コンピュータの名著100冊[参照]で推されて一読、スゴいね、これ。 いわゆる、コンピュータやネットワークの脆弱性を狙った正攻法クラッキングなら多々あれど、これはソーシャルエンジニアリングの事例集。ねとらん無用の逸品だ。 ショルダーハッキングからハードウェアハッキングまで、19の手口が具体的に挙げられている。そして、全てのパターンにあてはまる共通項がある。それは、人間こそが攻略のカナメだということ。 認証デバイス、アクセスコントロール、侵入検出システムなどは、今の企業では必需品(日用品?)かもしれないが、そんな「守り」をいくら固めても、彼らはやすやすと突破できる。なぜなら、それらを相手にしないから。どんな防御であれ、ウィーケストリンク(最も弱い環)になるのが人間だという真実を思い知らされる。 「最も安全なコンピュータは、電源を切ってあるコンピュータだ」とは言い得て妙だが、真実ではない。ソーシ
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