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サルバトール・ムンディとはの検索結果1 - 13 件 / 13件

  • ドイツの天才贋作師、美術界をだまして億万長者に

    スイスにある自らのスタジオで取材に応じたW・ベルトラッキ氏と妻のヘレン氏/Vera Hartmann/13 Photo/Redux ドイツのベルトラッキ夫妻は、数十年にわたって贋作(がんさく)を描き、証拠を改ざんし、念入りに証拠を隠ぺいしてきたが、たった一つの不注意な行動により、彼らの偽造が明るみに出た。 夫のウォルフガング・ベルトラッキ氏は、絵画の偽造用の白色の絵の具に使用する亜鉛を切らしたため、代用品としてオランダのメーカーから亜鉛顔料を購入した。しかし、そのメーカーはその顔料にチタンが含まれていることを開示していなかった。 翌年、ウォルフガング氏が描いた贋作のひとつがオークションにかけられ、280万ユーロ(現在のレートで約4億円)という記録的な高額で落札された。「Red Picture with Horses」と題されたこの絵は、表現派の画家ハインリヒ・カンペンドンクの作品とされてい

      ドイツの天才贋作師、美術界をだまして億万長者に
    • 男の描いた絵が女の描いた絵より10倍も高いのはなぜか? | 「どの業界を探したってない、最も衝撃的な価値の男女格差」

      男性は絵を描くのが女性より10倍上手いのだろうか? ドイツ人の芸術家ゲオルク・バセリッツの意見を聞けば、そうなのかと思うかもしれない。 「女性は絵が大して上手くない。それは事実だ。市場は嘘をつかない」 バセリッツは2015年、「ガーディアン」紙にそう語った。市場は意図的に私たちを欺いているわけではないかもしれないが、たしかに男性の芸術家は女性の芸術家よりはるかに上手い、という印象を与えてはいる。 史上最高額で落札された絵画はレオナルド・ダ・ヴィンチの「サルバトール・ムンディ」で、4億5000万ドル(約600億円)で売れた。一方、女性の芸術家で史上最高額の記録を保持しているのはジョージア・オキーフで、たった4440万ドル(約60億円)とレオナルドの10分の1ほどだ。 もちろん、これは不公平な比較だ。人類史の大部分で、女性は男性と同じように芸術活動をすることが許されておらず、必然的に女性の巨匠

        男の描いた絵が女の描いた絵より10倍も高いのはなぜか? | 「どの業界を探したってない、最も衝撃的な価値の男女格差」
      • サウジの王子が、草間彌生のアート「水玉柄のパンプキン」を5億4千万円で購入

        サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン王太子が、日本人アーティスト・草間彌生さんの作品を購入したと海外メディアが報じている。 サルマーン氏は王太子であるだけでなく、サウジアラビアの第一副首相、国防大臣、経済開発評議会議長を兼任しており、2017年にレオナルド・ダ・ヴィンチの作品「サルバトール・ムンディ」を4億5000万ドル(約490億円)で競り落としたといわれる大富豪だ。 サルマーン氏が今回購入したのは、水玉模様で知られる日本のアーティスト・草間彌生さんの作品。LEDライトで内部から光る水玉模様のパンプキンを、鏡張りの部屋に多数配置したインスタレーションで、作品タイトルは「All the Eternal Love I Have for the Pumpkins」。現在、マイアミ現代美術館(Institute of Contemporary Art in Miami)の特別展で展示され

          サウジの王子が、草間彌生のアート「水玉柄のパンプキン」を5億4千万円で購入
        • 美術館で働く人々の経済状況、ゴッホを売り込んだ人物が判明、卒展で作品を買う心得など:週刊・世界のアートニュース

          ホーム / ニュース・記事 / 美術館で働く人々の経済状況、ゴッホを売り込んだ人物が判明、卒展で作品を買う心得など:週刊・世界のアートニュース いま、世界のアート界では何が起こっているのか? ニューヨークを拠点とする藤高晃右が注目のニュースをピックアップ。今回は、4月3日〜16のあいだに世界のアート系メディアで紹介されたニュースを「コロナのアート業界への経済的インパクト」「アートフェアの様々な対応」「できごと」「おすすめの読み物」の4項目で紹介する。 カリフォルニアにあるオークランド美術館 出典:Wikimedia Commons(Californiathegreat) コロナのアート業界への経済的インパクト ◎美術館で働く人々の深刻な経済状況 アメリカ美術館同盟が美術館で働く人々対象に行なった調査結果はやはり深刻なものだった。約4割がパンデミック中に収入を失い、2割が今後3年のうちにキャ

            美術館で働く人々の経済状況、ゴッホを売り込んだ人物が判明、卒展で作品を買う心得など:週刊・世界のアートニュース
          • 1枚のNFTアートが史上最高額の75億円で落札される

            by beeple 2021年3月11日、beepleという名前で知られるデジタルアーティストの作品が非代替性トークン(NFT)としてオークションにかけられ、NFTとしては史上最高額の約6900万ドル(約75億円)で落札されました。 Beeple: A Visionary Digital Artist at the Forefront of NFTs | Christie's https://www.christies.com/features/Monumental-collage-by-Beeple-is-first-purely-digital-artwork-NFT-to-come-to-auction-11510-7.aspx Beeple sold an NFT for $69 million - The Verge https://www.theverge.com/2021/3

              1枚のNFTアートが史上最高額の75億円で落札される
            • 驚くのは価格だけじゃない!話題の映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」を見た感想

              こんばんは!、大人の美術館ナビゲーターのビー玉(@beedama_lab)です。 世界で最も高額だと言われている絵画はレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』 その価格は、推定で8億ドル以上だとも言われており、日本円で874億240万円ほど! レオナルト・ダ・ヴィンチの作品は、高額なのはもちろんですが作品数が極端に少なくどの美術館でもすでに至宝となっているので、実際に取引されることとはほとんどありません。 そして近年「男性版モナリザ」として発見、そして史上最高価格で落札され話題となったのが『サルバトール・ムンディ』 レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたのではないかと言われる救世主イエス・キリストの肖像です。 その名画は落札された直後から所在不明になり「誰に落札されたのか」「どこにあるのか」と謎が謎が呼びさらなる話題を呼びました。 その謎の顛末が、アート界の巨大な闇を引っ提げて驚愕のドキュメント

              • 存命アーティストの作品、落札価格トップ5

                バルーンアートのウサギをモチーフにしたステンレス彫刻「ラビット」と、制作者のジェフ・クーンズ氏。英ロンドンの現代美術館「テート・モダン」にて(2019年9月29日撮影)。(c)BEN STANSALL / AFP 【5月2日 AFP】米国人アーティストのビープル(Beeple)が制作したデジタルコラージュ作品が先ごろ、6930万ドル(約75億円)で落札された。存命アーティストの作品として落札額トップ5の作品をまとめた。 ■1位「ラビット」 ジェフ・クーンズ 2019年5月、米ニューヨークの競売大手クリスティーズ(Christie's)で、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)氏(66)がバルーンアートのウサギをモチーフに制作したステンレス製の彫刻「ラビット(Rabbit)」が、9110万ドル(約99億円)で落札された。 1986年制作、高さ1メートル強のこのウサギは、クーンズ氏の最も有名

                  存命アーティストの作品、落札価格トップ5
                • なぜ「独学者ダ・ヴィンチ」は、圧倒的な業績を残せたのか?

                  埼玉県さいたま市出身。日本航空に勤務し、同社を留学のため退職後、イェール大学大学院にて美術史学博士号取得。在学中にニューヨーク・メトロポリタン美術館でキュレーターアシスタントを務める。その後、ハーバード大学ポストドクトラルフェロー、ボストン大学講師を経て、ボストン美術館研究員となる。国際美術史学会誌『The Art Bulletin』でのリード記事を含め、多数の研究論文を発表。 現在は法人向け教育コンサルタントとして、ビジュアルIQ®アセスメントを考案。絵画をツールとしながら知覚力・思考力・コミュニケーション力を向上させるトレーニングを、企業・大学・病院に提供している。熱心な絵画コレクターでもある。 知覚力を磨く 目のつけどころがいい人は世界をどう観ているか? データ予測、意思決定、創造的思考……あらゆる知的生産の土台となる「見えないもの」を観る力――。メトロポリタン美術館、ボストン美術館

                    なぜ「独学者ダ・ヴィンチ」は、圧倒的な業績を残せたのか?
                  • 家にいるからこそ読みたい写真の撮り方の本、ベスト3 - 記憶と記録

                    COVID-19感染対策で家にいる時間が増えています。せっかく家にいるのですから、カメラの本を読み返しています。私は、写真の撮り方に関する本をよく読むのですが、良書はそれほど多くはありません。そこで、選び選んだ良書をご紹介します。 第一位 「いい写真」はどうすれば撮れるか? 「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えること 作者:中西 祐介 発売日: 2016/03/29 メディア: 大型本 写真を撮っていく上で、自分の軸を作っていくための本。 インスタグラムなどのSNSが全盛の今だからこそ「いい写真」が何なのかを見失いがち。ポートレートを撮っていればイイネは稼げる、でもそれでいいのか? プロは生活のために妥協せざるを得ないことを、アマチュアこそは我が道を進める。アマチュアだからこそ繰り返し読んでおきたい本。 第二位 絵を見る技術 絵を見る技術 名画の構造を読

                      家にいるからこそ読みたい写真の撮り方の本、ベスト3 - 記憶と記録
                    • 大統領就任式から見えたこと、恩赦を受けたアート関係者、ダイバーシティの達成をどのように測るか?など:週刊・世界のアートニュース

                      ホーム / ニュース・記事 / 大統領就任式から見えたこと、恩赦を受けたアート関係者、ダイバーシティの達成をどのように測るか?など:週刊・世界のアートニュース いま、世界のアート界では何が起こっているのか? ニューヨークを拠点とする藤高晃右が注目のニュースをピックアップ。今回は、1月16日〜22日のあいだに世界のアート系メディアで紹介されたニュースを「トランプからバイデンへ」「アート業界内のダイバーシティ」「コロナの影響」「できごと」「おすすめの音声インタビュー、本」の5項目で紹介する。 大統領就任式で詩を朗読するアマンダ・ゴーマン 出典:Wikimedia Commons(Chairman of the Joint Chiefs of Staff from Washington D.C, United States) トランプからバイデンへ ◎大統領就任式から見えたこと バイデン大統領就

                        大統領就任式から見えたこと、恩赦を受けたアート関係者、ダイバーシティの達成をどのように測るか?など:週刊・世界のアートニュース
                      • 絵画が510億円で落札されるようになるまでに落札額の最高記録はどのように変遷してきたのか?

                        絵画は芸術作品であると同時に、近年では投資対象の一種としても注目を集めており、オークションで驚くほどの値が付くこともあります。そんな絵画オークションの落札額およびマーケットの変遷について、フランスのHEC経営大学院で金融学の准教授を務めるChristophe Spaenjers氏らが解説しています。 A history of the art market in 35 record-breaking sales | Yale School of Management https://som.yale.edu/news/2016/06/history-of-the-art-market-in-35-record-breaking-sales ◆1700~1850年 1701年以降にオークションで落札された絵画の価格を調査したSpaenjers氏によると、1701年にアムステルダムで行われたオー

                          絵画が510億円で落札されるようになるまでに落札額の最高記録はどのように変遷してきたのか?
                        • 映画『ダヴィンチは誰に微笑む』公式サイト

                          美術界に潜む闇と巨額の取引の 実態を生々しく暴いていく ミステリー小説を超えた欲望まみれの ノンフィクションムービー! 2017年、アート界に激震が走った!一枚の絵がオークションで、レオナルドL・ダ・ヴィンチの最後の絵画とされる「サルバトール・ムンディ」=通称「男性版モナ・リザ」として、史上最高額となる510億円で落札されたのだ。購入者は誰か、これによって真のダ・ヴィンチ作品だと証明されたのか?全世界の関心を集め、今なお謎が深まるばかりのこの名画に関わる秘密を鋭く紐解いていくだけでなく、知られざるアート界のからくりから、闇の金銭取引までをも生々しく暴く! すべてはニューヨークの美術商の“第六感”から始まった。ダ・ヴィンチには“消えた絵”があり、それには救世主が描かれているという説がある。名も無き競売会社のカタログに掲載された絵を見て、もしかしたらと閃いたNYの美術商が13万円で落札したのだ

                            映画『ダヴィンチは誰に微笑む』公式サイト
                          • 盗まれたダビンチ複製画、伊アパートで発見 美術館は被害気付かず

                            フランス・パリのルーブル美術館に展示された、レオナルド・ダビンチ作「サルバトール・ムンディ(救世主)」(2019年10月22日撮影、資料写真)。(c)FRANCOIS GUILLOT / AFP 【1月19日 AFP】イタリアで、美術館から盗まれていたルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の「サルバトール・ムンディ(救世主、Salvator Mundi)」の複製画が、ナポリ(Naples)市内のアパートで発見されたと、警察が18日、発表した。美術館は返却を受けるまで、盗難に気付いていなかったという。 警察発表によると、複製画はアパートの寝室の戸棚で見つかり、アパート所有者の男(36)が盗品譲り受けの疑いで逮捕されたという。 イエス・キリスト(Jesus Christ)を題材とした「サルバトール・ムンディ」のこの複製画は、ジャコモ・アリブランディ(Giac

                              盗まれたダビンチ複製画、伊アパートで発見 美術館は被害気付かず
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