米国イリノイ大学のニュースリリースによれば、同大学の材料工学科教授Jianjun Chengをはじめとする3人の研究者グループが、自己修復する画期的な樹脂を開発したとのこと。 この新しい樹脂は尿素樹脂(ユリア樹脂)の一種で、ゴムのようによく伸びるもの。YouTubeに投稿された動画を見てもわかる通り、樹脂の小片にナイフで深い切り込みを入れても、室温で一日放っておけば元通りになっている。しかも、ただくっついているというのではなく、完全に元に戻っているから、どんなに引っ張っても切れない。同大学のニュースリリースによれば、極限にまで引っ張ると一度切った場所でなく、別の場所から切れてくるとのこと。 これだけしっかり自己修復するのには理由がある。物体を作っている分子には、分子間力という力があり、その力で分子が集まることで1つの物の形を作っている。イリノイ大学の研究者は、この新素材を開発する際に、「市
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