど各国で上映された。顧客の約半数が障害者というシドニー在住のセックスワーカー、レイチェルを追ったドキュメンタリーだ。 「性のエンパワメントにそそられる」「私たち一人ひとりに性を表現する権利がある。もちろん障害を持つ人にも」。映画の中でレイチェルは語る。 障害を持つ顧客たちはレイチ…
通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり 」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書) 他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 「引きこもり」するオトナたち 「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそ
常時30件のクライアントを抱える売れっ子弁護士と結婚した大胡田(おおごだ) 亜矢子さん(42)。女性なら誰しもが憧れる人気職業の妻だが、実は亜矢子さんには、体にハンディがある。視力に障害があり目が見えないのだ。早産で生まれてきた際、未熟児網膜症を患い、生後まもなくして視力を失った。 そんな亜矢子さんの夫である誠さん(40)。実は彼も視力を失い、目が見えない。そう、2人は共に全盲の夫婦なのだ。 驚きの工夫で家事も育児もパーフェクト そう聞くと、しんみりした話かと思いきや、そんなことはない。大胡田家の中は常にきれいに片付けられ、亜矢子さんの手料理を子どもたちが頬張る。包丁さばきも見事。それもそのはず、実は生まれたときから目が見えない亜矢子さんには20年以上の料理のキャリアがあり、18歳で一人暮らしを始めたときから自炊をしてきた。 お米を炊くなんてお手の物。なんと危険度の高い揚げ物も自分で調理す
2歳で脳腫瘍(しゅよう)の一つ、脳幹グリオーマが見つかった埼玉県新座市の原田歩夢くんは2013年6月27日、東京の国立成育医療研究センターで抗がん剤治療を始めた。 通院で週1回注射し、5週間に1回は入院で点滴した。しばらくすると、母の瑞江さん(28)が歩夢くんの髪を洗うと毛が抜けていった。「歩夢が頑張っている証拠」と自分に言い聞かせたが、外出するとじろじろ見られた。 抗がん剤は免疫力を低下させる。手足口病になり、入院もした。兄の保育園に感染症の園児がいたら連絡をもらうようにした。 12月8日、MRIで治療効果を確かめると、腫瘍は10%大きくなっていた。治療法は、腫瘍に放射線を照射する方法か抗がん剤の切り替えしかない。主治医の寺島慶太さん(44)は「放射線治療は避けたい」と言った。大脳の広範囲に照射すると発達障害が起こる可能性がある。両親は、週1回の外来で注射する抗がん剤を選んだ。 この頃、
リゾートホテルはたまに行くから快適なのだ。どんなに素晴らしいホテルでも、この先ずっとホテル内だけで生きることを強いられたら、監獄のように感じ始めるのではないか。 19人の障害者が殺害された「津久井やまゆり園」(相模原市)の建て替え問題で、町中に小規模施設を分散して建設する神奈川県の方針に家族会や職員らは反対している。「施設規模を小さくしないでほしい」「自分の仕事が否定されたと思う」「やまゆり園は私たちがやっとたどりついたかけがえのない家だ」 離れたところにいる親には素晴らしい施設に思えても、そこでずっと暮らしている障害者はどうなのだろう。嫌ならいつでも辞められる職員と違い、障害者は嫌になっても言えず、ストレスで行動障害を起こすようになれば、ますます施設内に閉じ込められる。ただ現状に慣れるか、あきらめることしか許されないのである。
事件発生から1年となった知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、献花する車いすの男性=26日午後、相模原市緑区 相模原の障害者施設殺傷事件から1年となるのを機に共同通信が全国の知的障害者の家族を対象に実施したアンケートで、回答した304家族の7割近くが、事件後、障害者を取り巻く環境が悪化したと感じた経験があることが26日、分かった。インターネットなどでの中傷を挙げた人が多く、利用する施設や職員への不安が増したとの回答も目立つ。「共生社会」の重要さが指摘される中、差別や偏見に苦悩する現状が浮き彫りになった。 アンケートは6~7月にかけて実施。知的障害者の親らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」を通じて全国の家族に質問書を約550部配布し、うち304家族が回答した。
あの事件からもう1年になる。 相模原市の障害者入所施設「津久井やまゆり園」で19人の重度障害者が元職員に殺害されたのは昨年7月26日の未明だった。 植松聖被告(27)の初公判はまだ開かれていない。「障害者には生きる価値がない」という理不尽な動機がどのように形成されたのか、事件の核心部分はまだよくわからない。 同園で暮らしていた障害者は現在、横浜市内にある施設などで仮住まいをしている。悲惨な事件の記憶に今も苦しむ人は多いという。 神奈川県は当初、家族会などの要望を受けて施設の全面再建を打ち出した。しかし、山あいの大規模施設で再び障害者を収容することに対して各地の障害者らから批判が高まり、軌道修正をすることになった。 障害者の意思を中心に 現在、県は4年後をめどに相模原市と横浜市に小規模の入所施設を新設する方針を示している。小規模で家庭的なグループホームもつくり、選択肢を広げるという。時間をか
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