長崎大(長崎市)の男性学部長(61)が同じ学部の40歳代の男性教授に対し、電話で責めたり肩を強くたたいたりするなどのパワーハラスメントを行ったと、学部ハラスメント防止委員会が認定していたことがわかった。 3月の教授会で報告され、学部長は事実関係を認めて謝罪したという。 関係者によると、男性教授は昨年12月、別の教授に女子学生に対するセクハラのうわさがあったことから、「誠意ある対応」を促すように求める電子メールを学部長に送信した。 ところが、学部長は男性教授に電話し、「心外だ」などと強く反発、その日夜の忘年会では、トイレで教授の肩を後ろから両腕でたたくなどして謝罪を求めたという。 男性教授は頸椎捻挫など3週間のけがとともに、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負ったと診断されたという。長崎大人事管理課は「(男性教授から)申請があれば全学のハラスメント防止委員会を設置する。事実が確認できれば処