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バートランド・ラッセル 哲学入門の検索結果1 - 8 件 / 8件

  • どのようにして世界について考えるべきか──『哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史』 - 基本読書

    哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史 作者:ジュリアン・バジーニ発売日: 2020/02/11メディア: 単行本この『哲学の技法』は英国の哲学者兼哲学系著述家であるジュリアン・バジーニによる、西洋をはじめとして、東洋やインド哲学が世界をどのようにしてみているのか、その違いはどこにあるのかを紹介していく、比較哲学といったおもむきの本である。 西洋哲学の識者が東洋やインド哲学を学んでみました! という本だと、章ごとに日本はこうで、中国はこうで、インドはこうで、と国ごとに分かれている構成が最初に思いつくはずだが、本書の構成は「洞察」、「時間」、「カルマ」、「言葉にできないこと」と哲学でよく問われるテーマごとに、「西洋ではこう、東洋ではこう、インドではこう」とすべての哲学&宗教がごたまぜにして語られているのがおもしろい。 まそうした地域の哲学の違いに注目するだけではなく、固有の哲学が、その地

      どのようにして世界について考えるべきか──『哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史』 - 基本読書
    • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

      2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

        ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
      • 新書大賞に輝いた、マルクス研究者の「人生を大きく変えた本」とは…?(斎藤 幸平) @gendai_biz

        「新書大賞2021」の第1位に輝いた『人新世の資本論』の著者である斎藤幸平さん。NHKの番組「100de名著」で『資本論』の解説を担当されるなど、新進気鋭のマルクス研究者として大活躍されています。そんな斎藤さんに「人生を変えた本」を伺いました。 学生時代を彩った数々の名著 アメリカ同時多発テロやイラク戦争など、2000年代の初頭はグローバル化の矛盾が次々と噴出した時代でした。高校生だった私も憤りを感じ、問題解決のために研究者になりたいと考えるようになりました。 そんなときに出会ったのが、およそ100年前に書かれた『武士道』(新渡戸稲造著)です。欧米諸国と積極的な外交をするようになった明治期、新渡戸は日本人の道徳的な核心である「武士道」を欧米に知らしめるために、英語でこの本を執筆しました。 本の内容そのものよりも、そうした彼のスケールの大きな生き方に心がゆさぶられたのをよく覚えています。私自

          新書大賞に輝いた、マルクス研究者の「人生を大きく変えた本」とは…?(斎藤 幸平) @gendai_biz
        • Daily Life:ヒュームの帰納の問題の再発見

          April 14, 2024 ヒュームの帰納の問題の再発見 ヒュームの帰納の問題は現代の科学哲学で帰納をめぐる哲学的問題を紹介する際、必ずといっていいほど言及される。このように定番になっていることから、「ヒュームの帰納の問題」がヒュームが『人間本性論』を公にして以来一貫して哲学の大問題として論じられてきたような印象を持つ人も多いかもしれない。かく言う私自身も科学哲学の歴史について調べ始めるまで、当然のようにヒュームの帰納の問題が二百数十年来の大問題だったと想定してきた。 しかし、少し調べれば分かるように、19世紀前半から中頃にかけての「帰納」をめぐる論争(ハーシェル、ヒューウェル、ミルらによるもの)では、ヒュームが指摘した論点は全く顧みられていない(このあたりは『科学哲学の源流をたどる』でも少し紹介したし、以下でも触れる)。では、ヒュームの帰納の問題を哲学的問題圏の中央へと押し出したのは誰

          • 千思万考による戦死蛮行の回避。 - うちのふうふとエイトのこと。

            國分功一郎氏の「哲学の先生と人生の話をしよう」を読みました。書名の通り、哲学者の國分氏が34の人生相談に回答しているのですが、超凡なるは相談者の文面や言い回し、単語の選択までも具に眼光紙背に徹し、相談者が何を語り一方で何を「秘匿」しているかを明哲に分析します。時に鋭く厳しく但し相談者の悩みに真摯に寄り添い、実に合理的に問題を溶かしていきます。ために、悩乱にどう対峙するべきか、憂悶すら論理的に解題する学びを得られる内容です。哲学者の骨頂を大いに発揮されていると謂えるでしょう。 相談29「悲観的な夫に腹が立ってしまいます」を例に採ります。二度の脳梗塞を患い、何かと悲観的で物事を否定的に捉えるご主人に、プラス志向の奥様は腹が立って仕方がない、どう接して良いのか分からない、と謂う相談です。國分氏は「ご主人の気持ちになって理解を示すことが大切」と前提し、 何か大きな怪我をしたり病気になったりすると、

              千思万考による戦死蛮行の回避。 - うちのふうふとエイトのこと。
            • 千葉雅也が選ぶ9冊。不透明な世界を生きる、武器としての“哲学”〜後編〜 | ブルータス| BRUTUS.jp

              私たちは「新しさ」や「変化」を「是」と考えがちだが、社会が複雑化する中、それは常に正しいのか。一歩立ち止まり物事を深く考えるための「哲学」が今、呼び寄せられていると哲学者・千葉雅也は語る。「千葉雅也が選ぶ哲学入門のための4冊。不透明な世界を生きる、武器としての“哲学”〜前編〜」も読む 退行か、進化か、 現代社会はどこへ向かっている? 私たちが生きる社会を考えるためには、前段のニーチェやマルクスらに続いて発展していった20世紀後半の現代思想について知ることも重要です。哲学は先人たちの思考を引き継ぎ更新を繰り返していくものですから。 例えば私も執筆に携わった『世界哲学史』シリーズの第8巻では、ジル・ドゥルーズやジャック・デリダなどポストモダンと呼ばれるフランス現代思想の哲学者についてまとめられています。 こうした思想は、0か1か、革新か保守か、といった二項対立的な思考ですべてをはっきりさせるの

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              • シャニマスコミュに見られる哲学的センスの話をするよ――幽谷霧子「でんごん」を読む - いつか見た場所

                ◆はじめに こんにちは。初めましての方は初めましてです。響きハレです。こちらの記事は、シャニマスPに哲学書をおすすめしたいという企画の第2回の記事になります。 今回ここでは、シャニマスコミュに哲学的センスが見られるところがある、というお話を、幽谷霧子のpSSR【夕・音・鳴・鳴】のTRUEコミュ「でんごん」を読みながらしていくつもりでおります*1。 「でんごん」のほかにも哲学的なセンスが感じられたり直接的に哲学の話題が取り上げられているコミュがありますが、それらは今後哲学書を紹介するときにまた取り上げられたらと思っております。 今回のこの記事では、最初に前回の記事についてのおさらいと捕捉をします。続いて私が考える哲学的センスということを、哲学についての哲学者の記述を引用しながらお話しして、それから「でんごん」の読解に入って行こうと思います。 よろしければ今回もどうぞお付き合いください。 ◆は

                  シャニマスコミュに見られる哲学的センスの話をするよ――幽谷霧子「でんごん」を読む - いつか見た場所
                • 5月18日はベビーブームの日、ことばの日、国際親善デー、国際博物館の日、18リットル缶の日、ファイバーの日、こりを癒そう「サロンパス」の日、消費者ホットライン188の日 等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                  おこしやす♪~ 令和3年(2021年)5月18日は何の日? 5月18日はベビーブームの日、ことばの日、国際親善デー、国際博物館の日、18リットル缶の日、ファイバーの日、こりを癒そう「サロンパス」の日、消費者ホットライン188の日 等の日です。 ●『ベビーブームの日』 : 子供を産みたい人が安心して子供を産める社会の実現を目指して、様々な活動を行っている「第3次ベビーブームプロジェクト推進委員会」が制定。 そこには少子化が叫ばれる中、お父さんとお母さんの愛、そして子供たちの笑顔でいっぱいの日本になればとの願いが込められています。 日付は、5と18で「子がいっぱい」と読む語呂合わせからです。 ※戦前のように日本の将来の為に、「産めよ増やせよ」で令和ベビーブームが起こってほしいと切に願うものであります。 ●『ことばの日』 : 「こ(5)とば(18)」の日。 言葉(ことば)を正しく使う様に心掛ける

                    5月18日はベビーブームの日、ことばの日、国際親善デー、国際博物館の日、18リットル缶の日、ファイバーの日、こりを癒そう「サロンパス」の日、消費者ホットライン188の日 等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
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