富裕層の定義は何だろうか。そう言われてみるとあまり考えたことはなかったのだが、本書を読むと「現金や投資資産を1億円以上持っている人のこと」(p.3)だそうである。野村総研の定義っぽいな…。*1 ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話【電子限定特典ページ付き】 (幻冬舎単行本) 作者:斗比主閲子 幻冬舎 Amazon 著者・斗比主は2億円の資産があるから、この定義でいえばたしかに富裕層である。 「ふつうの会社員」が「富裕層」になれたという話なのだ。本書は、もちろんその日記のようなものではなく、著者の体験や勉強したことをふまえて「ふつうの会社員」がどうやって富裕層の定義になれるような資産を築けるのか、そのノウハウを紹介している。 嘘くさそうに思うかもしれない。 イメージとしては「これといってなんの特技も取り柄もないしがないサラリーマンが大金持ちになれるって話」のように聞こ
