2006年09月18日09:00 カテゴリ書評/画評/品評 グーグル・アマゾン化する社会 本書は柳の下のどぜうではなく、柳川鍋である。 グーグル・アマゾン化する社会 森健 ただし今までのどぜう料理の中では一番うまい。 もし手元に千円札が一枚しかなくて、現在のWebを取り巻く環境について一冊で俯瞰したかったら、今なら「ウェブ進化論」でもなく、「Google - 既存のビジネスを破壊する」でもなく、本書をすすめる。本書には今までのGoogle本のエッセンスに加え、これらの本では得られない知見が含まれているからだ。 まず、類書では「おまけ」としてしか扱われていないAmazonに関して、きちんと一章を費やして説明していること。実はGoogleにも一章を費やしているし、タイトルにもその名が入っているが、Google一辺倒でないところが大変よろしい。これだけでも本書の方が「Web考現学本」として他にす
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