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  • ナニこれ?奈良市で出土した使いみち不明なものの展示会|NHK 奈良県のニュース

    奈良市の遺跡で見つかった、使いみちがよく分からず、研究者などが首をひねる出土品ばかりを集めた展示会が開かれています。 展示会は奈良市埋蔵文化財調査センターが開いていて、会場には奈良市の遺跡で発掘された、使いみちや目的が分からない出土品、310点が展示されています。 このうち、平安時代の井戸から見つかった「束ねられた人形」は、当時の男性の顔や名前が書かれた51枚の木片がおよそ8枚ずつにまとめられ、顔が見えない形で重ねられています。 木くぎが打たれるなどしていることから、一見すると呪いの道具にみえますが、病気の回復を願って作られた可能性もあるということです。 また、室町時代から安土桃山時代に作られたと見られる「犬形土製品」は、当時の大坂などで数多く作られていたとみられる、かわいらしい犬の形をした素焼きの土人形です。 犬は子どもを多く産むことから、安産のお守りやおもちゃとして使われていたという見

      ナニこれ?奈良市で出土した使いみち不明なものの展示会|NHK 奈良県のニュース
    • 『この世界の片隅に』の敗戦の日描写の嘘っぽさの理由を坂口安吾が教えてくれた。 - 読む・考える・書く

      『この世界の片隅に』では、いわゆる「玉音放送」で天皇から臣民に対して帝国日本の敗北が宣言されたあの日の様子を、次のように描いている。[1] すず以外の北條家の人々(やラジオを聞きに来た近所の人たち)は、実にあっさりと敗戦を受け入れて、まるで何事もなかったかのように日常へと戻っていく。 一方すずは天皇自身の言葉にも納得せず、憤然と外に出て、あの太極旗と慟哭のシーンへとつながっていく。 はっきり言って、すずの態度も、その他の人々のそれも、どちらも嘘くさい。 画像出典:[2] 実際のところ、職業軍人や特権階級ではない一般日本人のあの日の心理はどのようなものだったのか。映画会社の嘱託という立場であの日を経験した坂口安吾が、『続堕落論』で次のように書いている。[3] 昨年八月十五日、天皇の名によって終戦となり、天皇によって救われたと人々は言うけれども、日本歴史の証するとこを見れば、常に天皇とはかかる

        『この世界の片隅に』の敗戦の日描写の嘘っぽさの理由を坂口安吾が教えてくれた。 - 読む・考える・書く
      • 「キジバト笛」を作ってハト本人と共演したい

        1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー) 前の記事:「昔の人が考えた地球」バッグを作った > 個人サイト 妄想工作所 初めての手作り笛はキジバト専用 子供のころの夏休み、田舎のじいちゃんちに泊まっていると朝方、特徴的な音階で鳴いていたのがこのキジバト。田舎の、と書いたが東京にも普通にいて、そして別に夏じゃなくても今普通に鳴いてる「キジバト」だが、皆さんキジバトと言われてもパッと「ああ、彼らね」と、姿とお声がわからないかもしれません。簡単に説明します。 まずは容姿。その名のとおり、キジの雌に似ているからキジバトと呼ばれるそうだ。そのへんの公園などにドバドバいるドバトより地味である。 繰り返すが地味。(Photo by のびいる) で、

          「キジバト笛」を作ってハト本人と共演したい
        • ひな人形飾る催し 古い町並み残る府中市上下町|NHK 広島のニュース

          古い町並みが残る府中市の上下町では商店などの軒先にひな人形が飾られて、訪れた人たちを楽しませています。 この催しは桃の節句の時期にあわせて毎年行われていて、府中市上下町の白壁の商家など古い町並みが残る800メートルの通りでは、約70の商店や住宅の軒先などにひな人形が飾られています。 このうち、商店街にある画廊では、江戸時代から受け継がれてきたひな人形など約1500体が飾られていて、中でも来年オリンピックが開催されるパリの町並みの中に人形が置かれたユニークな展示が目を引きます。 また、酒蔵に作られた展示室には明治時代からこの地域でひな祭りに飾られていた上下人形や三次人形など、鮮やかな色彩の土人形が飾られていて、訪れた人たちを楽しませています。 催しを企画した重森由枝実行委員長は「ここ2、3年はコロナのために盛大にできなかったので、今までとは違ったひな祭りにしようと頑張って展示しています。町並

            ひな人形飾る催し 古い町並み残る府中市上下町|NHK 広島のニュース
          • 【埴土山(はにつちやま)】野見宿禰の埴輪づくりの土の山【謎の穴立石】 - ものづくりとことだまの国

            はじめに 前回紹介した #巻向山 中の #りょうさん池(高山神社)から山道を約10分。#野見宿禰(のみのすくね)#土師氏 が赤土を採って #埴輪 を焼いた伝承の #埴土山(はにつちやま)。広場のような山頂には謎の #穴立石 #原始三輪山 目次 埴土山(はにつちやま)への行き方 埴土山のせん孔石碑(穴立石) 埴輪の土~埴土山の伝承 本文 埴土山(はにつちやま)への行き方 写真の左にりょうさん池・高山神社。車の向こうに北に上がってゆく坂 りょうさん池(高山神社)から北に上ってゆく坂道があります(写真の車は私がここまでやってきたカーシェアのレンタカー) 数十メートルの坂を登り切ると、道が左右に分かれますが、左(北西方向)に進んで行くと、工事現場でよくみる簡易フェンスのあるところに来ます。 埴土山へはフェンスの向こう 目指す埴土山は、このフェンスの向こうの道をまっすぐ。(昨年11月に訪れた時、ここ

              【埴土山(はにつちやま)】野見宿禰の埴輪づくりの土の山【謎の穴立石】 - ものづくりとことだまの国
            • 「ラテンアメリカの民衆芸術」展の感想|高見温| On Takami

              大阪万博記念公園にある国立民族学博物館で行われている「ラテンアメリカの民衆芸術」は内容的に素晴らしいだけでなく、鑑賞者に謎をもたらすものでもありました。 展示の概要ラテンアメリカの民衆芸術はいわゆるファインアートではないもの、という括りでとりあえずは大丈夫です。 ラテンアメリカでは、民衆のつくる洗練された手工芸品を民衆芸術(スペイン語でArte Popular=アルテ・ポプラル)とよびます。北はメキシコから南はアルゼンチンまで、古代文明の遺物から現代のアート・コレクティブの作品まで、国立民族学博物館が所蔵する作品を中心に約400点のいろいろな民衆芸術作品を展示します。 国立民族学博物館公式ホームページより例えば下のような土人形や素朴な玩具です。 東方三博士の来訪の土人形音を鳴らして楽しむタイプの玩具これが第一章としてずらり並ぶのは圧巻なのですが、展示は早々に「これらはどのような文化や風習か

                「ラテンアメリカの民衆芸術」展の感想|高見温| On Takami
              • 「風来のシレン6」発売が待ち遠しい! 日本にローグライクを根づかせた金字塔シリーズの足跡を振り返る【PR】

                「風来のシレン6」発売が待ち遠しい! 日本にローグライクを根づかせた金字塔シリーズの足跡を振り返る【PR】 ライター:本地健太郎 スパイク・チュンソフトは2024年1月25日,Nintendo Switch用ソフト「不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録」(以下,「6」)の発売を予定している。 「風来のシレン」と言えば,2020年にNintendo Switch版とPC(Steam)版が発売された「風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス」が記憶に新しい(と言っても3年前)ところだが,実は「5」はニンテンドーDS版(2010年)→PlayStation Vita版(2015年)→Nintendo Switch版/PC(Steam)版(2020年12月)→iOS/Android版(2022年3月)と,要素を追加して移植を繰り返してきた作品だ。最新作「6」は,実に1

                  「風来のシレン6」発売が待ち遠しい! 日本にローグライクを根づかせた金字塔シリーズの足跡を振り返る【PR】
                • 人気デフォルメフィギュア「ねんどろいど」から考察 なぜ2頭身キャラが日本人に愛されるのか

                  初音ミク(C)Crypton Future Media, Inc. www.crypton.net 頭が大きく、体や手足が小さい2頭身キャラクター。そのコロッとしたフォルムには独特の可愛らしさがあり、1980年代にはバンダイの「SDガンダム」シリーズ、また近年では「ねんどろいど」や「Charaction CUBE」といった既存のキャラクターを2~2.5頭身にデフォルメして表現したホビーシリーズが人気を博している。さらに遡れば、「埴輪」や「土偶」もリアルな人間の頭身をグッと縮めて表現された最古の“フィギュア”と言えるかもしれない。古代から現代まで、なぜ日本人はこれほどまでに2頭身キャラクターに親しみを覚えるのだろうか。 「SDガンダム」が走りだが、埴輪や土偶と古来から日本では2頭身キャラが愛されてきた 雪ミク Snow Princess Ver.(雪ミク&ラビット・ユキネ2019衣装原案:-

                    人気デフォルメフィギュア「ねんどろいど」から考察 なぜ2頭身キャラが日本人に愛されるのか
                  • 【河内国一之宮 枚岡神社あたり】梅雨の晴れ間の緑に花【姥ヶ池】 - ものづくりとことだまの国

                    はじめに 先日紹介した河内国一之宮 #枚岡神社 あたり。早い梅雨の合間の終末、初夏の花が緑に彩りを添えます。悲しい #姥ヶ池 の伝説 #ユキノシタ #ドクダミ #アジサイ 目次 枚岡神社 境内 悲しい姥ヶ池の伝説 アラハバキ解 最終章 アラハバキ解(11)遮光器土偶。おわりに 本文 枚岡神社 境内 手水舎 ユキノシタ 枚岡神社 境内石垣 悲しい姥ヶ池の伝説 姥ヶ池 案相板文字起こし・要約)約六百年前の話。枚岡神社の御神燈の油が毎夜なくなり、妖怪変化の仕業かと不気味がられていたが、正体は生活に困った老婆が油を盗んで売っていたそうな。わけを知り、捕まえた老婆を放免してあげたが、人のうわさが広がり、いたたまれなくなり、老婆が身を投げた池がここ。後に雨の夜になると、池の付近に青白い炎があらわれ、村人を悩ましたと伝えられる。この物語は井原西鶴の短編話など多くの俳諧、戯曲に「姥ヶ池の姥ヶ火」として登場

                      【河内国一之宮 枚岡神社あたり】梅雨の晴れ間の緑に花【姥ヶ池】 - ものづくりとことだまの国
                    • 【縄文海人の歩き方?】水行百キロ・陸行百キロ【ナンバ歩き】★★★ - ものづくりとことだまの国

                      はじめに 一時流行った #ナンバ歩き。年とともに歩くスピードが落ちて何とかしようと試し始めてます。振りだす手と進む足の並行と連動。誰ですか?ロボット歩きしてるのは。#縄文海人 の如く #RowingRow です(かね?) 目次 ナンバ歩き キャロルのナンバ歩き Julie and Carol at Carnegie Hall - The Pratt Family Singers アラハバキ解 最終章 アラハバキ解(11)遮光器土偶。おわりに 本文 ナンバ歩き 古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 今日は久しぶりのMAX。笑 海が深い縄文時代、海人は海はもちろん、起伏の多い山道をヒタヒタと、現代人では考えられないスピードで移動していたんじゃないかと考えています。 ヒントになるかも知れないお話です。 ***** 年とともに歩くスピードが落ちて、

                        【縄文海人の歩き方?】水行百キロ・陸行百キロ【ナンバ歩き】★★★ - ものづくりとことだまの国
                      • 【枚岡神社・春日元宮】鹿島香取の明神が神鹿に乗って旅立った古社【河内国一之宮】 - ものづくりとことだまの国

                        はじめに 近鉄奈良線枚岡駅からすぐ。河内国一之宮 #枚岡神社 本殿は四棟配列の朱色の鮮やかな美しい枚岡造。孝徳天皇期に生駒山 #神津嶽 から遷座。#タケミカズチの鹿島立 の故事が伝えられています。#神鹿 #粥占神事 目次 枚岡神社(東大阪市出雲井町) 粥占神事(かゆうらしんじ) アラハバキ解 第53章 アラハバキ解(10)生駒の大鳥とヤタガラス アラハバキ解 最終章 アラハバキ解(11)遮光器土偶。おわりに 本文 枚岡神社二の鳥居 鳥居前から近鉄奈良線枚岡駅 枚岡神社(東大阪市出雲井町) 河内国一之宮。枚岡神社(ひらおかじんじゃ) 御祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売御神(ひめのみかみ)、経津主命(ふつぬしのみこと)、武甕槌命(たけみかずちのみこと) 枚岡神社 朝の参道 御由緒によると『紀元前663年に神武天皇が生駒の神津嶽に、天児屋根命と比売御神を祀り(難波宮の孝徳天皇の)白

                          【枚岡神社・春日元宮】鹿島香取の明神が神鹿に乗って旅立った古社【河内国一之宮】 - ものづくりとことだまの国
                        • アラハバキ解、完結しました。 - ものづくりとことだまの国

                          はてなブログで書き溜めてきたこと。 ブログは日々の日記形式ですが、その中を貫く大きなテーマは書き切れないと、 ノベルデイズ(講談社運営)という投稿サイトに書き始めたのが昨年12月中旬。 全54章でいったん完結しました。 「いったん」。。。縄文時代から続くアラハバキ信仰の歴史を、たったの54章で書き切れるものではありません。 ***** 本来、第53章で完結予定でしたが、1章を追加しました。 アラハバキ解 第53章公開 アラハバキ解(10)生駒の大鳥とヤタガラス 生駒の大鳥 は 神武天皇を河内国に導いた #ヤタガラス 楠木氏の #菊水紋、#大日如来 が水を吐き出す大地に乗る像容。昇る太陽(アラ)と大地と流れ下る川(ハバキ)。循環して交わる #火と土と水 のイメージ ぜんぶ、アラハバキを表現しています(第53章) novel.daysneo.com おかげで昨日は晴天の日曜日にかかわらず、家に

                            アラハバキ解、完結しました。 - ものづくりとことだまの国
                          • 【住吉大社(大阪)御朱印】安産祈願や開運巡り♪反橋が美しいお宮 | 御朱印むすび

                            誕生石は源頼朝に愛された丹後局(たんごのつぼね)が北条政子に殺害されそうになった時に、逃げてこの住吉のあたりで産気づいてしまい、大きな石を抱いて男児を出産。 その男児こそが薩摩島津家の始祖となる島津忠久公であったことから、島津家発祥の地とされ、また逆境にも男児が生まれた地・石として誕生石として祀られています。 誕生石と言うとパワーストーンを思い浮かべますが、ここ住吉大社の誕生石は島津家の発祥となる男児が生まれた石で「誕生石」なんですね。 住吉大社では安産祈願のご祈祷の後、誕生石の柵の中の小石を拾って腹帯に挟んでお守りとする風習があり、私が訪れた際も妊婦さんがちょうど参拝されていました。 住吉大社の美しい反橋 住吉大社のシンボルとも言えるのが、参道を真っすぐ進んだ先にある「反橋(そりばし)」✨ 朱色の太鼓橋で長さが約20m、高さは3.6mもあり、この反橋を渡るだけでお祓いになるとも言われてい

                              【住吉大社(大阪)御朱印】安産祈願や開運巡り♪反橋が美しいお宮 | 御朱印むすび
                            • 備中神楽人形:岡山県観光物産センター

                              入手場所:岡山県観光物産センター 岡山県岡山市表町1-5-1 TEL:086-234-2270 高さ12cmほど、綺麗に彩色された神様を模った土人形。 とぼけた表情が堪らない、素朴で愛らしい郷土玩具だ。 岡山県備中地方で行われる伝統芸能「備中神楽」を調べてみると… 『暴風雨や悪疫などをもたらす荒神の心をやわらげようとして行なわれてきた荒神祭りの鎮魂行事の中で民俗芸能として育てられ、信仰と芸能・古いものと新しいものが渾然一体となって伝承され続けている間に、秋祭りや正月などに欠くことができない郷土芸能として成長し、備中地方一円に広まっています』と書かれていた。 ※岡山県成羽町の文献より 備中神楽人形は8種類の神様のお人形。 恐い顔をした神様やおとぼけ顔の神様が2体1組のセットで販売していた。 本来なら全て入手したいところなんだけど… オイラのツンドラ財布では1セットが限界。 嫁さんに「どの人形

                                備中神楽人形:岡山県観光物産センター
                              • 京都 福天神:北野天満宮

                                入手場所:北野天満宮 上京区御前通今出川上馬喰町 TEL:075-461-0005 【ブログランキングに参加しています】 2つのバナーをポチッと押して応援よろしくお願いします(^o^)/ 高さ6cm、赤い装束を纏った丸くふくよかな天神人形。 とても穏やかな表情で優しい顔立ち、福を与えてくれそうだ。 底には「北野天満宮」と押印されている。 江戸時代、天変地異(地震・水害・凶作・疫病の流行等)は全て「天の神、地の神」が施していると考えられていた。 北野天満宮は菅原道真公を祀りした天神様の総本社。 一般に「北野の天神さん」と呼ばれ、学問の神として崇められている。 1587年には豊臣秀吉が付近一帯の松原で「北野大茶会」を催した。 本殿(国宝)は、豊臣秀頼が慶長12年(1607)に造営したもの。 毎月25日に縁日が開かれ、多くの参拝者や観光客などで賑わっている。 特に1月25日は「初天神」と呼ばれ、

                                  京都 福天神:北野天満宮
                                • 中湯川土人形 扇持ち戌:青柳守彦さん

                                  入手場所:会津武家屋敷 会津若松市東山町東山温泉入口 TEL:0242-28-2525 福島県郷土玩具ツアー。 4度目になる今回は郷土玩具の宝庫「会津若松市」を訪れ、製作者の方から直接入手することが出来た。 現在、郷土玩具を収集しようと思ったら色々な方法があるが… 一番の醍醐味は製作者の元を訪れ、直接お会いして話を聞きながら入手する事だと思っている。 わが家の人形ケースの中には数々の郷土玩具が並んでいるけれど、思い入れのあるのは全て直接入手した人形だ。 でもね。 時間の制約や距離的な問題から、なかなか直接お会いするのは難しい。 今回どうしても入手したかった「中湯川土人形」 窯のある中湯川地区までは行けないので、製作者の青柳さん宅に電話をかけ会津若松市内で販売している店舗を教えて頂いた。 その際、少しだけ話をする事が出来た。 青柳守彦さんは浅草生まれの東京育ち。 旅行中に知り合った方に感銘を

                                    中湯川土人形 扇持ち戌:青柳守彦さん
                                  • 八幡馬:青森観光物産館アスパム

                                    入手場所:青森県観光物産館アスパム 青森県青森市安方1-1-40 TEL:017-735-5311 「青森観光物産館アスパム」で青森県の郷土玩具を探していると… 金魚ねぶた・下川原土人形が並ぶ隣に目当ての八幡馬があった。 そこに書かれていた「八幡馬」の説明によると… 「南部の居城が八戸にあった頃、三戸郡の櫛引八幡境内の馬場に於いて、年に一度の祭礼に式工達の弓術の奉納があり、各地の名人・名馬が一騎一射で流鏑の技を競う古代ゆかしき儀式があり、参詣者のお土産として馬の玩具を売り始めたものであります」との事。 う~ん、あまりよく分からない説明だねぇ… ようするに南部地方一の宮である櫛引八幡宮境内例祭の社前で、 参詣者のお土産として売られるようになった木彫りの馬が八幡馬って事だね。 この神社の所在地が「八幡(やわた)」と呼ばれる事から「八幡馬(やわたうま)」と呼ばれるようになったそうだ。 ※八幡馬(

                                      八幡馬:青森観光物産館アスパム
                                    • 尾崎人形 長太郎:尾崎人形保存会

                                      入手場所:山響屋 福岡県福岡市中央区今泉2-1-55 TEL:092-753-9402 バナー↓をポチポチッとお願いします 高さ11cmほどの長太郎はとぼけた顔が特徴の土人形。 尾崎人形の特徴である「土笛」になっている為。お尻に穴が開いている。 同封の栞に尾崎人形の由来が書かれていた… 伝承によると「弘安4年 (1281年) 蒙古が襲来した元寇(弘安 役)の際、捕虜になった蒙古軍の兵隊が人形を作って吹き鳴らし、遠い祖国を偲んだ。そして技術は地元民に伝わり、焼き物が盛んになった」と伝えられています。 この焼き物はやがて尾崎焼として、瓦・火鉢・鉢物類を焼くようになり、江戸時代には佐賀藩から幕府への献上品の一つになりました。 尾崎焼の人形作りは一時途絶えた時期もありましたが、尾西分地区の「尾崎人形保存会」の手によって再興され、現在も存続されています。 白い顔したメッチャ“なで肩”な長太郎。 オレ

                                        尾崎人形 長太郎:尾崎人形保存会
                                      • 夫婦狸:多聞寺

                                        入手場所:多聞寺 東京都墨田区墨田5-31-13 TEL:03-3616-6002 バナー↓をポチポチッとお願いします 郷土玩具を集め始めたばかりのお正月。 都内にある神社仏閣を巡る授与品ツアーに出かけた。 浅草の神社をハシゴした後にやって来たのは墨田区にある多聞寺。 天徳年間(957年~961年)に創建された真言宗智山派の寺院で本尊は毘沙門天。 赴きのある山門を抜けると正面に本堂が鎮座。 境内を進むと、大小さまざまな狸の置物が置かれていた。 (このお寺は狸との関係が深そうだな…)と思っていると、左手に「狸塚」を発見。 年季の入った木製の看板に「狸塚のいわれ」が書かれていたので全文紹介… 【狸塚のいわれ】 むかし、江戸幕府が開かれる少し前、今の多聞寺のあたりは隅田川の河原の中で草木が生い茂るとても寂しいところでした。 大きな池があり、そこにはひとたび見るだけで気を失い、何か月も寝込んでしま

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                                        • 高松 へらへら踊り:大崎豊五郎さん

                                          入手場所:大崎文仙堂 香川県高松市中野町 香川県「うどん&郷土玩具ツアー」にやって来た。 一般店→セルフ式→製麺所と3軒の讃岐うどんの名店をハシゴして腹パン。 ようやく高松市内にたどり着いた。 大崎さんのお宅が分からなかったので近所から電話すると迎えに来てくれた。 とても品の良いおじいちゃんだ。 手書きの「大崎文仙堂」という看板がとても味がある。 大崎さんのお宅にお邪魔すると、部屋にはズラリと自作の郷土玩具(嫁入り人形や運動人形、土人形,etc.)が並んでいた。 どの作品も非常に丁寧に作られているのが分かる。 そんな中、真っ先に目に入ったのが3種類の運動人形(飴売り・ラッパ吹き・へらへら踊り) 明治時代に流行った人形を大崎さんが戦後に復活させた。 高さ約23cm。 胴体から伸びる針金の先に重りが付いていて、“やじろべえ”の原理でバランスをとって動く郷土玩具。 通常、やじろべえは足(支点)が

                                            高松 へらへら踊り:大崎豊五郎さん
                                          • 飛騨の三猿:飛騨高山

                                            九州郷土玩具ツアー2022’ 熊本~大分~福岡~佐賀で目当ての郷土玩具を入手してホクホク♪ そしてこの日は長崎県平戸にお住まいの知人宅にお邪魔した。 その方の「郷土玩具コレクション」を見せて頂いたところビックリ仰天! 土鈴や土人形を中心に部屋一面に並ぶ郷土玩具の数々。 眺めるだけで、ため息が出るほどの圧巻のコレクションだった。 (いやぁ~、世の中には凄い人がいるんだなぁ…)と改めて思わせて貰った。 帰り際、数種類の郷土玩具を頂く事ができて感謝感激♪ バナー↓をポチポチッとお願いします その中の一つが「飛騨の三猿」 岐阜県に伝わる郷土玩具「さるぼぼ」は、飛騨高山のマスコットキャラクターとして定番のお土産になっている。 さるぼぼとは飛騨弁で「猿の赤ちゃん」という意味。 顔と体が赤い布で作られ、黒い頭巾と「飛騨」と書かれた前掛けを付けている。 子供の健やかな成長を願って作られた“さるぼぼ”は、飛

                                              飛騨の三猿:飛騨高山
                                            • 【山梨県の郷土玩具】甲府 酉土鈴:佐藤君三さん

                                              入手場所:県民情報プラザ 山梨県甲府市丸の内 バナー↓をポチポチッとお願いします 山梨県郷土玩具ツアー。 続いて訪れたのは「県民情報プラザ」 ここには山梨県の特産品や工芸品を一堂に集めて展示、販売している施設。 郷土玩具のコーナーには県内で作られた土鈴や張り子、土人形などが数多く並んでいた。 そんな中、手に取ったのは佐藤君三さんが作製した酉(鶏)の土鈴。 嫁さんは酉年生まれ、さらに山梨県にルーツがある事から購入した。 白ではなくやや肌色がかった鶏の土鈴、羽根の線がきちんと引かれ洗練された造り。 真っ赤なトサカ、目の周りがほんのりピンク色なのが特徴的。 佐藤君三さんは山梨県甲府市で活動されていた土鈴作家。 干支土鈴や虫切り鈴、創作鈴などを制作されており、特に甲府の旗笛の復元にも取り組まれたことで知られている。 山梨独自の節句飾りとして江戸時代から伝わる「かなかんぶつ」に関連する作品も手掛けて

                                                【山梨県の郷土玩具】甲府 酉土鈴:佐藤君三さん
                                              • 帖佐人形 天神土鈴:折田貴子さん

                                                入手場所:鹿児島ブランドショップ 鹿児島県鹿児島市名山町9-1 TEL:099-225-6120 バナー↓をポチポチッとお願いします 鹿児島郷土玩具ツアー。 鹿児島神宮→桜島(月讀神社)→鮫島工芸社と回り、数種類の郷土玩具を入手する事が出来た♪ 次に向かったのは鹿児島県内の伝統工芸品が展示・販売されている「鹿児島ブランドショップ」 駐車場(無料)に車を停め館内へ入ると、鹿児島県の物産品が数多く陳列されている。 奥の一画には「工芸品コーナー」があり、県内で作られた郷土玩具がズラリと並んでいた。 購入したのは高さ6.5cm、幅5.54cmの天神人形… かと思ったら、振るとカラカラ音がする。 裏を見ると鈴口が開いている「天神土鈴」だった。 烏帽子を被り梅鉢の文様が描かれた赤い装束を纏い、右手に金色の笏(しゃく)を持った天神様。 繊細なタッチで描かれ可愛らしい顔立ちをしている。 製作者は帖佐人形窯

                                                  帖佐人形 天神土鈴:折田貴子さん
                                                • 会津 古代犬張子(会津犬):五十嵐民芸店

                                                  入手場所:五十嵐民芸店 福島県会津若松市 全国にはいろいろな犬張り子が存在するけど… こんなに笑顔の犬張り子を見た事がない。 何だかメッチャ楽しそう、尻尾をブンブン振っている気がする。 このワンちゃんの表情を見ているだけで、こっちまで笑顔にしてくれる。 なんとも癒される犬張り子だ♪ 一生一笑 “笑う犬張り子”を見習って、楽しく笑顔で人生を過ごしたいものだ。 この犬張り子を購入したのは1995年。 仲間と会津高原のスキー場に行った帰り。 疲れているみんなを引き連れて赤べこの元祖「いがらし民藝」さんにお邪魔した。 店内にズラ~っと並んだ大小の赤べこの姿が忘れられない。 残念ながら「いがらし民藝」さんは平成17年に閉店されたそうだ。 ※木型は残してあるそうなので、いつかまた復活して下さる事を願っております。 入手日:1995年1月21日 ※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合があり

                                                    会津 古代犬張子(会津犬):五十嵐民芸店
                                                  • 倉敷 虎張り子:生水さん

                                                    岡山県倉敷市笹沖1202 TEL:086-422-3978 バナー↓をポチポチッとお願いします 今から30年前。 暇があっては「全国郷土玩具ガイド」という本を眺めていた。 全4巻からなるガイドブックで、各地に伝わる郷土玩具が写真付きで紹介されている。 郷土玩具を集め始めたばかりのオイラにとってバイブルのような存在だった。 どうしても手に入れたい郷土玩具の写真を見ては、ため息をついていた。 そんな矢先、自宅に小包が届いた。 見知らぬ人(しかも岡山県)からの小包だったので不信に思っていると… 「それ私からの誕生日プレゼントだよ」と嫁さん。 さっそく箱を開けてみると、中には虎張り子が入っていた。 しかも、当時欲しくてしょうがなかった「倉敷張り子」の虎だ。 嫁さんに聞くと、オイラに気づかれないように倉敷の生水さんのお宅に電話をして購入したとの事。 その当時、嫁さんにガイドブックを見せながら「好きな

                                                      倉敷 虎張り子:生水さん
                                                    • 奈良 鹿みくじ(一刀彫):春日大社

                                                      入手場所:春日大社 奈良県奈良市春日野町160 TEL:0742-22-7788 バナー↓をポチポチッとお願いします 奈良郷土玩具ツアー。 宿泊した奈良ホテルでレンタサイクルを借り、奈良の街へGO! 清々しい青空の元、風を切って進むチャリンコが気持ちいい♪ 奈良といったら鹿というのは分かっていたが、街のアチコチに鹿がいるのを見ると… (奈良に来たんだな~)って感じがして何だか楽しい♪ 先ずは「東大寺」に行って巨大な大仏様を拝観。 続いて春日大社に向かった。 若草山で鹿たちがのんびりと草を食む様子が見ながら進む… 地図では近いと思ったのに春日大社は広大で大変な思いをして辿り着く事ができた。 ここは全国にある春日神社の総本社。 奈良のシンボル的存在となっている鹿は、春日大社の神様のお使い。 国の天然記念物にも指定されているので奈良公園内で生き生きと生活している 奈良の鹿はインドの牛のような立場

                                                        奈良 鹿みくじ(一刀彫):春日大社
                                                      • 会津中湯川人形 牛乗り天神:青柳守彦さん

                                                        入手場所:会津武家屋敷 会津若松市東山町東山温泉入口 TEL:0242-28-2525 バナー↓をポチポチッとお願いします 第3回福島郷土玩具ツアー。 続いてやってきたのは会津若松市にある「会津武家屋敷」 会津武家屋敷は会津藩の家老であった西郷頼母邸を中心に、福島県の重要文化財を含む歴史的な家屋や資料館からなる歴史テーマパーク。 福島・会津のいいものを集めた「郷工房・古今」へは直接入る事ができる。 館内には会津を中心とした福島県内の郷土玩具がズラリと並んでいる。 そんな中、目を引いたのが鮮やかな「会津中湯川人形」 昭和57年に誕生した「会津中湯川人形」は青柳守彦さんが昔ながらの製法で土人形を作っている。 黒い座牛の上に乗る烏帽子を被った天神人形の高さは9.5cm。 梅鉢の文様が描かれた赤い装束を纏い、右手に笏(しゃく)を持っている。 細い筆を使った繊細で端正な顔立ち、知的な感じがする天神様

                                                          会津中湯川人形 牛乗り天神:青柳守彦さん
                                                        • 石見長浜土鈴 ひょっとこ: 日下義明商店

                                                          入手場所:島根県物産観光館 根県松江市殿町191 TEL:0120-404-150 バナー↓をポチポチッとお願いします 島根県郷土玩具ツアー。 国宝 松江城から目と鼻の先にある「島根県物産観光館」 ここは島根県の特産品やお土産品を展示・販売する施設。 島根県産のものが豊富に揃っていて、もちろん郷土玩具も数多く販売されている。 石見長浜土鈴は島根県浜田市の伝統工芸品で、約400年の歴史がある。 その中の1つ「石見長浜土鈴のひょっとこ」を購入。 片目をつぶり、口を尖らせた面白い顔の男。 「ひょっとこ」といえば日本人を代表とする変な顔。 実は「ひょっとこ」は、わざと変な顔をしているワケではなく、 風呂の火を焚く仕事をしているのだ。 風呂釜のバックヤードで、竹筒を使って息をフーフー吹きかける火男(ひおとこ)… そのユニークな姿(口を尖がらせ、煙が目に入って痛がっている)を模したのが「ひょっとこのお

                                                            石見長浜土鈴 ひょっとこ: 日下義明商店
                                                          • 邑久張り子 首振り虎:武久守さん

                                                            入手場所:岡山県観光物産センター 岡山県岡山市表町1-5-1 TEL:086-234-2270 バナー↓をポチポチッとお願いします 岡山県郷土玩具ツアー。 岡山駅と岡山城の間にあるシンフォニーという円筒状のビル。 その1階に「岡山県観光物産センター」があり、県内の郷土玩具や特産品を販売している。 観光物産センターに入った瞬間、目がキラキラ! 凄い数の郷土玩具が並んでいる~♪ どれもこれも郷土玩具の本やHPで見て(いいな~、欲しいな~)と熱望していたモノばかり。 興奮気味に郷土玩具の写真をパシャパシャ撮っていると… ふと視線を感じたので振り返ってみると、レジにいる3人の女性がオイラを見つめていた。 ※確かに怪しいオッサンだ… 高さ20cm、長さ26cmの大きな虎張り子は武久守さんの作品。 口を大きく開き、獰猛な雰囲気がよく表現されている。 江戸時代末期より邑久群の農家で作られてきた張り子の虎

                                                              邑久張り子 首振り虎:武久守さん
                                                            • 芝原人形 鯛抱き小僧:千葉惣次さん

                                                              入手場所:千葉さん宅 千葉県長生郡長南町 【ブログランキングに参加しています】 2つのバナーをポチッと押して応援よろしくお願いします( •ᴗ• )⸝ この日は芝原(しばら)人形を製作されている千葉さんのお宅にお邪魔した。 千葉さんのお宅があるのは千葉県長生郡というところ。 空気や景色がとても綺麗で地名のとおり長生き出来そうな環境だ。 近くにある「笠森観音」は、国の重要文化財に指定されている。 桃山時代に建立された由緒ある寺で、日本唯一の「四方懸造り」という珍しい構造。 ※岩の上に建っているのが不思議な感じ、上まで登ると結構怖かった。 芝原人形の「鯛抱き小僧」は高さ5cmの小さな土人形。 中に玉が入っているので振るとカラカラ音がするので、地元では「石ころ雛」とも呼ばれている。 顔(特に目の周り)が、ほんのりピンクに彩色されているのが芝原人形の特徴。 素朴な顔立ちの小僧クン、ピンクなのでなおさ

                                                                芝原人形 鯛抱き小僧:千葉惣次さん
                                                              • 奈良井 そば喰い猿:藤屋土産物店

                                                                入手場所:藤屋土産物店 長野県塩尻市大字奈良井420-1 バナーをポチッとお願いします 長野県木曽郡にある奈良井宿は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、昔ながらの風情ある町並みが保存されている。 江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気が堪らない。 そんな中、訪れたのが「藤屋土産物店」さん。 ご主人の中西さんは、かしら人形(首人形)を始め、土鈴、土人形,etc. 彩色が綺麗で味のあるオリジナル作品を作られている。 「そば喰い猿」は高さ8cm、長さ10cmのカラクリ玩具。 後ろに出た木を引っ張る事により“猿が大きな口を開けてそばを食べる”という一連の動作を繰り返す。 動きがめっちゃユニークで可愛いお猿さん。 蕎麦を食べるとは、さすが蕎麦処信州ならでの玩具だね。 信州奈良井の郷土玩具、店内には数々のカラクリ人形が奈良んでいた。 入手日:2006年7月15日 ※掲載されている内容は当時のも

                                                                  奈良井 そば喰い猿:藤屋土産物店
                                                                • 木曽 嫁入り駒:木曽暮らしの工芸館

                                                                  入手場所:木曽暮らしの工芸館 長野県塩尻市大字木曽平沢2272-7 TEL:0264-34-3888 バナーをポチッとお願いします 信州郷土玩具ツアー。 中央線の特急あずさに揺られる事1時間半、松本駅に着いた。 駅前でレンタカーを借り、向かうは木曽路の奈良井宿。 街道を制限速度内でぶっ飛ばしていると… 「木曽暮らしの工芸館」という大きな建物があったので入ってみた。 「木曽くらしの工芸館」は木の国・木曽が誇る"木"にこだわったミュージアム&ショップ。 家の建材や家具、暮らしの道具、工芸品などが多数展示・販売されていた。 ここで見つけた木工品が「木曽の嫁入り駒(高さ10.5cm、長さ10.5cm)」 花嫁を乗せた飾り馬がのどかに木曽路を歩く姿を表した郷土玩具。 表側は華やかな衣装を着た花嫁と飾り馬。 裏には「絵馬」の形態を今日に伝える「馬の象形文字」が書かれている。 手作りの温もりと伝統に培わ

                                                                    木曽 嫁入り駒:木曽暮らしの工芸館
                                                                  • 睦犬:住吉大社

                                                                    入手場所:住吉大社 大阪府大阪市住吉区2-9-89 TEL:06-6672-0753 【ブログランキングに参加しています】 2つのバナーをポチッと押して応援よろしくお願いします(^o^)/ 初めての大阪旅行。 家族をUSJに残し、1人で「大阪郷土玩具ツアー」に出かけた。 真っ先に訪れたのが住吉大社だ。 全国約2300社余の住吉神社の総本社である住吉大社。 正月三が日の初詣参拝客数は毎年200万人を超え、地元では「すみよっさん」と呼ばれ親しまれている。 広い境内を進むと社務所があった。 住吉大社の社務所は郷土玩具(授与品)だらけ、マニアには垂涎ものだ。 中でも(おっ、これは!)と思ったのが… 白地に黒ブチ(雄)と茶ブチ(雌)2頭のワンちゃんが交尾している様子を象った土人形。 睦犬は「和合犬」とも呼ばれ、安産・夫婦和合のご利益があるそうだ。 高さ5cm、長さ6.5cm、オス犬の左腿には「住吉大

                                                                      睦犬:住吉大社
                                                                    • 弓野人形 子供相撲:江口人形店

                                                                      入手場所:うなぎの寝床 福岡県八女市本町327 TEL:0943-24-8021 バナー↓をポチポチッとお願いします この人形を購入した「うなぎの寝床 旧寺崎邸」さんは古民家をリノベーションした純和風の建物、白い暖簾が揺れている。 本来「うなぎの寝床」というと間口が狭く奥行きが長い間取りの事だけど… こちらの店舗は間口が広くとても赴きのある造りになっている。 白暖簾をくぐり店に入ると、どこか懐かしい空気が漂う和の空間があった。 こちらは「衣・食・住」をテーマにした様々な商品を取り扱っているセレクトSHOP。 靴を脱いで上がると、そこには陶芸品や木工品、ガラス製品、和装の服、籠、郷土玩具,etc. いろいろ味のある商品が展示販売されていた。 こちらの子供相撲(弓野人形)は江口人形店さんの作品。 弓野人形は佐賀県武雄市西川登町弓野地区で、型おこしから絵付けまで手づくりで製作されている素朴な土人

                                                                        弓野人形 子供相撲:江口人形店
                                                                      • 【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん

                                                                        入手場所:県民情報プラザ 山梨県甲府市丸の内1-8-5 TEL:055-221-3040 バナー↓をポチポチッとお願いします 山梨県郷土玩具ツアー。 山梨県庁内にある県民情報プラザにある「物産展示コーナー」県内のあらゆる特産品を展示販売、隣接の「物産観光情報コーナー」では展示品の詳細を案内していた。 山梨県は郷土玩具がそれほど多い県ではないけれど、魅力的な達磨や土人形、土鈴が並んでいる。購入したのは黄色くて小さな「甲州豆だるま」 江戸時代から作られ400年以上の歴史もさることながら、その気品と風格は日本一と定評があるそうだ。 同封の栞によると… 400年の昔、当時甲府上一条町に住んでいた武井八エ門、京都から来甲した某僧より張り子の技術を習得して、武田信玄公の顔を模して作り始めたと伝えられています。 「甲州だるま」の特徴は顔面の彫りが深く、鼻が鷲鼻のように大きく、目玉を下瞼に接して書き入れる

                                                                          【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん
                                                                        • 倉敷 ひねり人形(桃太郎):生水幹一さん

                                                                          入手場所:日本郷土玩具館 岡山県倉敷市中央1-4-16 TEL:086-422-8058 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の倉敷「郷土玩具ツアー」 続いてやって来たのは憧れていた美観地区にある「日本郷土玩具館」 昭和42年(1967年)に開館した、日本の伝統的な玩具を集めた博物館。 館内には全国各地から集められた郷土玩具が約5000点展示されており 江戸時代から現代までの玩具を見る事ができる。 展示品には土人形、張り子、木彫りの人形、土鈴、独楽などが多数展示され、見ているだけで懐かしさが込み上げてくる。 購入した手捻りの「桃太郎人形」は生水幹一さんの作品。 桃太郎と昔ばなしの桃太郎に登場する動物(猿・犬・キジ)のセット。 岡山県は桃太郎ゆかりの地なので、桃太郎関係のお土産が多く作られている。 桃太郎の高さは2cmぐらい、とても小さくて可愛らしい人形たちだ。 「日本郷土玩具館」は日本の

                                                                            倉敷 ひねり人形(桃太郎):生水幹一さん
                                                                          • 厄除の大蛇絵馬:奥澤神社

                                                                            入手場所:奥澤神社 東京都世田谷区奥沢5-22-1 TEL:03-3718-2757 バナー↓をポチポチッとお願いします 正月恒例の授与品ツアー。 世田谷区にある奥澤神社にやって来た。 こちらの祭神は誉田別命(応神天皇)と倉稲魂之命の2柱。 誉田別命は室町時代に吉良氏の家臣である大平氏が奥沢城を築くときに勧請した八幡神。 倉稲魂之命は明治時代に合祀された旧奥沢本村の鎮守である子安稲荷神社の祭神。 参拝後、社務所で拝受したのは「大蛇の絵馬」 絵馬に土で作られたザンバラ髪の大蛇の頭が貼り付けられている。 土人形が付いた絵馬は珍しいけど、髪の毛が生えたヘビはもっと珍しい。 この絵馬は一家和楽・心体健全・招福開運の御利益があるそうだ。 同封の栞によると… 【厄除の大蛇】 江戸時代の中頃。 この地方に疫病が流行し病に倒れる者が多かったとき、奥澤の大神のお告げにより厄除の大蛇を巡行させたところ直に疫病

                                                                              厄除の大蛇絵馬:奥澤神社
                                                                            • 熊本 木の葉猿(馬乗猿):木葉猿窯元

                                                                              入手場所:熊本県伝統工芸館 熊本県熊本市中央区千葉城町3-35 TEL:096-324-4930 バナー↓をポチポチッとお願いします 熊本旅行の際、前もって熊本県内の郷土玩具を一手に展示・販売している「熊本県伝統工芸館」に連絡。 入手したい郷土玩具の取り置きをお願いした。 レンタカーで熊本市の市内観光、熊本城の周りは震災の爪跡が生々しく残っていた。 目的の「熊本県伝統工芸館」は熊本城から目と鼻の先にあった。 1階にある「工芸ショップ匠」で名前を告げると、予約しておいた郷土玩具をカウンターに並べてくれた。 その中の1つが高さ10cmほどの木の葉猿(馬乗猿) 木の葉猿(このはざる)は、猿の形をした素焼きの土人形は熊本県を代表とする郷土玩具。 馬に乗った猿のとぼけた顔立ちが印象的。 素朴な手びねりで作られた猿、赤・青・白の彩色がエキゾチックでアフリカの民芸玩具のようにも見える。 購入した熊本県伝

                                                                                熊本 木の葉猿(馬乗猿):木葉猿窯元
                                                                              • 吉備津土人形 桃乗せ馬:東隆志さん

                                                                                入手場所:日本郷土玩具館 岡山県倉敷市中央1-4-16 TEL:086-422-8058 【ブログランキングに参加しています】 2つのバナーをポチッと押して応援よろしくお願いします( •ᴗ• )⸝ 岡山郷土玩具ツアーで倉敷を訪れた。 倉敷美観地区は柳並木の倉敷川を中心に美しい白壁の蔵屋敷の中、 大原美術館をはじめ、考古館、民芸館など多くの文化施設がひしめきあい 江戸時代にタイムスリップしたような気持になる。 そんな美観地区の中心部にあるのが「日本郷土玩具館」 その名の通り郷土玩具が種類別や県別に展示されており、その数は凄まじいものがあった。 展示されている中には廃絶してしまった郷土玩具も数多くあり、まさに「喉から手が出る!」といった気分だった。 桃乗せ馬(土人形)は高さ7.5cm、長さ9cm。 背中に巨大な桃を乗せた白馬の土人形、東隆志さんの作品だ。 頭が大きく仔馬のようでメッチャ可愛い♪

                                                                                  吉備津土人形 桃乗せ馬:東隆志さん
                                                                                • 三春張り子 俵牛:本家恵比寿屋

                                                                                  入手場所:本家恵比寿屋 郡山市西田町高柴字舘野161 TEL:024-971-3175 バナー↓をポチポチッとお願いします 高柴デコ屋敷の一軒。 本家恵比寿屋さんに入るとお婆ちゃんが張り子を作っている姿が見えた。 正面には小物が並び、右側には干支の張り子がズラリ。 来年は戌年という事もあり、犬張り子が大量に並んでいた。 奥には巨大な三春達磨が睨みを効かせている。 こちらは高さ8cm、長さ11cm、俵牛(俵を背負った牛)の張り子。 同じ福島県でも会津の赤ベコとは顔立ちが随分違うね。 高柴デコ屋敷に伝わる俵牛は頭と腹が黒く背が赤い。 両側に緑色の大きな俵を背負っているけど、俵の中身は何だったのだろう? 同封の「俵牛」の栞によると、3つの説があった… 1.油樽を菰にくるんだ物 2.遠路はるばる運んだ塩 3.養蚕が盛んだった事から繭を入れた大カゴ 当時の郡山地方にはこのような牛を引く姿が数多く見ら

                                                                                    三春張り子 俵牛:本家恵比寿屋