AI導入の副作用。医師の「がん発見能力」が低下、研究で判明2025.08.16 21:00 AJ Dellinger - Gizmodo US [原文] ( 高橋真紀 ) AI(人工知能)ツールは、大腸内にできる「前がん病変(がんになる前の状態)」の発見に役立つことが示されています。しかし、一度このツールを導入したのなら、医師からそれを取り上げることは避けたほうがよさそうです。 2025年8月12日、医学誌『The Lancet』にて発表された新しい研究によると、患者の潜在的ながんリスクを見極めるためのAIツールを与えられた医師は、その後AIなしで同じ作業を行なうと、観察能力が低下してしまうことが分かりました。 がん発見率が20%低下この研究では、ポーランド国内の4つの内視鏡センターを対象に、AIツール導入前の3か月間と導入後の3か月間における大腸がん発見率を追跡しました。AI導入後、大腸
