「この作品こそ、今年のベストワン!!」「すばらしい!! 感動の涙が止まらない!!」などなど、11月12日の公開以来、絶賛の声が相次いでいる片渕須直監督のアニメ映画『この世界の片隅に』。今年は『君の名は。』『聲の形』とアニメ映画の傑作が続き、両作品とも作品的成功のみならず興行的にも成功を収めている。 『君の名は。』とともに“3Kアニメ”と呼ばれる感動作 『君の名は。』はスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の興行収入304億円に続く、日本製アニメ映画史上第2位の200億円が確実視されており、『聲の形』も興収21億円を突破した。これら2本のヒット作とともに“3Kアニメ”と称される『この世界の片隅に』だが、こちらは大手映画会社が絡んでいないインディペンデント作品で、オープニングスクリーン数も64と先の2作とは比較にならない小規模のマーケットで公開された。だが『この世界の片隅に』は多くの観客から拍
この度、世界中のNetflixメンバーの皆さまにNetflixをより一層楽しんでいただけるよう、従来のストリーミング再生に加え、ダウンロード機能がご利用いただけるようになりました。追加料金はかかりません。 Netflixをご自宅でご覧になる方も数多くいらっしゃるかと思いますが、ご自宅以外、例えば飛行機の中といった、インターネット接続に制限があったり、高い費用がかかる場所でも「ストレンジャー・シングスをイッキ見したい」といったご要望が数多く寄せられていました。これからは、作品の詳細ページに新しく追加されたダウンロードボタンをクリックして事前に作品をダウンロードしておけば、インターネット接続が無い場所でもご視聴いただけます。ダウンロード可能な作品は、Netflixアプリ内のメニューに新たに追加された「ダウンロード可能な作品」というボタンをクリックして確認できます。 現在配信中の人気映画やTVシ
2016年11月、ついにアニメーション版『この世界の片隅に』が公開された。アニメーション好きばかりでなく、原作であるマンガのファンからも高い評価を受けている。2回あるいは3回観たという知人もいる。わたしは4回観た。名作であることは間違いない。しかし、名作名作と言っているだけでは飽き足らない。そろそろこの物語について、ネタバレも含めて自由に語りたくなってきた。 わたしはふだん、誰か一人の行為ではなく、行為と行為のやりとり、すなわち相互行為を扱う仕事をしている。だから、アニメーションで交わされる会話をきくときには、特定の誰かの声の魅力に聞き入るよりも、誰かと誰かの相互行為において彼らの声がどんな風にきこえてくるか、それを手がかりにアニメーションの受け手はその場面をどんな風に理解しているかが気にかかる。また、原作とアニメーションのどちらがよいか、ではなく、アニメーションが原作をどう翻案することに
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