表情豊か! 路上生活者がモデルの写真展 都内で11月29日まで 2015年11月04日 福祉新聞編集部 カメラマンの高松英昭さん 国内の路上で生活する人たちを写した写真展「Street People」が、東京都人権プラザ(台東区)で開かれている。東京都人権啓発センターが企画したもので、20年以上路上生活者を撮り続けているカメラマンの高松英昭さん=写真=の作品42点が展示されている。 作品は、過酷な環境で暮らす路上生活者を写したジャーナリスティックなモノクロ写真がある一方、お気に入りの服を着て笑顔で写るカラー写真もある。カラー写真に写る路上生活者は皆、表情豊か。明るい壁を背景に撮るなどファッショナブルに魅せる演出手法により、それぞれの個性がキラリと輝く。 高松さんは1990年代、厳しい路上生活の現実を世に訴えたいと撮影を始めた。しかし、路上生活者に世間の関心が向くことはあまりなかったという。