日本学術会議幹事会声明 <日本の未来世代のために我々が今なすべきこと> 昨年9月に発足した新政権の下で日本は新しい歩みを始めました。マニフェス トの実現、政治主導、官僚依存からの脱却、事業仕分けなど、新しい試みの最初 の成果として、昨年末に平成 22 年度予算の政府案が国民に示されました。この予 算案が公表されたことを受けて、日本学術会議は幹事会として以下のような声明 を発出いたします。 先に挙げた新しい試みの一つとしての事業仕分けが、ある段階まで進んだ昨年 11 月 20 日 に、日本学術会議は会長談話を発出し、予算編成に当たって人文・社会 科学を含む基礎研究から開発研究に至るまでの学術研究を重視するべきことを述 べましたし、12 月7日にも会長談話を発出し、大学等高等教育に対して的確で長 期的な支援をするべきことを述べました。 さて、新政権による新しい方式に則った予算編成というこの度の