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西條奈加の検索結果1 - 13 件 / 13件

  • 元やる夫スレ作家の書いた小説が今度は直木賞の候補にノミネートされる。【インビジブル】

    日本文学振興会 @shinko_kai 第164回直木三十五賞の候補作は、以下の6作です。 芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』(文藝春秋) 伊与原新『八月の銀の雪』(新潮社) 加藤シゲアキ『オルタネート』(新潮社) 西條奈加『心淋し川』(集英社) 坂上泉『インビジブル』(文藝春秋) 長浦京『アンダードッグス』(KADOKAWA) #直木賞 2020-12-18 05:00:01

      元やる夫スレ作家の書いた小説が今度は直木賞の候補にノミネートされる。【インビジブル】
    • ゾクリとするがせつなくもある 江戸の「ふしぎ」な物語集 |

      細谷氏の編集というのも信頼 できるわよね。どの物語も ハッさせられたり余韻が残ったりと 印象深いものばかりよ。 『ふしぎ<霊験>時代小説傑作選』宮部 みゆき (著), 西條 奈加 (著), 泉 ゆたか (著), 廣嶋 玲子 (著), 宮本 紀子 (著), 細谷 正充 (編集) PHP文芸文庫 あらすじ国見屋の客として迎えられた少女は、相手の罪を映し出す目の持ち主だった(睦月童」)。 江ノ島から築地明石町へと嫁いできた駒。 立派なこの屋敷では、かつてその家主だった老人が殺されたという。 恐怖と心細さに気を沈ませる駒だが…(「潮の屋敷」)。 父を亡くした太一は紙屑問屋へ奉公にあがることになった。 仕事にも慣れてきた頃、太一はふしぎな声を耳にする(「紙の声」)。 江戸の「ふしぎ」を5人の女性作家が描く、アンソロジー。 その瞳に人の悪事を映し出す少女国見屋の客として迎えられた田舎者丸出しの少女、イ

      • 『物語内の「ギャル」』の役割、「寅さん」を手掛かりに考える試論。【大人のおとぎばなし】 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

        ブクマにさらにブクマがつくのは、時折あるし自分もやったことあるけど、なかなか珍しい。それだけ興味深い論考だという事。 ギャル服の会社にいた頃の飲み会で「死ぬまでに会いたい人」の話になったとき、ギャルが背中を押してくれた話 - Togetter 現代における「ギャル」は落語における大家さんや八っつぁんみたいなキャラクター。(おっさんが人情を担えなくなったのでその替わりに登場)/この話の真実度に文句がある訳ではなく、普段感じてた事を書きました。2020/06/20 08:47 b.hatena.ne.jp id:kincity さんのブクマは、この記事に対してつけられた。 togetter.com そのあと、ブクマで関連的な話題として、これが紹介されている わたしがギャルに救われた話(1/3) pic.twitter.com/lqME0aYnFj— 朝日 夜@ギャルとぼっち一巻6/22発売!!

          『物語内の「ギャル」』の役割、「寅さん」を手掛かりに考える試論。【大人のおとぎばなし】 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
        • 一線を退いたからこそ見えるもの、できることがある |

          孫が犬や猫を拾ってきたり 仲間の子供達を連れてきたり。 これまで子供や孫の世話は家族に まかせっきりだったご隠居は 子供の扱いも慣れなくて大変な思いをするの。 『隠居すごろく』西條 奈加 (著)角川文庫あらすじ巣鴨町に店を構える糸丼屋の嶋屋。 六代目の主、徳兵衛は還暦を迎え、隠居を決意。 村の外れ、嶋屋からもそう遠くない古びた百姓家に移り住む。 のんびりと優雅な暮らしをするはずが、孫の千代太が遊びにくるようになってからというもの、次から次へとやっかいごとが起こる。 気がつけば徳兵衛の住まいは、千代太の仲間の子供たちのに義嫌かな声で溢れている。 隠居は、すごろくで言えば人生の「あがり」と考えていた徳兵衛。 果たして第二の人生に「あがり」はあるのか。 静かな隠居生活を送るはずが…仕事一筋三十三年の徳兵衛は隠居を決意。 慌てて引き止める跡取り息子の吉郎兵衛、夫を亡くして家に戻って来たお気楽ものの

          • 待った無し!!の社会問題を改善すべくキャバ嬢が立ち上がる! |

            『永田町小町バトル』 西條 奈加 (著) 実業之日本社文庫 あらすじ銀座で夜間預かり専門の託児所を運営、現役キャバ嬢、そして小学六年生の娘を育てるシングル・マザー、芹沢小町は衆議院選挙に当選。 与党のサラブレッド、小野塚遼子と何かと比較されつつ、子供にまつわる問題に取り組んでいく。 野党の異端児、小町は政党の壁、政策の壁を突破し、子供問題を前進させることができるのか。 小さな町で、家族とともに幸せにくらしていた小町は、町会議員を務めた父の後を継ぎ、議員選に立候補しようとします。 しかし、保守的な夫や、夫の両親から猛反対されます。 反対を振り切って立候補するも、結果は落選。 離婚し、娘は夫のもとへ。 町を出た小町は生活のためにキャバ嬢をはじめます。 そこへ夫と暮らしているはずの娘が、1人で小町のもとへとやってきて…。 世間から何を言われようと「お母さんはカッコイイ」と言ってくれる娘のために、

            • 竹芳さま:和糖どら焼き - 🍵大福だんごお菓子な毎日🍵

              盛岡駅人気お土産1位…その通りだぁ~ 丸基屋さんのお菓子を買って、次は竹芳さんへ…。日頃食べなれている『和糖どら焼き』が、盛岡駅人気№1のお土産の栄誉をうけていました。改めて食べてみると、やはり1位であることは疑いのない美味しさなのです。手に取った瞬間の感触が『ほわっ♪』としている。まるで羽毛のような軽やかな生地に包まれているのは、あんこだけじゃなく僕自身もふわりと包まれた感じです。この生地に寄り添う餡も『さらり』とした味わい。和糖とは和三盆糖らしく、その甘さは微笑むような風が通り過ぎていく甘さなのです。この美味しさは、ドラえもんならのび太君に道具を出すのを忘れるくらい夢中になること間違いなしです。 ☝鞄に入れているうちに形がいびつになってしまいました(泣) どら焼きはお店を映す鏡?? お菓子のブログを始めてから、特に注意して食べるようにしています。何度も色んな和菓子店のどら焼きを食べて、

                竹芳さま:和糖どら焼き - 🍵大福だんごお菓子な毎日🍵
              • 青山美智子、朱野帰子、一穗ミチ、奥田亜希子、西條奈加 著『ほろよい読書 おかわり』より。読書は日常。 - 田舎教師ときどき都会教師

                「月並みだけど、生牡蠣食べるならこれだよね」と行人が選んだのはシャブリだった。レモンのように酸味が強く、生牡蠣のミネラル感と同調してくれる。一杯目はいつもこれだ。 「ワインもいいけど……」と莉愛は迷っていたが、「やっぱ日本酒かな」と純米吟醸を選んでいた。アルコール度数高め、うすにごりの生原酒だ。 生牡蠣よりも先に酒が運ばれてきた。まずは、お疲れ様でした、と軽く乾杯だけすする。 「さあ、牡蠣をたくさん食べるぞ」 莉愛が純米酒を口に含んだ。 「負ける気がしない」 行人もシャブリを飲んだ。 (青山美智子、朱野帰子、一穗ミチ、奥田亜希子、西條奈加『ほろよい読書  おかわり』双葉文庫、2023) こんにちは。どうでしょうか。月並みだけど、牡蠣、食べたくなりますよね。シャブリ、飲みたくなりますよね。食べたくなったし、飲みたくなったので、定時に学校を出て、オイスター・バーへ。 5名の作家(青山美智子、朱

                  青山美智子、朱野帰子、一穗ミチ、奥田亜希子、西條奈加 著『ほろよい読書 おかわり』より。読書は日常。 - 田舎教師ときどき都会教師
                • 小川糸 著『私の夢は』より。生きている限り、夢は増えていくもの。 - 田舎教師ときどき都会教師

                  日本に戻ってきて、人工物の多さにぎょっとした。ウランバートルは大都会だけど、そこから車で30分も走れば、もう電気もない大草原だったから。日本の町並みを見て、よくぞここまでいろんな物を作ったなぁ、と感心してしまう。 そして、人の多さにもびっくりした。渋谷で電車を乗り換えるだけで、3週間、モンゴルで出会った人の数を、はるかにしのぐ数の人達とすれ違った。 今までの私だったら、ここで、あーあ、と思っていた。でももう、どんなに人工物を目の当たりにしても、その向こうに、草原が見える。はっきりと、緩やかな丘のような山並みが、見えるのだ。そこには、羊の群れもいるし、人の営みを守る小さなゲルもある。そしてもう一人の私が、その草原で、自由に馬に乗り、大地に手足を広げて、ゴロンしている。 (小川糸『私の夢は』幻冬舎文庫、2012) こんばんは。昨日は熱中症警戒アラートが出ていたにもかかわらず、近隣の学校がやって

                    小川糸 著『私の夢は』より。生きている限り、夢は増えていくもの。 - 田舎教師ときどき都会教師
                  • 【グルメな小説】飯テロ本!食をテーマにした美味しい食べ物小説・厳選16選! - 桜色のブログ

                    こんにちは。先日、『美味しい料理店が舞台の小説』をご紹介したのですが、その際、お店が舞台ではないということで、ご紹介しなかった作品が結構あったので、今回はそちらをご紹介していきたいと思います! そんなわけで、美味しい料理が出てくるグルメ小説をお届けします。 ミステリーからファンタジー、お仕事小説に感動作などなど、いろんなジャンルの「食」がテーマになった小説です。 生と死、食べることは生きること キッチン / 吉本 ばなな 赤の他人との不自然で自然な日常の中で、生きることを取り戻す 私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う――。 同居していた祖母を亡くし途方に暮れていた桜井みかげは、田辺家で居候することになり、友人の雄一、その母親のえり子さんとの奇妙な生活が始まります。 絶望の底で感じる人のあたたかさ、過ぎ去る時が与える癒し、生きることの輝きを描いた鮮烈な吉本ばななデビュー作。 キッチン

                      【グルメな小説】飯テロ本!食をテーマにした美味しい食べ物小説・厳選16選! - 桜色のブログ
                    • 織守きょうや、坂井希久子、額賀澪、原田ひ香、柚木麻子 著『ほろよい読書』より。君たちはどう生きるか。 - 田舎教師ときどき都会教師

                      「でもま、しょうがないよね。もうナオのいない世界には戻れないし、考えたくもない。体はキツいし悩みごとも増えたけど、全部帳消しになっちゃう瞬間があるから。妊活頑張った甲斐があったよ」 「そっかぁ」 「いいよ、子供。予測不可能で」 カランと、手にしたグラスの中で氷が鳴る。とろりとした甘い梅酒。心の表面のささくれも、優しく覆ってくれればいいのに。 (織守きょうや、坂井希久子、額賀澪、原田ひ香、柚木麻子『ほろよい読書』双葉文庫、2021) こんばんは。昨日、久しぶりに映画館に行って、人生初となる「はしご」をしてきました。宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』と、クリストファー・マッカリー監督の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』です。 いいよ、映画。予測不可能で。 ナオの母に倣ってそう言いたいところですが、どちらも過去の作品へのセルフオマージュ的なシーンが多く、予測可能

                        織守きょうや、坂井希久子、額賀澪、原田ひ香、柚木麻子 著『ほろよい読書』より。君たちはどう生きるか。 - 田舎教師ときどき都会教師
                      • 2023年に読んだ本の中からおすすめ10作品を紹介する - 書に耽る猿たち

                        (2023.12 東京都台東区にある古書店「フローベルグ」の書庫 この洞穴みたいな空間は地下に続いていて、乱雑に積み上げられた本たちに囲まれた書店員さんがなんだか羨ましくなった) もうこんな時期に来てしまった。一年があっという間だという陳腐な言葉にもほとほとうんざりする。このブログを続ける限りは年に一度はこの企画をやろうと決めているので、今年も、昨年2023年に読んだ本の中から個人的なおすすめ10作品を読み終えた順(ランキング形式ではなく)に紹介しようと思う。 第1作目 『ネイティヴ・サン アメリカの息子』リチャード・ライト 2023年に入って最初に読み終えた1冊。これが今年のベストになるだろうなという予感がして、まさにその通りになった。こんなに感動できる小説にはなかなかお目にかかれない。今でも読んでいる途中の興奮・熱狂、恐怖、読み終えた時の感動・ひとすじの光は忘れられない。いま思い返すと

                          2023年に読んだ本の中からおすすめ10作品を紹介する - 書に耽る猿たち
                        • 「おとなの始末 落合恵子」他:2023年7月のオーディブル - ふくみみdiary

                          39.オケ老人 荒木源 ナレーター:長田任 Audible版『オケ老人! 』 | 荒木 源 | Audible.co.jp 始まりは思わず笑ってしまうような展開で楽しかったです。オーケストラの話ではありますが、なぜかロシアのスパイが登場して荒唐無稽な物語と思っていましたが、なぜか最後に溶け合う不思議。 オーケストラ経験者やクラシック音楽に詳しい方ならもっと違う角度からも楽しめるんだろうなと思いながら聞きました。 個性豊かなおじいちゃん、おばあちゃんに揉まれながら主人公が成長していく姿は頼もしく、最後はさわやかな気分でした。 映画にもなっているそうですが、映画は見ておりません。 40.おまけのこ 畠中恵 ナレーター:市川笑野 Audible版『おまけのこ 』 | 畠中 恵 | Audible.co.jp ちょっといつもの雰囲気と違う感じもして戸惑いましたが完走。 41.うそうそ 畠中恵 ナレ

                            「おとなの始末 落合恵子」他:2023年7月のオーディブル - ふくみみdiary
                          • バラエティ豊か、猫にまつわるアンソロジー『ねこだまり』 - あとは野となれ山となれ

                            女性作家ばかりの時代小説傑作選。 顔ぶれは、諸田玲子・田牧大和・折口真喜子・森川楓子・西條奈加、そしてトリを務める宮部みゆきの面々。ミステリー風あり、人情ばなしあり、怪談風あり・・・とバラエティに富んでいながら全体的なまとまりもよく、なおかつ一つひとつ読みごたえも十分だ。 お婆さまの猫  諸田玲子 思う人を心に秘めて同じ御先手組の与力に嫁いだ結寿(ゆず)。婚家には少々記憶が心もとなくなったお婆さまがいた。そのお婆さまが可愛がっていた猫がいなくなり、猫の足では行けそうもない遠い場所で見つかる。しかもそこの主は、スイカの種さえもったいないから吐き出さないというごうつくばりの旗本。外国の血が混じっているらしい珍しい猫を手放すわけがない。さてどうやってお婆さまのもとに取り戻すのか・・・。 包丁騒動  田牧大和 猫の絵ばかり描いている売れない絵描きの拾楽。彼の飼い猫サバは珍しいオスの三毛猫で、しかも

                              バラエティ豊か、猫にまつわるアンソロジー『ねこだまり』 - あとは野となれ山となれ
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