「近年、ITのめざましい発達により従来の印刷、放送、通信といったメディアの境界が消えつつあり、同時にインターネットを利用した新しい複合型メディアも続々と生まれている。優れたデジタル処理技術をベースにさまざまなメディアを活用し、ユーザーの問題解決に役立つようなソリューション・ビジネスを推進していくことが必要だ」と竹田印刷(名古屋市)の斎藤社長は語る。 さらに、「近年の印刷業界では InDesign (インデザイン) が広く普及し、インデザインによる高度な組版、データの二次利用が求められるようになっている。優れた機能を持つインデザインではあるが、残念ながら数式を組版することはできない。すでに数式組版プラグインも販売されているが、同社の要求に見合うものはまだ市場にはない。」と同社長は続けた。 このような背景を受け、竹田印刷ではこの度「インデザインによる数式組版システム」を独自に開発した。