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ブックマーク / salon.mainichi-kotoba.jp (3)

  • 「光景」と「風景」の使い分け 災害の様子に合うのは?

    これに従えば「風景」は基的には好ましい情景、見ていて心が穏やかになるようなものに、「光景」は良くも悪くもインパクトの強い場面に使うということになるでしょう。見慣れた景色については「光景」とは言いにくそうです。 複合語では「○○風景」となる よし、これで大まかに使い分けの基準は作れそうだ――と思ったのですが、毎日新聞の以前の記事には「死亡直後の解剖風景」というものも。先ほどの使い分けからすると「光景」の方がふさわしそうですが、「解剖光景」とするとしっくりきません。 これについては2007年に、国立国語研究所がテキストデータ「日語コーパス」を公開した際の分析が説明になりそうです。毎日新聞の記事を用いたその分析によると、「○○風景」の形をとるものは「原風景」「日常風景」など94種類246件あったのに対し「○○光景」は「日常的光景」「歴史的光景」「神話的光景」の3種3件のみ(「大規模書き言葉コ

    「光景」と「風景」の使い分け 災害の様子に合うのは?
    schrift
    schrift 2020/08/15
    インパクトのある「光景」、落ち着きのある「風景」
  • 10年ぶり改訂の岩波国語辞典 何が変わった? 編集者に聞いた

    漱石から令和 「百年の日語」 ――今回の改訂で岩国の基姿勢に変化はありましたか。第7版序文には「ごく最近の新語・俗用にはかなり保守的な態度となる」とありましたが。 ◆赤峯さん 基姿勢は「百年の日語」。やはり差別化、すみ分けが必要です。(お笑い芸人で日語学者の)サンキュータツオさんは、小型国語辞典のビッグ4(岩国、新明解国語辞典、三省堂国語辞典、明鏡国語辞典)の中に入れてくださっていますが、その中でも「売り」は100年の日語を対象にするということです。ですからぎりぎり夏目漱石あたりから令和まで。日常の言葉として定着した言葉を入れていきますが、だからといって今の人間が聞いてよく分からないような言葉を削除していくわけにもいきません。 ――新語を積極的に採用したり阪神タイガース仕様のものを作ったりして注目される三省堂国語辞典など他社のやり方が気になることはありませんか。 ◆(阪神仕様の

    10年ぶり改訂の岩波国語辞典 何が変わった? 編集者に聞いた
  • どうやって校閲記者は調べているか

    「著者から後書きに名前を入れていいか聞かれることはありますが、誤植が後で見つかったらと思うと怖いですね」。引用部分を探す苦労、事実確認はどこまでするか…出版の分野で活躍する校正・校閲者の方々に聞きました。... 「これは会社の財産ですね。ぜひ公開してほしい」 「校閲者や司書は泣いて喜ぶと思いますよ」 毎日新聞の校閲センター内で共有しているインターネットサイトのリンク集のことです。私たちの仕事に合わせて作ってきたので一般にどこまで役に立つか分かりませんが、そのような声をいただいたため、どなたでもアクセスできる部分などを公開することにしました。 このリンク集の始まりは2009年ごろ。米国の雇用統計や消費者物価指数など、一から調べると手間がかかる経済関係の情報を早く調べるためでした。そこからスポーツなどデータが豊富に使われる記事などでもリンクがまとまってあれば便利だということで徐々に分野が広がり

    どうやって校閲記者は調べているか
    schrift
    schrift 2019/06/02
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