『10+1』38号 2005年4月 特集「建築と書物 読むこと、書くこと、つくること」所収 必読書をめぐって 5年前、はじめて大学に研究室を持つことになったとき、研究室の方向性を明確に示すために「難波研必読書20」をリストアップすることにした。大学生にはちょっと無理かもしれないが、大学院生ならばこのくらいの本は読んでいて欲しいと考えたからである。 なぜ20冊なのか。とくに理由はない。10冊に絞るのは難しいが、30冊では多すぎると考えたからに過ぎない。僕にとってはどれも思い出深く、時間をおいて少なくとも3回以上は読み返し、そのたびに新しい発見があったものばかりである。ここではそれらの本を紹介したい。 1)『デザインの鍵』 池辺陽:著 丸善 1979 2)『空間・時間・建築』 ジークフリート・ギーディオン:著 丸善 1969 3)『第一機械時代の理論とデザイン』 レイナー・バンハム:著 鹿島出
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アレグザンダーが再召還されていますが、なぜですか? | 中谷礼仁 Why Recall Christopher Alexander? | Nakatani Norihito もしアレグザンダーが批判的まなざしを通して再召喚されているのだとしたら有意義でしょう。しかし先ずは忘れ去られた経緯について書いておくべきでしょう。 クリストファー・アレグザンダー(一九三六-)は最もロジカルなデザイン論である『形の合成に関するノート』(一九六四)や、パタン言語を建設行為に導入した『パタン・ランゲージ』(一九七七)によって著名です。また最近では二〇〇〇頁を超えることになると思われる「Nature of Order」シリーズ(本邦未訳)が順次発行され、彼の思想の集大成になりつつあります。 奇妙なことに、彼はこの二〇年ぐらい日本の建築界ではほぼ完全に忘れ去られていました。しかしながら建築以外の分野、特にコンピ
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