暮らしやビジネスなど幅広い分野での活用が期待される人工知能。アップルやグーグルといった世界のIT企業がこぞって研究開発に莫大な費用を投じ、国内の企業の間でも開発を強化する動きが広がっています。一方で、急速に進化する人工知能が将来どのようなリスクをもたらす可能性があるのか、議論が始まっています。2045年には、人間を超える存在になるとも言われる人工知能とどのように向き合っていくべきなのか考えます。(経済部・小田島拓也記者) 人の意識を持つ!? 6月29日、東京都内で開かれた人工知能の最新の活用事例を紹介する展示会を取材しました。出展したのは国内のベンチャー企業15社。人工知能の開発と言えば、世界の大手企業が積極的に取り組むというイメージがありますが、ベンチャー企業の間にも浸透していることをまずは実感しました。 来場者の注目を集めたのは、SF小説のヒロインのキャラクターと会話を楽しむことができ
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