並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 10 件 / 10件

新着順 人気順

キューブリック 福岡の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 13坪の「小さな総合書店」が18年間生き残った理由-福岡「ブックスキューブリック」

    ルポ『だれが「本」を殺すのか』で、ノンフィクション作家佐野眞一氏が書店業界の構造問題を明らかにし、出版不況の現実を読者に突きつけたのは、2001年だった。同じ年、福岡では大型書店の出店ラッシュがピークを迎える中、逆風に立ち向かうように、わずか13坪の書店が誕生した。18年が過ぎ、その書店は今も元気に本を売っていた。 だれが「本」を殺すのか  同書によると、取次と呼ばれる問屋からの「自動配本」に頼る本屋が増えた結果、金太郎飴状態になったことを始め、いくつかの複合的な理由により年間千軒以上もの書店が廃業に追い込まれた。「自動配本」とは、書店に届ける本のラインナップや冊数を取次が書店の意向を反映せずに決める配本方法のことだ。 また、一方で、大型書店が全国展開する流れが加速した。例えば福岡市では、1990年代後半、商業の中心地区天神に丸善、リブロ、八重洲ブックセンター、ジュンク堂が相次いで出店し、

      13坪の「小さな総合書店」が18年間生き残った理由-福岡「ブックスキューブリック」
    • 本屋さんを支えたい。 ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金 | MOTION GALLERY

      新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が全国に発令され、出口のみえない外出自粛要請と休業要請の日々の中で、全国の書店・古書店を支援するため、有志で立ち上げたプロジェクトです。 足を踏み入れた先にあるのは、本との思いがけぬ出会い 足を踏み入れた途端、その空間には、別の時間が流れていることを全身で感じます。街の喧騒とははっきり異なる静けさ。視界を埋め尽くすたくさんの本棚。そして、気になった本を手に取ってページに視線を落とす人。後ろ手を組んでじっと本棚を見つめる人。この本が面白かったよと、少し小さな声で話す人たち。一冊一冊、丁寧な手付きで本を棚に並べていく店員。目の前に広がるその光景に、気持ちがふっと穏やかになるのを感じ、やさしく包み込まれるような思いをしたことがある人は、多くいるのではないでしょうか。 百年(東京都) あらゆることについて書かれた本があります。ほろ苦い青春も、目の離せな

        本屋さんを支えたい。 ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金 | MOTION GALLERY
      • CA2044 – 動向レビュー:「わざわざ系本屋」の系譜―多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し / どむか

        CA2043 – 動向レビュー:オープンサイエンスをモニタリングする機関向けダッシュボードとその提供指標:OpenAIREを例として / 池谷瑠絵 PDFファイル カレントアウェアネス No.356 2023年6月20日 CA2044 動向レビュー 「わざわざ系本屋」の系譜―多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し 本屋さんウォッチャー:どむか 1. はじめに 最近、本屋がメディアで取り上げられることが増えているように思える(1)。出版業界全般では暗い話題が多いが、「シェア型/棚貸し本屋」など新たな動きについての記事をしばしば目にする。今回はこうした本屋の新しい動きについて取り上げたいが、それらをどのような言葉で括ればよいのか。「独立(系)本屋」と評されることが多いが、厳密に定義されているわけではない。米国書店協会(2)などの団体があれば加入の有無での判断が可能だが、そもそも個人書店の集まり

          CA2044 – 動向レビュー:「わざわざ系本屋」の系譜―多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し / どむか
        • 3月7日はななつのしあわせミックスナッツの日、みんなの銀行の日、さかなの日、十歳の祝いの日、家計の見直しの日、花粉症記念日、サウナの日、メンチカツの日、すたみな太郎の日、未成年者喫煙禁止法制定の日、消防記念日、警察制度改正記念日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

          おこしやす♪~ 3月7日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年 3月7日はななつのしあわせミックスナッツの日、みんなの銀行の日、さかなの日、十歳の祝いの日、家計の見直しの日、花粉症記念日、サウナの日、メンチカツの日、すたみな太郎の日、未成年者喫煙禁止法制定の日、消防記念日、警察制度改正記念日、等の日です。 ●ななつのしあわせミックスナッツの日 タマチャンショップななつのしあわせミックスナッツ 1kg(500g×2袋) タマチャンショップ Amazon 宮崎県都城市に本社を置き、インターネットショップ「タマチャンショップ」を運営する有限会社九南サービスが制定。同社ではクルミ、アーモンド、ピーカンナッツ、カシューナッツ、マカデミアナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオの7種類のナッツをミックスした「ななつのしあわせミックスナッツ」を販売。それぞれのナッツの栄養素を一度に摂取できるこのミ

            3月7日はななつのしあわせミックスナッツの日、みんなの銀行の日、さかなの日、十歳の祝いの日、家計の見直しの日、花粉症記念日、サウナの日、メンチカツの日、すたみな太郎の日、未成年者喫煙禁止法制定の日、消防記念日、警察制度改正記念日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
          • 55歳で父になり、本屋をやろうと決めた。「僕が読みたい」フェミニズムの本が増えた:リーディンライティン|じんぶん堂

            記事:じんぶん堂企画室 「Readin'Writin' BOOKSTORE」(リーディンライティン ブックストア)店主の落合博さん 書籍情報はこちら 東京・浅草の西に位置する田原町。大通りを一歩入ったところに「Readin'Writin' BOOKSTORE」(リーディンライティン ブックストア)はある。隣にはレモンパイが有名な地元の菓子店が並ぶ。 ワイン色のドアを開けると、高い天井と2階奥のギャラリースペースが目に入り、目線が上向く。左側の壁を生かした棚には写真集や単行本が並び、右手から階段をのぼると、畳敷きのスペースでくつろぐことができる。 入口近くの棚には、フェミニズムやジェンダー、家族のかたちなどを扱った本が充実している。初めて訪れたときに、「ここは私のためにある棚だ」と感じたことを思い出す。 店主の落合博さんは、新聞社の論説委員を経て、58歳で書店の店主になった。これまでの歩みと

              55歳で父になり、本屋をやろうと決めた。「僕が読みたい」フェミニズムの本が増えた:リーディンライティン|じんぶん堂
            • 書店員の「聖地」は本を求める人々が深呼吸するビオトープ-鳥取「定有堂書店」

              東京の郵便局員が1980年、鳥取で小さな書店を始めた。近隣にあった書店のほとんどは姿を消したが、その書店は自分で考えるために本を必要とする人たちの場所として街に生き続けていた。 鳥取駅に降り立つと久松山が見えた。藩主池田家が治めた江戸時代には鳥取城があったという。城が明治維新で取り壊されて以後も、麓は県立博物館、県立図書館、県庁などで固められ行政の役割を担う地区になった。 久松山に通じる目抜き通りには、因州和紙を扱う文具店や手作り万年筆の店などご当地の商いが健在だった。 商店街のなかほどを袋川が横切る。ほとりに桜並木。その川辺からすぐのところに定有堂書店はあった。 定有堂のすぐそばを流れる袋川 誰もがすっと入っていけそうな親しみのある外観だ。定有とは「概念的としてではなく実際に存在する」というヘーゲル哲学の言葉だという。 開店したとき、近隣には24軒もの書店があった。1980年のことだ。

                書店員の「聖地」は本を求める人々が深呼吸するビオトープ-鳥取「定有堂書店」
              • 【時間ができたら】一日で巡る!福岡市内のおすすめ散策スポット【街歩きしよう】

                みなさんこんにちは! 福岡のライターの赤坂(@taichi_akasaka)です。福岡に移住してきて、8年目に突入したところです。 福岡といえば「食べ物が美味しい」「街がコンパクト」「人口が増えている」などなど、比較的好意的に語られることが多いですね。じっさい福岡市在住の私も、メチャクチャ住みやすいと感じています。 その一方で、「どこに観光にいけばいいかわからない」「他県への移動は便利だけど、福岡市自体、どこにいけば?」ということもよく聞きます。そこで今回は福岡市内で1日を過ごす散策コースを考えてみました。福岡で空き時間ができた方は是非こちらの記事を参考に市内を歩き回ってみてください。 自然ゆたかな公園で癒やされよう!「海の中道海浜公園」(9:30~) 福岡市は北側に向かって海が開けていますが、その北側に地続きの細長い島があります。 この島の大部分を占めるのが、広大な国営公園「海の中道海浜

                  【時間ができたら】一日で巡る!福岡市内のおすすめ散策スポット【街歩きしよう】
                • 声の小さな人の側に立つ本だけを並べる書店-熊本市・橙書店

                  よいと思った本だけを並べる書店主に表現者たちが信頼を寄せ、文芸誌が始まった。ここは熊本の内外の表現者がつながる地下水脈だ。 硝子の扉を押し開けると、いつものようにカウンターの内側から店主が振り向いた。「おかえり」と、その人、田尻久子さんがニコッと笑い、店を訪ねることのできなかった時間を思った。 熊本城のふもとに広がる城下町、電車通りから一歩路地に入った古いビルの2階。入り口の左手にはカウンター席。背後のゆったりとした喫茶席は一面の窓から陽の光が差し込む。扉の右手に4000冊ほどの本が並ぶ橙(だいだい)書店は、田尻さんが編集人を務める文芸誌「アルテリ」の編集室でもある。 さまざまな材質の木板を使って天井のかなり高いところまで書棚が組みあげられ、小説、エッセイ、詩集、写真集や画集などが静かに客を待っている。丸い木の椅子も小さな机も、空間にある家具はすべて時間を経ていて、質素だが美しい。 熊本に

                    声の小さな人の側に立つ本だけを並べる書店-熊本市・橙書店
                  • 一冊!取引所、はじめます。 | みんなのミシマガジン

                    第79回 一冊!取引所、はじめます。 2020.02.26更新 元日更新の「ミシマ社の話」で、システム開発をしている話を書きました。ありがたいことに、著者の方々、出版社の方、書店さんはじめ多くの方々から、応援してます、感動した、などと身にあまるお言葉を頂戴しました。 そうした声を励みに、この1カ月半、粛々と開発を進めておりましたが、ついに告知を開始し、仮サイトをオープンしました。 こちらから説明書のような冊子をご覧いただけるようになっています。そのなかに「一冊!宣言」という文章(前回の「自分の足元から少しずつ」を短くし、加筆・修正したもの)を掲載しました。 今回は、そのなかの一文について、もうすこし詳しく書きたく思います。 自分たちにとって本当に必要なシステムを開発していくことしか、中小企業の仕事改革などありえないと思います。 と、その前に、このシステムを本格スタートするにあたり、新会社を

                      一冊!取引所、はじめます。 | みんなのミシマガジン
                    • オンライン読書会で何が怖いか募ったら、1位が人間、2位が自然だった

                      お薦め本を持ち寄って、まったり熱く語り合う読書会、それが [スゴ本オフ] 。 いつもは皆で集まるのだが、世情が世情なだけに難しいので、Zoomでオフ会することになる。「オンラインでするオフ会」とは奇妙だが、主流になりつつある。 とはいってもノリは同じで、テーマを聞いてピンときたお薦めの作品への愛を語る。本でも映画でも、音楽やゲームなんでもあり、展覧会や舞台を紹介して頂いたこともあった。 で、今回のテーマはホラー。夏には少し早いけれど、現実がホラーに侵食されつつあるいま、リアルに呼応したところに反応してしまう。『呪術廻戦』から『The Last Of Us』まで、様々なホラーが集まる。 人間が一番こわい いくつかの作品に共通するのが、「生きてる人間が一番怖い」という思いだ。ゾンビや妖怪、ウイルスや獣といった類は、だいたい何をするか分かる。やってることは殺人や破壊でも、当人にしてみれば食事だっ

                        オンライン読書会で何が怖いか募ったら、1位が人間、2位が自然だった
                      1